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『桜の街を作りたい』

私が10年以上、頭の中に描いている夢のひとつ。

小さい頃は花に興味はなかった。
何故なら、北海道の田舎という一年の4分の1は花が咲かない土地に住んでいて、あまり町に花自体がなかったからだ。

桜なんて一般的な春には咲かないで、ゴールデンウィークに咲く季節外れの花という認識だった。

大人になって都会に出た時(それでも道内だけれど)、ちゃんと春に桜を目にするようになる。

『こんなに綺麗に咲くのに、どうしてすぐに散ってしまうんだろう』

桜をよく見るようになってから、毎年春が来る度にそう思うようになった。

北海道の桜は、本州によくある桜とは少し違って色が濃い。
寒いところだと色が濃くなったりするらしい。

種類としては、エゾヤマザクラ、八重桜、ソメイヨシノ辺りが定番。

今は本州に住んでいるので、春に見るのは色の薄い桜が多いけれど、私個人的には色の濃いピンク色の桜が好きだ。

咲き始めて満開になるまで、どんなに雨に打たれても、どんなに風に吹かれても、力強く咲き誇る。

凛とした美しい桜の花、それを支える太く強い木。

けれど、満開になればあっという間に桜の花びらは風に舞って散ってしまう。

この咲き終わりの儚さは切なくて、でもとても綺麗で。

咲き始めから咲き終わりまで、ずっと桜は桜らしい。

一年のうちの数週間、早ければ1週間の命を精一杯生きる桜の魅力は私の語彙力ではとても伝えきれないけれど、それでも私はそんな桜が大好きだ。


そしてタイトルの

『桜の街を作りたい』

という思考に至った。

桜の街なんてどうやって作るんだと我ながら思う。

DASH村みたいなことをやる力は私にはないわけで。

ただ、街には至る所に桜の木を植えて、春になれば街中がピンク色に染まっているのを地上からも空からも見てみたい。

観光地化して、桜餅、桜味のドリンク、桜のソフトクリーム、桜せんべいなどなど、桜味の食べ物飲み物を食べ歩きできるようにしたり。

桜まつりとか桜スタンプラリーとか桜の街のイメージキャラクターを作ったりイベントをするのも楽しい。

桜が散ってから次の春まで、花が咲いていなくても桜を感じられるような取り組みも考えたりして。



やりたいことが尽きませんね。
いつかこの夢が叶う時が来たらいいなと思います。

季節外れでしたが、ふと桜の街のことを思い出したので書いてみました。

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