違う星に生まれた人たち
まえがき
最近、人間関係に悩んでいて、色んな人に相談していたのだけれど、本当に沢山の気付きがあった。
ほんの一部だけど自分なりに学んだことをまとめたいと思う。
もし、誰かと分かり合えないと感じて悩んでいる人がいたら、読んでみて貰えると嬉しい!
私たちは違う星のもとに生まれている
氷山の海上に見えている部分は、氷山全体の約10%らしい。
目の前の人の言動は氷山の一角に過ぎないのに、私たちは氷山の一角を見て、その人の全てを分かったつもりになっている。
海中の氷山をいくら憶測したとしても、実際に見に行くまでは、そこにどんな氷山が隠れているか分かっていないのだ。
例えば、とある男性が気になる女性に「ご飯を行きませんか?」と誘われたとする。彼は「自分のことが好きなのかな」と思うかもしれないけれど、実際には彼女は「女性だけだと入りずらいお店だから誘った」だけかもしれない。
これは、言動の裏にある価値観の違いが、ポジティブに働いているケース。
これはあまり大きな問題にはなりずらい。
大きな問題になりやすいのは、ネガティブに働いているケース。
自分の価値観で相手を判断して、相手の言動に不安や不満を感じてしまう。
しかも、判断の正しさを証明するための情報を無意識に集めてしまうこともある。
例えば、仕事が忙しくでデートができない彼に対して、彼女が「私のことが好きじゃないんだ」と憶測して、浮気の証拠を探してしまうやつだ。
もしかしたら彼は「仕事で成果を出して大好きな彼女に褒めて欲しい」だけかもしれない。
ちなみに、私はポジティブな勘違いもネガティブな勘違いもすっごく多い笑
他人を同一視して、言動の裏にある価値観を憶測してしまう。
多分、他人のことは異星人だと思うくらいが良いんだと思う。
どうすれば異星人と協定を結べるのか
相手の言動に違和感や懸念を感じたら、確認するのはどうだろうか。
「これってこういうこと?」とか。
確認を怖がったり、億劫がったりしてしまうと、言動の裏にある価値観を見にいくことは出来ない。
あとは、自分の価値観が伝わってないと思ったら、伝わるまで伝えることも大事にしたい。
「私の言いたいこと伝わってる?」とか。
自分の価値観を伝えることで、相手に考える機会が生まれ、相手自身も気づいていなかった価値観が引き出せることもある。
家族とか古い友人とかって、長い時間を共に過ごしたり、喧嘩というフィードバックを通じて、やっと分かり合えている存在な気がする。
とはいえ、協定を結べない異星人もいるよね
相手の言動の背景にある価値観を理解できたとしても、肯定出来ないことは沢山ある。
しかも、相手の氷山の下をちゃんと見に行くには、もの凄い労力が必要だから、そこまでの労力を誰に割くかというのも考えどころだ。
相手の価値観を理解するのは、一言語を習得するレベルで難しかったりする。
だから、それでも分かり合いたいなら向き合えばいいし、分かり合う必要はないと思うなら気にせず距離を取ればいいと思う。
あとがき
色々書いたけど、私は一緒にいて居心地の良い友人たちに甘えてきた人生だったから、価値観のすり合わせがとても苦手。
価値観のずれをそのままにしてしまう癖は、私のメンタルモデルにも関わる問題だから、「確認する」ことへの恐れを乗り越えるのには苦労しそうだ。
だけど、分かり合いたいと思う人たちが沢山いて、目の前のその人を見たいという気持ちは強いから勇気を出して乗り越えていきたい。
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