色付く木々の下で、祈りを
とある、学園敷地内の並木道
色付きが深まりゆく
高く聳える銀杏や欅を仰ぐ
深まる秋の夕日に照らされた
木々の葉たちは、
立体的にキラキラと嬉しそうに
輝いている。
木漏れ日の温もりが心地良い。
遠く後方からは、
小学生たちの
朗らかな笑い声が近づいてくる。
− なんて豊かな光景なのだろう −
自然と涙が溢れ出す。
世界中の全ての人が
一秒でも早く
恐れや悲しみから解放され、
たとえ ささやかでも
心から豊かさを感じられる瞬間が
訪れますように
まずは私たちが
豊かな心をもとう。
きっとそれは伝わるから