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「子どもは元気が一番よ」
夏の思い出、というと、我が子が小さかった頃の懐かしい光景が心に浮かんできます。
照りつける太陽と木陰、蝉の声、玉の汗が吹き出し、光に反射して輝いて見える、くりくりの坊主頭の三兄弟。
拾った木の棒を片手に、走ったり、転んだり、地面をつついたり。
当時、マンションに住んでおり、階下にはご年配のご夫婦が暮らしていました。
2歳差違いの男の子三兄弟が、毎日、家の中でおとなしくしているはずがありません。家にはとてもいられない、という思いで、公園へ通う日々でした。
それでも、毎日ドタバタとうるさかったことは間違いないのです。
しかし、階下のご婦人にお会いすると、「うるさくてすいません💦」と平謝りの私に、いつも笑顔で「いいのよ、気にしないで。子どもは元気が一番よ。」と言ってくださいました。
その言葉にどれだけ救われたか分かりません。もう10年以上前の話ではありますが、あの時のご恩を、私も何かしらの形で、次の世代に繋いでいけたら、といつも思っています。