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今話題の多重露光(多重露出)って?

多重露光(多重露出)とは?

多重露光って聞いたことありますか?
簡単に言うと、1枚の写真に他の写真を重ねるという
撮影の方法です。
すごく幻想的で非日常的な表現ができるのが魅力です。

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多重露光(多重露出)の方法


多重露光(多重露出)の基本的な方法は1つ。
カメラの操作による多重露出です。
これはカメラの設定で多重露出をするものになります。

設定によって、2枚を重ねるのか、3枚を重ねるのか、
変えることができます。

カメラの機種によっては100枚以上重ねることができるものも!

この方法は一度しかチャンスがないため、
偶然性に頼る部分もあり、やり直しもきかないため
思い通りにならないデメリットがありますが、
その分、撮れた時の喜びは大きく、
はまってしまう人も続出な方法です。
(※機種によっては、液晶画面で、重なりを確認しながら2枚目以降撮影することも可能です)

ちなみに、今デジタルの技術が進み、
撮った時ではなく、
カメラに記録されている画像を選んで多重設定できる機種もあります。

ただ、エントリー機種では、対応していないものがあります。

対応機種でしたら、
メニューのカメラマークの中に「多重露出」というボタンがあります。
そこをONにしたらあとは撮るだけでOK!とっても簡単です。

カメラによっては、
どのように重ねるか細かく設定できるものもあります。

もう1つの方法は、
画像編集ソフトやスマホアプリでの操作です。

これは、好きな写真を2枚選んで意図的に合成することができます。
簡単、かつ狙った意図通りに合成できます。


多重露出の種類


多重露出(露光)にはいくつか種類があります。
こちらの2枚の写真の組み合わせを見ていきましょう。

多重図1


(1)露出の方法による違い


 加算VS加算平均

多重露出では、通常の設定だと
重ねる枚数が増えるほど露出が増して、
写真は明るくなります。

そのため、どのように重ねたらいいか、
カメラの機種によって設定ができるようになっています。
まずは露出(明るさ)に関する設定2種類ご紹介します。

【加算】
は撮った写真を重ねるごとに露出が明るくなります。
写真を重ねるごとに、露出を計算して、調整する必要があります。
露出に関する知識がない方はちょっとハードルが高いですね。

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2枚重ねているので露出が明るくなっています。

【加算平均】
はもっとも撮りやすい設定で、
カメラ側が自動で露出を合わせてくれます。

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加算に比べて、加算平均の方が露出が抑えられていますよね。

多重露出が初めての方は、こちらがおすすめです。

ちなみに、この選択肢がない機種の場合
自動ゲイン補正をONにしておくと、
カメラが調整してくれるので安心です。

(2)比較明VS比較暗

また、重ね方には2通りあります。
【比較明】 
は明るい部分のみを残して重ねていく方法です。
これは露出が暗い部分に次の画像が重なります。

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【比較暗】 
は暗い部分のみを残して重ねていく方法です。

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この2枚ではあまりうまくいきませんでしたね。

個人的には比較明が撮りやすくおすすめです。

ただ、この重ね方に関しては
機種によっては細かく選べないものもありますので注意です。

多重露出のコツ


何も気にしないで、好きに撮っても
いろいろな面白い写真が撮れるのですが、

イメージ通りに撮ろうとするには
多重露光には少しコツがあります。

特に比較明や比較暗などの設定ができない機種の方は
以下参考にしてみてください。

①比較明のようなイメージで撮りたい場合

暗めの部分に次の画像が重なりやすくなるため
1枚目を少し暗めに撮ると2枚目がくっきり出やすいです。

その際、1枚目を逆光でシルエット気味に撮ると、
2枚目がシルエット部分に綺麗に重なります。

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人物と、木の組み合わせはやりやすくて簡単です。

人物以外でしたら、
例えばこちらの写真。
空を背景に葉っぱがくっくり浮き出るように写したものに
明るい露出で花を重ねたものです。

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ちなみに、お花と人物を加算平均で撮りたい場合ですが、

メインとなる人物とメインとなるお花が重ならないように
バランスを考えて撮る必要があります。

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細かい花を顔に重ねてもいいですが、
重ねるお花のサイズなども考えましょう。

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細かく花を入れるとちょっと気もし悪くなることも!!!

②連続撮影風に撮りたい時

多重効果を生かして、コマ送り写真のようなイメージや、
双子のようなイメージで撮ることもできます。

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カメラを固定して構えて(もしくは三脚で固定)
同じ位置から2枚連続で撮影します。
人物だけ1枚目と2枚で、少し動かすとコマ送りのような写真や、
合成写真のような写真が撮れます。

③ソフトフォーカス効果のように見せたい時

1枚をピントをくっきり合わせた状態で撮影し、
2枚目をマニュアルフォーカスでぼかして撮影します。

そうすると
まるでソフトフォーカスのようなイメージで撮ることも。
ポートレートも素敵な1枚が撮れます。

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最後に

多重露出はカメラの可能性を広げてくれる
楽しい撮影技法です。

私は子どもたちと遊びで撮ることも多いです。

良かったらぜひチャレンジしてみてください^^



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