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【物語の現場036】吉之助と赤沢が見ていた笛吹川と野生の藤(写真)
「狩野岑信」の第四十四章で、坂を下って来る敵を待ちながら、吉之助と中年剣士の赤沢が見ていたのが、笛吹川の流れと崖を覆う野生の藤です。
写真は、実際の笛吹川と野生の藤(右下の小窓は中央付近を拡大)。有名な恵林寺から500mほど北にある放光寺に寄った際、国道140号(雁坂みち)沿いの歩道から見えた景色です(山梨県甲州市塩山、2022.4.22撮影)。
ほんと、豪快に咲いています。藤の花は見た目も綺麗ですが、甘い香りがまたよい。ただ、凄い勢いで蜂が寄ってくるので、正直、近所にこれがあったら困ると思いますけど。
ともかく、この時の旅行では野生の藤がとても印象的でした。
ここ以外にも特急ふじかわの車窓や武田神社など、あちこちで見かけました。当初、笛吹川での対決シーンは桜が散り始めたくらいの時期で考えていたのですが、せっかく見たこの景色を是非使いたいと思い、物語本文のように変更した次第。物語上の位置は、恵林寺よりさらに200mくらい下になると思います。