部族の多様性「緑単ラガダスト」〜5kモ No.9〜
令和5年12月9日(土)彼の地きずな杯サブイベント5kモダンの部優勝デッキの紹介です。
※5kモダンは特殊フォーマットです。
今回の主役《茶色のラダガスト》
今回優勝したデッキは《茶色のラダガスト》を中心にした「多様部族デッキ」だ。
つまりクリーチャーが場に出たときそのマナコスト分めくり場にいない部族のクリーチャーが手に入る能力で、この能力を活かすためにはデッキの中の部族をばらけさせる必要があるということである。更に同名カードは確実に同じ部族であるため4積みはあまりせず、近い役割を担えるカードを3-1や2-2でばらつかせ採用するとよりアドバンテージを得やすくなるだろう。
マイナー部族の有名クリーチャー達
種族をばらけさせる都合上マイナーな部族から採用した方が構築の幅が広がる特性がある。特に《台所の嫌がらせ屋》や《漁る軟泥》である
いずれも少し前のモダンやレガシーの一線で活躍していたカード達で、エルフなどの部族デッキに部族が合わなくも採用されるほどのカードパワーを誇るカード達だったが今回のデッキではマイナー部族であることが利点となる。
イクサランの新顔
新弾のイクサランに収録された《豪胆な古生物学者》は1枚でマナクリーチャー・墓地対策・変則墓地回収ができるカードだ。基本スペックはもちろんこのデッキ特有の事情として「別の部族支援」がポイントである、普通は使いにくい他部族サポートであるがこのデッキでは対象の恐竜を持ってきたり、逆に恐竜を出したときこのクリーチャーを持ってきて除去に備えたりとできる。
伝説のクリーチャーであるということ
部族をばらけさせているため統一感が無いグッドスタッフ的なデッキであるように思われるが実は裏統一テーマがある。
主軸のラダガストを探せるのはもちろん《カル・シスマの恐怖、殺し爪》のようなサポーターから《原初の飢え、ガルタ》といったフィニッシャーを用意できる。
以上が緑単ラダガストの紹介でした、部族をばらけさせ多様な部族を採用するという普通とは違う感覚のデッキでした。