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彼の地の「レガシー」きずな杯優勝デッキ列伝
「優勝者に米を受け渡しているシーンを撮りたい」という理由で始めた彼の地きずな杯は次回の開催で第17回を迎えます。何故かこの狭山市のTCGショップディスクでは何故かレガシープレイヤーが多かったのでフォーマットはレガシーになりました。サブイベントやデッキ紹介と少しずつコンテンツが追加されいてるこの大会ですが、今回はデッキ紹介を始める第13回以前に優勝された方のデッキを中心とした紹介となります。
第1回〜第13回優勝デッキ(レガシー)
令和2年1月3日が初回の本大会は当初は3ヶ月の1シーズン開催の予定でしたが、新形コロナウィルスの流行があり第2回は令和4年1月2日となり3回は4月・4回は6月に開催し、7月開催の第5回より毎月の開催となりました。
デッキのアーキタイプ名は優勝者コメントより。
第1回、RUGデルバー(たつあに氏)※デッキリスト画像無し
令和2年1月3日時点の環境は、前年に灯争大戦・モダンホライゾン・エルドレインの王権という超絶パワーカードの収録されたパック達がレガシー環境にも大きな影響を与え、2019年末《レンと六番》はレガシーで禁止されるものの《戦慄衆の秘儀術士》やあの《王冠泥棒、オーコ》が使用可能であった。
上記の2枚は翌年の1月に禁止されるまで環境を支配し、それらが無理なく使用可能なRUGカラーは強力なデッキであったその色の無理を簡単に通してしまう《アーカムの天測議》も同タイミングで規制されたそのような環境の中彼の地きずな杯初代優勝者はRUGデルバーを使用したたつあに氏となりました。
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ゲゲゲの鬼太郎パイは参加者の方からのお土産
第2回、グリセルシュート(たつあに氏)※デッキリスト画像無し
令和4年1月に第2回を開催するまでの2年間で相棒/Companion・裏面土地そしてモダンホライゾン2の発売とレガシー環境に様々な影響がありましたが、優勝したのはたつあに氏の10年近い「相棒」のグリセルシュートでした。既存のグリセルシュートに《悲嘆》が投入され、現在でも強力な《再活性》パッケージが自然と組み込まれていて時代を先取りしてた。
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この構図をキープするのがきつかった
第3回、URデルバー(たつあに氏)
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令和4年4月この頃の注目はなんと言っても《表現の反復》だ、たった2マナで容易にアドバンテージを取るこのカードは《ドラゴンの怒りの媒介者》や《濁浪の執政》などと共にURカラーを一気に強化し、翌年の3月まで環境に大きな影響を及ぼすこととなる。
今回でたつあに氏が3連覇となった。
第4回、URデルバー(mukai2氏)
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たつあに氏の連覇を阻止したのはURデルバーを使用したmukai2氏だ。上記のリストは《帳簿裂き》が投入されており軽量ながらもシステムクリーチャー兼中堅アタッカーとして活躍が見込める、それ以外にも《未認可霊柩車》が投入されていたりと当時新弾だったニューカペナのカードを使用している。
第5回、グリクシスコントロール(あうら氏)
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毎月開催となって最初の優勝はグリクシスコントロールを使用したあうら氏だ。骨太なミッドレンジデッキ主体にコンボを仕込むことを好む氏は今回、《一日のやり直し》コンボを採用している。コンボが妨げにならないようにコンボ専用のやり直しは1枚に留めて単体でも強力な《船殻破り》や《覆いを裂く者、ナーセット》が多めに取られている。
第6回、太正の白スタックス(あいチャン氏)
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8月のきずな杯優勝は、朝霞市で #武藏野MTG會 を主催されているあいチャン氏となりました。
リストとしては《エメリアのアルコン》が白単イニシアチブで有名になる前のこの頃にフル投されているのは長年白スタックスを使い続けるからこそだろう。白の妨害札の中でのエリート集団が集まっているデッキだ。
その白単イニシアチブに立ち向かう話が面白いので是非。
第7回、Domainヨーリオン(ぴかいち氏)
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9月飛んで10月の優勝者はぴかいち氏になりました。ヨーリオン禁止前のモダン環境に存在していた、4cエレメンタルのような構築でそれのレガシー版となっているようなデッキだ。《渦まく知識》や《意志の力》といったレガシーならではのカードに加え、モダンで共存できなかった《自然の怒りのタイタン、ウーロ》と《孤独》などのMH2エレメンタル群が搭載されているほんの少しとはいえオムナスとウーロがスタンで同居してたってマジ?
第8回、UR shredder(mukai2氏)
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11月は第4回優勝者と同じmukai2氏だ。
第4回の6月のリストから変更点としては《秘密を掘り下げる者》が全抜きされ《帳簿裂き》・《厚かましい借り手》・《相殺》が投入されデルバーデッキより少し重めのミッドレンジ寄りの構成となっている。第4回優勝時「とりあえずお試しで帳簿裂き入れましたが抜くかもしれません」と仰っていましたが、今回「あの後帳簿裂き入れて回しましたがやはりなくてはならないと感じました」と調整の結果が伺い知ることが出来きました。
第9回、百合子超アッパー「青黒忍者」(ギャリア氏)
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令和5年最初の優勝者はギャリア氏で、曰く白イニシアチブを強く意識し相手が得たイニシアチブを確実に取りに行くため忍者にしたとのこと。
デッキとしては《羽ばたき飛行機械》や《悪意の大梟》といった回避能力を持つ小型クリーチャーで殴りNINJAをエントリさせていく、特に《変わり身ののけ者》は最強の回避能力「ブロックされない」持ちの上に多相なので忍者でも飛行機械でもあるため百合子や《改良式鋳造所》などとシナジーを形成する。
第10回、儚いリアニ(たつあに氏)
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ファイレクシア:完全なる統一発売一週間後に行われた彼の地きずな杯では最新カード《偉大なる統一者、アトラクサ》を使ったリアニメイトが優勝だ。
リアニメイトには《悲嘆》《残虐の執政官》など戦場に出た時誘発(以下ETB)が元から多かったのでアトラクサ加入に伴い一気にそちらに寄せた構築になっている。特に《儚い存在》が特徴的なリストで、ETBの使い回しは勿論、想起の生け贄誘発や《浅すぎる墓穴》や《動く死体》の制約を外したりと八面六臂の活躍だ。
さらに岩SHOWさんの公式記事で紹介されました。
第11回、4cコントロール(ぴかいち氏)
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《表現の反復》《白羽山の冒険家》禁止直後に開催された11回は第7回に4cヨーリオンで優勝したぴかいち氏の4cコントロールが優勝だ。
優勝コメントにもある通り、前回のヨーリオン型と異なり60枚で構築し安定を目指している。4〜5マナ圏は《激情》《時を超えた英雄、ミンスクとブー》がそれぞれ4投されておりハンドアドバンテージもだが盤面を強く意識した構成となっている。
第12回、青黒リアニメイト(さとー氏)
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第12回は復帰したてだというさとー氏リアニメイトが優勝だ。
アトラクサはリアニメイトのスタメンになったようで、第10回の儚いリアニのように特化しなくてもリアニメイトにはアーティファクトやエンチャントが積まれていてカードタイプがばらけているので自然と4〜5枚は手札に入る大量のアドバンテージを得るカードだ。アトラクサは儚いリアニのような黒単リアニの派生で爆発力が重要なデッキでも今回の青黒リアニメイトのような安定性が重要なデッキでも強いということがわかる。
第13回、ウモーリpost(シャチ鯨氏)
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今回ラストを飾るのはウモーリ入り無色postだ。
このデッキで重要なのは「何マナが出るのか」ただそれだけだ。
実際デッキの動きとしてはランプデッキなのでマナ加速とファッティで構築されていて、サーチカードも多めに入っているので相手にあったフィニッシャーをサーチして出すだけのマナが出せる。雲上の座から出る莫大なマナはレガシーでしか味わえない体験だ。
《金属細工師》以外は比較的安価なカードでまとまっているためセットブースターなどで出てきた統率者やザリスト枠のファッティなどを使いたいという人にもオススメなデッキだ。
第14回以降
第14回、ドラコ爆発(ぴろし氏)
記事の試作ということで第0回となったきずな杯優勝デッキ紹介。デッキ紹介の初回からドラコ爆発というインパクトのあるデッキが優勝となりました。
第15回、UBWリアニメイト(たつあに氏)
第1回〜3回,10回で優勝されたたつあに氏が優勝。foil化・黒枠化とこだわりぬいたデッキリストは圧巻の一言。
第16回、80デスタクwithサムワイズ(ギャリア氏)
第16回は第9回でも優勝したギャリア氏。サムワイズ4金属モックス4の80枚デスタクと書くと属性もりもりヒロインめいたアトモスフィア。
まとめ
駆け足になってしまいましたが以上がnoteでの優勝デッキ紹介企画前に優勝された方のデッキ紹介でした。このようにまとめてみると尖ったデッキから丸いデッキ、tierの高いデッキや長年愛用しているデッキと色々なデッキが優勝していますね。
この狭山でレガシーの大会が開催できるのは参加してくださるプレイヤーの皆様のおかげです、10月からきずな杯はまた毎月開催しますのでよろしくお願いします。