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トントントントン「ラクドス金床」〜5kモダンNo.3〜

令和5年8月12日に行われた第16回彼の地きずな杯(5kモダンの部)の優勝デッキの紹介です。
※5kモダンとはローカルフォーマットです。

兄弟戦争の旧枠アーティファクト多め

 5kモダンでは金額の制限がある都合上、汎用性のあるパワーカードが入れにくい傾向があるので特定のシナジーに特化したデッキがよく構築される、今回のラクドス金床もその一つで「アーティファクト」と「生け贄」のシナジーに特化したデッキだ。

鬼流の金床/Oni-Cult Anvil、オニカルトを鬼流と訳した名訳

 キーカードはデッキ名にもなっている《鬼流の金床》で普通に使うだけならアーティファクトを1/1トークンに変換しながら1点ドレインをするアーティファクトだが、戦場に出た時及び墓地に送られた際にアドバンテージを得られる「水源」のようなカードを生け贄に捧げると一気に強さが跳ね上がる。

FT  この頃はまだエリシュ・ノーン様があの様な結末を迎えるとは思っていなかった...
完全なる統一あたりで再録されていればスタンやパイオニアで再現できたが残念

 更にこのデッキは生け贄に捧げられるカードだけでなく生け贄に捧げた場合にアドバンテージを生むカードも採用されている。

任意の対象なのが強いなぁ...えっ相手が生け贄に捧げても?

 《波乱の悪魔》でダメージを加速させてさながらアリストクラッツのような動きも可能となっている。実は全体的にアリストクラッツ(5kモダンデッキ紹介No.2参照)にデッキの構造が似ていて、アーティファクト版アリストクラッツとも言えるデッキである。

かつてクラーク族の現場にいたが潰れてしまった有能派遣

 更に回収は《屑鉄さらい》を採用していて、上記の生け贄シナジーを何度も使い回すことが可能だ。

 基本的に無色アーティファクトが初動なのでマナベースに負担が少なく、土地サーチやドローも多数採用されているため安定性も高いところも見逃せない。色マナのために土地に金額コストを使わなくて良いのは5kモダンならではのポイントである。
 サイド後は基本的な手札破壊や墓地対策、特に《虚無の呪文爆弾》は元から使い易いカードだが、このデッキでは特にシナジーがあるため少々金額コストが高いものの入れたいところだ。そして相手からの対策に対しては《ギラプールの霊気格子》でダメージ方法をずらしながら戦っていく構成となっている。

墓地追放とドローが別能力のため小回りが効く
水源達から飛ぶ謎ビーム

 以上が5kモダンの優勝デッキの紹介でした。シナジーの連鎖が美しい5kモダンならではのデッキですね。
優勝おめでとうございます。

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