リセットで落ち込んだときは…
タイミング法で通院しているからこそ、期待も大きくなる。妊娠しているんじゃないか?と思いながら過ごすが生理が来る…リセットになった時の沈み方はどう表現したらいいか分からない。
<このnoteは『COTETE Labo』掲載記事です>
長い暗いトンネル
温活、食事、通院…色々頑張ってきて「今回こそは!」と思うときもあれば、今月ちょっと身体を冷やしすぎたかな?睡眠不足だったかな?「今回は厳しいかな…」という時もあるが、妊活中はいずれも多少なりとも期待をする。
【諦めたときにできた!】という話をよく聞くが、諦めたことなんか一度もない。
そもそも、諦めるってどういうこと?
赤ちゃんを産むのを諦めるってこと?
このまま二人の生活もいいなって思ったとしたら、それは、諦めなのか…?
考えないようにする方が難しい。
妊活を初めてから、長いくて暗いトンネルの中にいるようだ。
人の妊娠を喜べない
ちょうど生理が来てしまった時、旦那の友達の奥さんが、SNSに載せていた投稿をたまたま目にした。その内容は「安産祈願に行ってきました!」だった。妊娠したんだ…
私の気持ちは複雑だった。もちろん、人のことは関係ないはずなのに、おめでとうって気持ちにはなれなかった。
その夫婦とは普段から仲良くしていて、よくご飯を食べに出かける仲だった。私が妊活していることはその奥さんも知っていて、この間会ったのに何も言わなかったのは、私に言いづらかったのかな?
でも…いずれ分かることなのに言ってくれてもいいよね?
なんで隠すの?もしかして私に対して悪いなとか思っちゃってる?それとも、私の事、可哀想って思ってるの…?
色々考えれば考えるほど、沼にハマった。自分を追い込んでいたのは自分自身だった。生理が来る度、人の幸せを喜べない自分がそこにいた。そしてそんな自分がとにかく嫌だった。
リセットしたらすること
そんな中、いつも隣で支えてくれる主人の存在は大きかった。
落ち込んでいる私を黙って抱きしめてくれる。
そして、「定期的に来ている生理を喜ばないとね。」って言ってくれた。要は、身体は順調だねって言う意味で私を励ましてくれる。
私が落ち込んでいるから主人がドライブに連れ出してくれた。
車の中で、主人が提案してくれたのだ。
「生理が来る度に、行きたい場所増やしていこうよ!」
私はそれを聞いた時に、それまでの落ち込んだ感情をひっくり返された気分だった!!
生理は来て欲しくないと思っていたけど、身体は順調なだけ。生理が来ることは良いことなのだから生理が来る度に、未来の楽しみを増やそうって言う主人考えは私をワクワクさせた。
私は主人のアイデアに対してすぐ答えた。
「私はハワイ!ハワイに行きたい!」
主人は「いいね!行こう!絶対ハワイ行こうね!」と答えてくれた。
ハワイに行ったら何をする?何を食べる?何を買いたい?そんな会話で車内は盛り上がった。
気がついた頃には、子供とハワイを歩いている想像までしていた。ベビーカーに乗せて海沿いの道路を散歩して、パンケーキ屋さんのモーニングを頼んでゆっくりする。パパは息子と海で遊んでいる…
もうこの時点で私たちの子供は男の子と女の子って決めちゃってる。笑
あれだけ暗かった私の表情は別人のようになっていたと思う。
女性が一番ストレスを感じやすいのは【卵巣】と聞いたことがあるが、確かに楽しい話をしているほうが身体も心も喜んでいるように感じる。
気持ちの切り替え
「行きたい場所を増やす」というのも実際はコロナの状況でどこにも出掛けられない。
想像の世界だけでは限界がある。
そんな中、じゃあ物理的にどうして行くか考えた時に、自分にもっと優しくしようって思った。
それは、例えば美容室に行ってイメチェンするとか、マッサージに行って癒されたり、ネイルをして気分を上げたり、美味しいスイーツ食べに行ったり、お洋服を買ったり…人によってそれぞれだと思うけど、それって鬱とかの薬より全然効き目があると思う。
自分がワクワクすることを、するだけのこと。女性って結婚してからは自分に使う時間やお金を我慢する傾向にある。私の場合、主人はやりたいことをやらせてくれる人だけど、自分がお金のやりくりをしているから無駄使いをしないようにしていた。
だけど、私の大好きなマッサージは自分の心と体を癒してくれるってわかっているから遠慮なく行く。
生理が来てからマッサージに行くって決めておけば、行き過ぎもないし、赤ちゃんができてなかったショックの裏側で次のマッサージはどんなメニューにしようかなっていうワクワクも出てくる。
このように、気分の上げ下げは自分がコントロールできることがわかってから、リセットが怖くなくなった。
そして、初めの頃から変わったことがあって、
どんな自分も受け入れよう、認めようって思うようになった。
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