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靴下が怖い?

ルームソックスを履くと、
娘が「怖い!」と言って逃げます・・・。

冬の初め頃、ルームソックスを買いました。
最初に「いいな」と思ったルームソックスは、
サイズが小さかったので、
サイズが大きくて
暖かそうなルームソックスを買いました。

足元が冷える季節。
これで暖かく過ごせそうだと思い、
帰ってすぐに買ったルームソックスを履きました。


すると、発達障害の娘が
「怖い!怖い!」
と言って逃げ回るのです。


最初、何が怖いのか分かりませんでした。
「え? 何が怖いの?」
「その靴下」
「え、これ?」と言って近づくと
「キャーー!」
鬼ごっこで鬼から逃げるような勢いです。

どうやら、ルームソックスが怖いみたいでした。

「この靴下が怖いの?」
と言って、脱いで見せても
「怖い!怖い!」
と言って逃げていきます。


これまで、靴下を怖がるようなこともありませんでしたし、
最初はなんだかふざけているのかと思って、
こっちも面白がって追いかけていました。
でも、本当に怖がっているようです。

ふと、
「ルームソックスの模様が怖いのかな」
と思いました。

娘に聞いてみると、やっぱり模様が怖いようです。


その靴下の模様は、千鳥柄のような感じなのですが、その柄が怖いようです。


娘には感覚過敏があります。

これまで、触覚の過敏がとても強いことは分かっていました。
でも、視覚の過敏については、そこまで気になることはありませんでした。

黒っぽいスーツの時に
「ズボンが怖い。長い! 怖い!」
ということはありましたが、
「ズボンを怖がるなんて不思議だな」
と思う程度で、深く考えていませんでした。


今回のルームソックスの件で、
ひょっとして、ズボンも靴下も、
視覚過敏のせいかも!?と思いました。

ちょっと調べてみると、視覚過敏では、光や特定の色、コントラストによってストレスを感じることがあるようです。


ちょっとここで感覚過敏について説明すると・・・

感覚過敏とは、五感のうちの一つまたは複数の感覚が過敏になってしまうことです。
例えば、光や音、匂い、触感などが強く感じられるために、
普通の刺激でも過剰に反応してしまいます。
感覚過敏によって、子供たちはストレスを感じることもあります。


そのルームソックスは、後日履いた時も同じ反応でした。

もったいない気もしましたが、
もう使うことをやめました。

娘の見たり感じたりしている世界を実感した出来事でした。

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