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【フランスの国際郵便】 大切な荷物を迷子にさせないためには?🇫🇷

みなさんおはようございます、こんにちは、こんばんは、
フランスのアンジェに留学中の大学生、せらびです🌷

今日はフランス生活の定番トピック「国際郵便事情」についてお話しします。

「フランスの郵便は信じるな」「荷物は高確率で届かない」フランス生活のことを話すと、こんな言葉をよ〜〜く耳にしますよね。

「いやいや、とは言えまあ大丈夫っしょ〜」と思っている方、
私は届きませんでしたよ!!!!笑笑

正確に言えば、最終的に荷物は回収できましたが苦労しました。色々加味して私はこの留学中はもう国際郵便は使わないな、という感じです。

でも逆に、これからお話しする点を予め理解しておけば、ノンストレスで国際郵便を扱えるかもしれません。なので今回は「これから国際郵便を使うよ」という方が少しでも安心して配送から受け取りを完了できるようなTipsを紹介できればと思います。

国際郵便を送る際の基本ステップについては郵便局がとてもわかりやすいページを作成しているので、こちらをご覧ください。

「日本→フランス」国際郵便の罠

私は24年の10月ごろにこのフランス国際郵便にチャレンジしました。
私のお気に入りの食材を届けてあげたい、という両親の配慮と、一度も利用したことがないのでチャレンジしてみよう!という気持ちも込みで国際郵便を使ってみることにしました。

🌼私の荷物について

私の荷物:日本→フランス、重さは8~9キロくらいのダンボール1個、EMSではなく空輸便で追跡付き、保険加入(詳しくは後で説明)

〈実際にかかった日数〉
10月13日:両親が日本から発送完了
10月15日:日本(東京)の国際交換局*に到着
10月18日:フランスの国際交換局に到着、税関へ提示&税関から受領
10月19日:区分局に到着
〜いろいろあって〜
10月24日:受け取り完了!!

*国際交換局とは国際郵便の発着に関する通関の手続き業務を行う場所

こんな感じでした。結果だけ見ると2週間以内に届いたので、配送スピードはそんなに気になりませんでした。むしろ(フランスにしては)早いなという気持ち。

が、この「いろいろあった」の間に、

不在票が届く

不在なはずがないので再送をお願い(後ほど説明)

2回目の不在票が届く

フランス人に尋ねまくると、郵便局に行く必要があると発覚

後日郵便局に荷物を回収しに行き、自分で家まで運ぶ

というゴタゴタがありました。ここが国際郵便の罠(注意すべき点)です。

🌼届かなかった理由は?

ズバリ「関税」です
この関税が「高額」な上に「厄介」なのです。

①関税がいくらかかるかは蓋を開けてみないとわからない
日本から発送する際にすでに高額の送料を払って荷物を送ってもらうわけですが、支払いは受け取り時にも必要になる可能性があり、その値段がいくらになるかは、請求されるその時までわかりません。

海外から日本の荷物にかかる税金の算出方法を税務省関税局が載せているので、フランス語でも調べたら何かヒットするのかもしれませんが、(見てみたらわかるとおり)細かすぎて超一般人の私には難しかったので、フランス版税金算出方法を探すのは諦めました汗。(↓一応こんな感じだと日本版を貼っておきます↓)

②そしてまあだいぶ高い。
「まあ数千円かなあ」と関税を支払いに行ったら、なんと133€!(その時の日本円で22000円くらい)
両親が日本から発送してくれる際にすでに2万円程支払ってくれていたようなので、結果2倍弱になったという感じですね。

ちなみにフランスではありませんがヨーロッパに住んでいる友人も、日本から送ってもらった国際郵便に万越えの税金を払った、と言っていました、、、

③関税を払いに郵便局に行かなければいけない
そういうことです。だからフランスの私の自宅には荷物が直接運ばれませんでした。関税を払って荷物と対面できたはいいものの、そこから段ボールを運ぶのは自力です(高いお金を払っているのに最後は自分で運ぶのか、、と)

少しでも確実に荷物を届けるには

私の経験等を踏まえて、今後国際郵便を扱う際の注意点を4つ記しておきます。

①送れないものを確認

そもそも送っちゃいけないものが意外と結構あります。全世界共通でダメなものから、国別に禁止されているものまで細かく決められているんですね。(送る段ボールの種類から香水や日焼け止め、肉エキスまで、いろいろルールがあります。)

ちなみにフランスでは手に入れづらい冬の必需品、「ホッカイロ」も送れるブランドとそうじゃないのがありますので、ご注意ください^_^

送れないものが入っていることが税関で確認されますと、もちろん届きませんので、予めの確認は必須です。

②自宅から一番近い郵便局を確認しておく

私的に一番大事です!
私のように税金を払う必要が出たときは、仕方ないですが「窓口→自宅間」を自力で運ぶしかありません。車でドアtoドアができるような場合でない限り、予め自宅(送り先である海外住所)から一番近い郵便局がどこにあるのかを確認しておくと、万一の時も安心ですね。

送り先がフランスの場合、下記のURL先に自宅の郵便番号を入れれば、近くの受け取り可能場所と営業時間がでてきますので確認して見てください。


③「保険」の付帯

そして日本から送る国際郵便には、紛失や破損などの万一に備えて「保険」をつけることができます。数百円で付帯可能ですので、「追跡機能」は定番ですが、一緒に保険もつけておくと、もし荷物に何かあった時の精神的負担も減らすことができます。


④尞生活の方は特に注意!⚠️

寮に住んでいて、荷物の受け取り方法が「レセプション一括受け取り→個人で回収しにいく」方法の学生は特に注意が必要です!!!⚠️

私はCROUS(日本の生協のような機関)の寮に住んでいて、上記の間接受け取りスタイルなので、手紙も荷物も自分で直接配達員さんと顔を合わせることがありません。ヌルッと知らない間に不在票のみで届かなかった旨が伝えられます。

「受付があるのになぜ不在票?」と疑問に思い、再配達をネット経由で依頼しましたが、また次の日に不在票が入っているだけでした。
不思議だったので、寮のレセプションが開いている時間に荷物が届かなかったか聞いてみたら、「税金を払わないといけないから郵便局に行ってね」と教えてもらいました。

配達の追跡で自分の荷物がどこまで来ているか見られるので、寮生活の方は特に、荷物が近づいてきたらポストをこまめに見るようにして、不在票に早く対応すると、すれ違いが起きずに受け取れると思います。


他にも、郵便局の方からもフランス宛郵便に関するまとめページが出ていますのでこちらもどうぞ


荷物はどこへ?

ちなみにですが、「荷物が届かない」の数だけ迷子になった荷物たちがいるわけですが、この子達はどこにいるのでしょうか?捨てられてしまうのでしょうか?

売られます🤣

セカンドハンドショップに大量に広げられた小包たち。なんじゃこりゃ、と見ていたらオーストリア人の友人が「迷子になった荷物だよ、中は開けてからのお楽しみ、ファニーだよね」と教えてくれました笑


おわりに(上手に使い分けるために!)

今回はフランスの国際郵便事情とtipsをご紹介しました。
やはり最終的にかかる合計金額が予めわからないところがネックです。

その高額な金額をかけて、紛失するリスクも抱えて、日本から送るなら、円安でも現地で調達した方がお得な可能性も十分にあります。「本当に日本から送ってもらわないとならないか」を最初に考えるのもいいかもしれません。

👀ちなみに、日本食のために国際郵便を送ろうと考えている方は、一度考え直す余地があります!国際郵便を使わずに日本クオリティの日本食をフランスでゲットするおすすめの方法がありますので、こちらはまた次回以降にまとめますね(^ ^)

皆さんの荷物が無事お手元に届くことを願っております📦
もし他にも注意点や成功談等ありましたら私にも教えてくださると嬉しいです☺️

ではまた、
C'est la vie.


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