見出し画像

Sugarについて語りたい

「Sugarがひたすら好きという話」


「Sugar」が大好きな私による
私の解釈100パーセントの「Sugar」感想、考察まとめです。

⚠ひたすら私の解釈、感想だらけなのでご注意ください。英語が苦手なので間違っている所などあるかと思いますがご理解くださいませ……

⚠音楽用語等にほぼ触れずに生きてきたので専門的なことはほぼ分かっておりません。

⚠各メンバーの声について少し書いている部分がありますが、下ハモ部分まで書くと本題から逸れてしまう気がするので今回はそこにはあえて触れておりません(もちろん大好きです)

⚠全てご理解の上お読みいただけたら嬉しいです……


はじめに

2021年9月29日(水)に発売された1stALBUM
「Snow Mania S1」に収録されている曲の
1つであるSugar。

YouTubeではLyric videoも公開されており、Snow Man LIVE TOUR 2021 Mania では岩本さんによる振り付けのパフォーマンスが披露されている。そして今回BEST ALBUMの初回A盤にメンバーセレクト曲の1つとして収録されている事が確定。誰がセレクトして下さったのかが物凄く気になるところである。

そんなSugarについて私なりの解釈をメインに好き勝手綴らせて頂いた。

公式YouTube様より引用

1.メロディーについて

この曲の歌詞を深く見ていく前にまず、この曲のメロディーについて話そうと思う。
私はこのメロディーこそがSugarという曲の大きな魅力の1つだと思っている。
後述する歌詞とも繋がってくるが、
この曲は

「アップテンポ」

なのである。

歌詞の意味が分からずとも、聞いていてリズムに乗る事ができる曲なのだ。流れるように紡がれる歌詞がスっと耳に流れ込んでくるそのテンポ。

かと言って全力で飛び跳ねて乗れるようなメロディーか?と言われたらそうでは無い。
それこそがこの曲の真髄なのだと私は思っている。

SugarはSnowManの曲の中では「SuperSexy」「クラクラ」などと
テイストや雰囲気は近しいものを感じる楽曲なのではないだろうか。
特に「SuperSexy」はその中でもスローテンポな楽曲であるからこそ大人の魅力と余韻を感じられる楽曲になっていると思う。

逆もまた然り、Sugarはリズムがアップテンポだからこそ魅力が引き立つのだ。
後ろの重低音のリズミカルさがこの曲の大きな魅力なのである。
そしてそれすらも歌詞とリンクしている気がしてままならない。

また、Sugarは英語日本語混じりの歌詞である。それがまた歌詞のリズムの良さ、聞いていて綺麗に流れるように繋がっていく感じ、オシャレさへと繋がっていると思う。

そんなこの曲の始まり方もとても好きなポイントの1つである。
やんわりと世界観に引き込まれていくメロディラインで始まり、段々と音が重なっていくと共にこの曲へと引き込まれていく……それがたまらなくオシャレで大好きです。

2.歌詞 1番サビ前まで

メロディラインについて語ったところで歌詞についても語らせて頂こうと思う。
この曲は、一言で言えば

「大人っぽい関係」

を表したような曲である。
それはそれは、危うさと色気が漂う
大人っぽい曲。

歌詞カードには書かれていないけれど、
目黒さんパートに入る前、いわゆるイントロの部分では「Good」「BAD」の2フレーズが聞こえる気がする。しかもどちらかと言うとBADの方がしっかり聞こえるような始まり方だ。

※歌詞カードに明記されていないのであくまで推測ですが……ここのリズムはサビに繋がってくると思うので後述してます。

目黒さんパート

『これは瞬きしたら消えてしまう、見逃してしまう夢のようだ……』 

イントロで段々と音が重なったところでの第一声は目黒さんパート。
声が飛び込んできた瞬間、目黒さんの綺麗な低音に一気に曲の世界観へと深く引き込まれる感覚が。

目黒さんの声はなんと形容したら良いか、耳馴染みが良く深くまで染み込むような声で、曲の世界観へと入らずにはいられない。

歌詞とリンクしているような少し余韻を残したような歌い方、仄かな儚さを含んだ声が紡ぐ歌詞はまるで誰かのセリフのような内容だ。そんな彼は一体何を見て、
「夢のようだ」
なんて言っているのだろうか? 

ラウールさんパート

『これは嘘?ハマったらもう抜け出せないのにさ』

続くラウールさんパート。 
低すぎないラウールさんの声には僅かに甘さを感じるような気もする。
それこそラウールさんの声の魅力の
1つであると思うのだ。

ラウールさん独特の英語の発音の仕方、少しくぐもったような歌い方、それらは目黒さんパートに続いて誰かに向けて紡がれているセリフのような歌詞である。 

色気を含みながら言葉を並べ、夢のような状況にハマっていることをしっかりと自覚しているような……そんな様子目にが浮かぶ。

岩本さんパート

『おいでよ、さぁ、本音を聞かせて、君の全てが欲しい』

そして間髪入れずの岩本さんパート。
間に後ろで聞こえる目黒さんの色気ある声も相まって、よりクリアな岩本さんの声がダイレクトに届く。

完全に余韻のない、どこか淡々とした声はどこか力強くもあり、ラップパートを担当することが多い岩本さんならではの歌い方。
凛として聞き取りやすい岩本さんの声だからこそ前パートと少しだけ違った印象を受ける気もするが、このパートもまたセリフのような歌詞なのである。

ただ1つ。ここで明確に違う事がある。初めの二人パートは自分の呟きとも取れる様な歌詞だったのに対してこの部分の歌詞では
「話しかけている相手」が確実にいるのだ

しかも「あなたの全てが欲しい」だなんて愛の言葉まで紡いでいる。
それなのにどことなく甘さ控えめに感じるのはなぜなのだろうか。

『君はそう耳元で囁いた、その気にさせたいだけ』

なるほど、先程の歌詞の言葉は自分(SnowMan側)ではなく相手側の言葉だった訳である。

「その気にさせたいだけ」の歌詞は「どうせ本気ではない」という事の裏返しだとも取れるような歌詞。
そんな思考を持っているなら、相手が囁いた言葉をどこか冷静に考えている自分もいるのかもしれない。

しかしその中でも、岩本さんの
「その気にさせたいだけ」の「け」の言い方に微かに甘さを感じて凄くそれが刺さる。抜け感というか淡々とした中に甘さを感じる、どことなく期待の混じったような余韻を残した歌い方がとても好きで…… 

向井さんパート

『香りもネイルも髪も唇も全部、全ては君でいっぱいなんだよ』

からの向井さんパート。
文面だけ見たら完全に愛の告白すぎる歌詞のこのフレーズ。今度は相手側から言われた言葉ではなく、自分(SnowMan側)が相手に言っているのである。

向井さんの甘さを含んだような声は岩本さんパートからのギャップがまた心地よく、その甘さがスっと染み込んで入ってくる。

それこそが向井さんの声の魅力であり、滑らかで甘く透き通ったような声がセリフのような歌詞をより際立たせている。しかしその甘さの中に、どこか少し寂しさを含んでいるような……
まるで相手とはどんな関係性なのか?というのが垣間見えるよう。

間に入る深澤さんと佐久間さんの声も微かに糖度高めな感じがして良いですよね……

渡辺さんパート

『君に狂わされてるんだよ。許されるのなら、今夜は全部忘れてしまえばいいよね』

そして渡辺さんパート。この曲中で
1番力強い歌い方がとても特徴的だ。渡辺さんの声は透き通る高音と力強い低音を持ち合わせていて、この部分の歌い方は向井さんパートに比べて出だしから力強さを感じる。どことなく必死さというか、縋るような願望のようなものを感じる気がするのだ。

この部分の歌詞はこれもまた愛の言葉ではあるものの、向井さんパートと違ってどこか不穏な雰囲気を孕んだ言葉。「許されるのなら」の部分からはきっと普通の関係性ではないのが察せられる。
訪ねているような、自分に言い聞かせてるような余韻の残し方をしている渡辺さんの歌い方、それがサビにそのまま繋がっていくのが聞いていて最高に楽しい。

3.1番サビ


『君は甘い甘い砂糖みたいだね、まだ全然足りないよ』

渡辺さんパートから流れるように出だしから本当に耳にスっと馴染んで入ってくる。SnowManの皆さん本当に声が綺麗で……

「You like」の部分の「like」には好きという意味もありますが〜のような
という意味もあるので私はそちらの意味で解釈しました。

砂糖のように甘い、足りないだなんて……それこそ文字通りなんとも情熱的で甘い愛の言葉。

ちなみに砂糖は依存物質の1つであるがそういう事……なのだろうか……?

『危険だからもっと燃え上がるよね』

危険な事、悪いこと
だと分かっていながらそれを楽しんでいるような歌詞である。
前パートの言葉と合わせるとここでもやはり相手とは普通の関係では無いのだろうと言うことが分かる。完全にクロである。

『いいよ?甘すぎる砂糖でマヒさせてよ』

「いいよ?」だなんて誘うような言い方から少なくとも乗り気ではあると思うのだけれど。自分に言い聞かせているのか、それとも相手に言っているのかでもまた意味が少し変わってくる気はしている……

いいよ?の歌い方がめちゃくちゃ好きです。

『さぁ、もう1回、もっと続けようよ。本当に最高の気分、俺達はとっても悪い事してるのにさ』

ここの歌詞は本当に人によって解釈別れると思うので皆さんの考えが切実に知りたいです……

「Feeling so GOOD」の部分は気持ちがいいとかにも訳せるし、最高だよねという意味にも取れる気がする。
「We are so BAD」の部分から悪いことだという意識はあるけれどそれすらも楽しんでいるような……自分たちは悪いよね?悪いことしちゃってるね?みたいな意味なのか……

それとも、罪悪感があって最高なはずなのに心から楽しめない、最悪なんだよって意味なのか。
(私は前者解釈派です)

そして「Feeling so GOOD」
「We are so BAD」の間とその後、というか歌詞に被せて曲の入りと同じメロディーがあることによりこの二つのフレーズはセリフのようになっている気がする。
いい意味で噛み締める時間があるのがまたより良い……
最初のイントロのGoodとBADは静かなのに対してここでは大きく盛り上がっていて
対比があって好きだなと思ったし、ここが始めと同じリズムなのが本当に好き)

『君は甘い甘い砂糖みたい、もう我慢できないよ』

このフレーズを聞いて今までは我慢してたと?あんなに愛の告白みたいなこと言っていたのに……と思ったのはきっと私だけではないはずだ。
目黒さんの「Can't take anymore」
の部分が凄いハッキリと聞こえてまたセリフのようで素敵。

『甘い甘い砂糖に騙されたい』

騙されたいほどその甘さにハマっていることが分かるこのワンフレーズ。
「騙されたい」ということは嘘でもいい、自分を騙しても、それでもいいからということの裏返しだと思うのだ。

そしてここの「騙されたい」の部分の目黒
さんは最初のパートと違って高音なのがまた……声の高さって曲中の人物の体温の高さを表してたりしませんか……(考えすぎ)

とにかく相手にメロメロで糖度が高いような歌詞。

サビは全体的に糖度高めの歌詞に聞こえて、微かに不穏さが混じっているのがまたこの曲の魅力であると思う。

4.2番サビ前まで

深澤さんパート

『モノクロの部屋に、今は二人きり』

サビから流れるように繋がる深澤さんパート。深澤さんの声は柔らかく優しさ僅かな温かさを含んでいて、聞いていてこちらを包み込むような。そんな深澤さんの声でサビから紡がれるこの歌詞。two of usの言い方が、それはそれは好きです。

モノクロの部屋」という事は、
色のない部屋……色のない景色……個人的には家具等が何も無い質素な部屋なのだろうかと勝手に思っている。自分の家では無いのだろうし……
それとも罪悪感を抱えているから景色に色がないのだろうか?(考えすぎ)

そしてわざわざ「2人きり」が強調されているのがまた色々含みを持っている気がしてならない。

『ライトをつける必要はないよね
(どういう意味?)』

ここのパートは後の佐久間さんのパートと繋がっていると思う。暗い方が都合がいいからそういってるのか、それとも単に雰囲気とか的に暗い方がいいだけなのか……
はたまた悪いことをしている自分達には眩しすぎるからという意にも取れるような。
どちら側が言っている歌詞なのかによっても違う意味に取れて、解釈が無限大すぎて定まらない。

深澤さんの優しい声、だけれども色気も含んだ声は本当に聞いていてうっとりしてしまう。最後のラウールさんの「What do you mean?」が深澤さんの声が下がったところに間髪入れずはっきりと聞こえて来るのが好きです。

佐久間さんパート

 『難しいゲームほど燃え上がれるタイプさ』

からの佐久間さんパート。
耳に飛び込んでくる鮮明でありながらも色気たっぷりの佐久間さんの声。
余韻を感じさせ、情景を浮かばせる歌い方が上手すぎる……佐久間さんは本当に声による表現力が高くて、色気の中にどこか強気楽しんでいるような、少しばかり余裕のある雰囲気を感じる事ができる。

この「難しいゲーム」
君を振り向かせる事なのか、この関係を誰にもバレないようにする事なのか、それとも……色々考えられるのだがどうなのだろう。皆様の解釈が知りたいですね……

「難しいほど燃え上がれる」の歌詞から強気な性格、負けず嫌いな性格なのかもしれないとも取れる。そうするとどこか強気な口説き文句とも取れるようなこの歌詞は次のパートにも続いていて。


『さぁ戦略でも立てようか、暗闇でも君を見失ったりはしないよ』

ここのパートは先程の深澤さんのパートと繋がっている気がする。暗闇がキーワードになっているような……

「戦略を立てる」とは一体なんの戦略なのだろう。前パートと繋げて
「俺なら君をどんな暗闇の中でも見つけてあげられる。だから君に振り向いてもらうための戦略でも考えようか」
とも取れるのであるが……
この部分はまた後述しようと思う。

阿部さんパート

『音で、香りで、触れて君を少しだけ感じてる。すでにバレバレだよ、熱くなってるでしょ?』

阿部さんの声は低く柔らかく甘い声が特徴的である。とても耳馴染みがよく心地よく、綺麗で滑らか。甘い時はとことん甘く、クールな時はとことんクールに。そんな大きな振れ幅を自由に使い分けて高音も低音も歌いこなす阿部さんにより紡がれるこのパートの言葉はなんとも刺激的だ。

口説き文句というよりも煽り文句というか、どこか余裕が伺えるような歌詞。相手に素直になりなよとでも言うような。見方を変えれば、「俺の体温がこんなにも上がってるの、もうバレちゃった?」なんて意味にも取れる歌詞である。

どちらにせよ一番のサビを越えてから段々と歌詞に少しの余裕感が出てきている気がするのは気のせいだろうか。
見方次第で一番の歌詞の状態から形勢逆転しているようにも取れる歌詞。

しかし、ここでも歌い方が完全甘めボイスの阿部さんでは無いのである。歌詞の内容は甘いけれど、声はどこか糖度控えめなのだ。
そして阿部さんも最後の部分、ほんの少しだけ僅かに余韻を残した歌い方してて大好きです。そこに重なる向井さんの声も余韻を重ねる感じがして好き。

宮舘さんパート


『俺の心臓の音が聞こえてるでしょ?
確かめればいいよ。どうせ明日には
忘れてしまう愛なんだからいいよね』

宮舘さんパート。宮舘さんの声はまた誰とも違った色気を含んでいる。
美しく強く芯の通った大人の色気を……
そして一番の渡辺さんと同じく色気の中にどこか力強さを感じる歌い方。頭の中に強く鮮明に入り込んでくるのだ。

宮舘さんの声だからこそ、少し不穏な言葉であれど熱を加速させる甘い言葉へと変わるのであろう。

ここの歌詞では「確かめればいい」
だなんて相手を自ら煽るようなことを言っている。随分と強気な事。
それは「明日には忘れてしまう」からこそ、めいっぱい今を感じればいいという事なのか……どことなく余裕のある言い回しにも聞こえなくは無いけれど。

この部分もまた佐久間さんパートと
共に後述する。

一番は相手にひたすらに愛を囁くような歌詞がどこか多かったような感じがしたけれど、二番はもう何かが割り切れたような大胆な言い方の歌詞が多い気がする。
関係的には進展してる……のか?

5. 2番サビ

『君は甘い甘い砂糖みたい。その甘さが溢れたら、より爆発するみたいに燃え上がるよね』

2番のサビは始まりからなんとも甘さと危険さが漂う歌詞。足りないを通り越して溢れ、危険という意識すらも通り越して楽しんでいる感じがする。すっかり夢中というべきか、1番のサビよりも格段に糖度が高めである。

『いいよ?砂糖みたいなその甘さ全部をちょうだい』

もう完全にこの辺りは口説き文句のような歌詞である。1番では「マヒさせて」なんてどこか受け身に言っていたのに対して2番は「全部ちょうだい」に変わっている。どことなくやっぱり形勢逆転している気がするし……やっぱり甘い……

『その身体も何もかも、全部ね』

ここは前パートと繋げて考えている。直接的にこんな大胆なワード出てくるの始めてなのでは……恥じらいも何もかも捨てて口説いているような……というか「いいよ?」からここの歌詞までは全て口説いているセリフのような内容である。

『本当に最高の気分だね、俺達はとっても悪い事してるのにさ』

ここは1番と同じフレーズ。しかし1番とはまた少し違って聞こえるような……ここでは流れ的に1ミリも悪いと思ってなさそう、ひたすらに最高に楽しんでいるような、そんな情景が思い浮かぶ。

『君は甘い甘い砂糖みたい。朝が来るまで、なんて』

そしてここで初めて「朝」という単語が出てきた。今までの歌詞の中では「今夜」という歌詞しか出てこなかったがしっかりと時が進んでいるな……と思わせられるのである。1番のサビ前では「今夜だけでも」、2番のサビ前では「明日には忘れる」なんて話していたけれど朝が来る頃にはどうなっているのだろうか……

『甘すぎる砂糖みたいなこの関係、
朝が来ても終わらせないよ』

初めは「今夜だけでも」なんて言っていたのにも関わらずここに来て朝が来ても終わらせないよ、なんて。人とは欲深いもの。溢れたのは甘さだけではなく思いもだったのかも……?

6.サビ終わりからラストまで

ここでメロディラインが変わることによって雰囲気が変わるのがとても好きです。
ラスサビの前、嵐の前の静けさのような……

『いっそキミを壊してしまいたいよ、この愛は直ぐに消えてしまうから』

それでもしっかり、この関係には終わりがあることは分かっているようなのである。
朝になればどれだけ願おうと何をしようと全て消えてしまうなら、キミを壊してしまいたい。それは愛ゆえにかな……?

『呆れるくらい甘さでハイになってるんだよ、だからやめないで。このまま愚かなままでいようよ』

どことなく懇願しているような、見方によっては相手に誘いかけているようなここの歌詞。どうか終わらせないで、とでも言うようである。前の歌詞からもこの部分の歌詞からもどうしても終わらせたくないんだろうな。というのが伝わってくる。

「呆れるくらいSugar」の部分の「Sugar」の歌い方が好きです。岩本さんのラップ聞き取りやすくて聞いていてとっても楽しい。


『君に狂わされてる。許されなくても、今夜は全て忘れてしまえばいいよね』

ここの部分1番のサビ前との対比が本当に良すぎる。
1番では「許されるのなら」なのに対してここでは「許されなくても」になっていて、思いが強くなっているのが分かる。もう戻れないし戻る気もないんだろうな……っていうのがひしひしと歌詞からも伝わって来て。

どことなく目黒さんもラウールさんも1番の時の歌い方に対して強めに歌ってる感じがするのがまた感情的で好きです。

『もっと、もっとキスして、いいよ』

キスして全て忘れてしまおうよってこと…?もしかしたら今まではしていなかったのかも……(言われてみればKissという単語がここより前は出てきていない)
Kissする=一線を越える指標みたいな所もあるのでは無いだろうか。

ラウールさん「KissKissKiss…」の部分歌う事に声高くなっていくのも好きだし渡辺さんの「OK!」の歌い方もめちゃくちゃ好きです。渡辺さんの力強い歌い方、1番の時と比にならないくらい、もはや心からの叫びだというような歌い方で。

『君は甘い甘い砂糖みたいだね、止まる気なんてない』

OKを出して出されて、もう止める必要も無いし元々止まる気もないよ?なんて歌詞。確実に話が進んでいるけれど絶対に不穏な方向に進んでしまったのでは……と感じる。
そんなのは関係ないんだろうけど。

ここの部分後ろの渡辺さんの声との相性が良すぎる。ここに来て感情爆発してる感じが本当に良い。

『危険だからこそ、もっと燃え上がるよね』

ここの歌詞は1番と同じ歌詞。
歌詞が進むにつれて危険度が状況的にも増している気がするが、それでもなお楽しんでいるような歌詞が変わらずに……ということは本当に危険すらも楽しんでいるんだろう。
なんとも罪である。

『待って、まだこの熱で砂糖みたいに溶けないで』

終わりを見たくないし終わらせたくないんだろうな、というのがここでも伝わってくるような歌詞。砂糖は1度溶けたら溶ける前には戻らない……どこか皮肉な歌詞であるような気がする。

『終わりなんてない、だからもっと続けようよ』

どうにかつなぎ止めておく為の言い訳のようにも、最高の口説き文句にも聞こえる歌詞である。 どっちにしろ聞いたそのままの意味で……

今更感ありますがSnowManの英語の発音の仕方めっちゃ好きです。意味が分かるというか、単語1つ1つがしっかりと聞き取れる上で流れるように歌ってるのが好きです。

『本当に最高だよ(トドメは君の唇で)俺たちは最高に悪い事してるのにね(良くない事だってことくらい、分かってるよ)』

今までのフレーズに加えて入ってきた( )の部分は心情を表しているような歌詞である。ラスサビ前のフレーズと少し繋がってる、
良くないことだって分かってるけどもう手遅れなことも全部知った上での……だった事がここでハッキリと明示された。
(でも心から悪いとは思っていなさそうな行動してるから悪い人だなと思わせられる)

『君は甘い甘い砂糖みたい、もう我慢できないよ』
ここの歌詞も1番と同じ。解釈を後ろの歌詞と繋げて考えるか、それともここだけで考えるかによって意味が変わると思うのですが
私は後フレーズと繋げて「最後の言葉」を言うのが我慢できないと解釈してます。それを踏まえて最後の歌詞。

『甘い甘い砂糖みたいな、今夜限りの遊びだけどね』

問題のラストフレーズ、ここの訳の仕方で全てが変わると思うのですが……

私の解釈ではこのラストフレーズがとにかく衝撃すぎた。全部「遊び」だったの!?

今まで散々君に狂わされてる、まだ足りないとか、夢のようだとか少しずつ関係を仄めかしながらも好意を全面的に出してる甘い感じだったのに対して、最後にただの遊びだし?って掌返ししてくるのが衝撃すぎたのである。

そうなると歌詞の意味はまたまた違う風にも取れたりする。

例えば2番の佐久間さんのパートも
「キミを堕として遊ぶための戦略を立てようかな」なんて意味にも取れるし。
宮舘さんのパートも「明日には忘れてしまう」という歌詞から察するにこの時点で既に「所詮今日だけの遊びだから」とも取れるのだ。いや、それを言ったら始めの目黒さんパートから全ては計画的で全部本気じゃないよ、甘い言葉も何もかも嘘だよって事にもなりかねないのだけれど……

全部掌の上で事が進むのを楽しんでいるとしたら本当に罪な人すぎる、恐ろしや。

ラストのフレーズが無ければひたすらに危険な甘さを歌った曲であったのに、最後のワンフレーズに全てひっくり返されてしまった。

私がこの曲が好きな理由の1つがこの最後のフレーズ。

もちろん他の解釈として「今夜だけでも」とも取れるのである。それでも今夜だけでもいいから自分を見て欲しい、という意味なのかそれとも今夜だけでも俺と遊んで?の意味なのか……とにかく色んな解釈ができる。

そして最後のフレーズに繋がるかな?と思っている所が1つ。この曲、曲中に1度も「love」「like」といった好きを表す単語が「君が好き」という意味では出てこないのである。(あくまで私解釈だと)
サビの「like」「~のような(歌詞の中だと砂糖みたいに)」という意味か、もしも好きの意味で取ったとしても「君は甘い砂糖が好きでしょ?」になって好きの対象は砂糖なので……どちらにしてもその対象は相手では無いことは確か。 「love」も歌詞の中では「この愛は消えてしまう」って部分で使われていたりで直接貴方が好きって意味では使われていないのだ。それがとてもオシャレで、だからこそ最後のフレーズに繋がるのかなと思っている。考えれば考えるほど奥が深い。

リズムのアップテンポさは人物の性格を表してたり……(考えすぎ)

おわりに

ここまでひたすらに私なりの解釈、考察、感想を交えてSugarという素敵な楽曲について綴らせて頂きました。

Sugarという曲は歌詞を見てみると思った以上に複雑で大人で、どこか危険な甘さを含んだ曲だと思っていて。

歌詞を知らずとも直感で私はこの曲を好きになったので、そういう人も少なからずいると思います。頭に残るサビのフレーズ、大人っぽいメロディにオシャレさを感じる雰囲気に……スラスラと流れるように歌われていく歌詞。歌詞を考えなくても何となく口ずさんでしまうような。
……今よく考えたら、この曲はノンストップで最初から最後まで間奏がない。それもまたSugarという曲の魅力で、惹き込まれる理由の一つかもしれないですね。

考えながら聞くのも楽しいし、ひたすらにリズムを楽しんでも良い。音楽は楽しみ方が無限大で本当に大好きです。

これからもこうしてSnowManの楽曲を聞ける幸せを噛み締めながら過ごしていこうと思います……

皆さんの解釈も知りたいので是非是非教えてください……最後までお読み下さりありがとうございました(* 'ᵕ' )!!

2024 12. 21   Kano



いいなと思ったら応援しよう!