『転職の思考法』を読み、メインフレームのキャリアについて考えた
『転職の思考法』を読んで、今関わっているメインフレームの仕事について自分なりに考えてみた内容。
メインフレームの仕事はキャリアとして役立つか?
メインフレームの仕事はキャリアに役立つか?から考える。
今回は『転職の思考法』仕事のライフサイクルの4つの段階を用いて具体的に考えてみた。
自分の考える汎用系、オープン系、クラウド系の仕事の段階として次の通り
汎用系:4つ目「消滅」20年前からなくなるといわれている
クラウド・オープン系:3つ目「ルーティンワーク」求人の数が多い
もちろん、クラウドのインフラの中でも最新の技術を扱った経験があれば、「ニッチ」にあてはまるかもしれないし、オンプレからクラウドへのマイグレーションの経験などは「スター」に当てはまる可能性がある。
なので、自分の考えとしては、汎用系、オープン系、クラウド系どの技術にしろ、現場(会社)によって、キャリアに役立つかは変わるかもしれないという感想(一概に汎用系だから「消滅」とは言えないかも)
また、「ニッチ」「スター」にあたる仕事は何かを日常的に意識しておく必要があると感じた。
メインフレームの仕事で市場価値の高い仕事はあるのか?
なら、汎用系、オープン系、クラウド系どれでもOK!としたいところだが、汎用系は昔からのシステムを維持する仕事が多いので、「ニッチ」な仕事(これから社会で広く普及する可能性のある仕事)はなかなかないのが現状と予想…今のご時世でメインフレームを積極的に使おう!という企業の想像がつかない…(まあ、実際にはあるのかもしれないが…)
また、実質IBM一社の独占状態なので、競争がなく、クラウド系ほど新しいサービスは生まれないと予想…
マイグレーションなどを経験できない限り「消滅」の段階の仕事に関わる可能性が高いのではなかろうか?
もしメインフレームを設計構築をしたとして、次に活かせる現場があるのか?と考えてしまう(そもそも運用保守が多いという印象…)
メインフレームの仕事はコモディティ化している可能性が高い
『転職の思考法』の中で、成熟したマーケットかどうかを見極める方法として、
という基準があった。全ての業務がまったく同じということはないだろうが、ユーザー系の企業であれば当てはまりそうな気がした。そして、そのユーザー系の企業に客先常駐している独立系の社員も同様だと思う。
運用保守に関してはアップデートや修正があっても、仕事内容はほぼ内容になるパターンが多い気がする。
メインフレームの魅力はどこにある?
結論として、市場価値の観点でキャリアの価値を考えるとあまり価値はない(価値を上げるのが難しい)と感じている。
ここで、なぜ市場価値の観点で魅力のない(と自分が思っている)メインフレームも2年目以降も続けようと自分は考えているのか?と思い、今自分が感じている魅力を考えてみた。
自分の考えるメインフレームのキャリアとしての魅力
①知らないことを学べる
IT業界では学び続けることが大事だと言われるが、その点でメインフレームから学べる点もある。
具体的には、オープン系やクラウド系では意識する必要のない部分も考慮して、運用保守を考えなければいけない点。汎用系オープン系の違いを理解した上で、業務をすればオープン系だけの経験では得られないものが学べると考えている。
②キャリアを意識する
配属がクラウド系やオープン系だったら、『転職の思考法』を読まなかった気がするので。『転職の思考法』の主人公も印刷機器メーカーというデジタル化で「消滅」に近い業界だったので、共感してしまった(自分の業界を「消滅」業界と感じてる人には刺さりやすいのかも)
終わりに
『転職の思考法』の内容が自分のメインフレームの考え方のアウトプットに利用できるかも?と思い書いてみたが、終盤は結局自分の考え方をまとめてしまっただけになった。結局、「市場価値の魅力」と「知らないことを理解できる魅力(個人的な欲求)」のバランスの問題か?と思ったのが結論。
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