見出し画像

【壊獣カグヤ】MD9月前半環境メモ書き(2022.9.7)


8月31日から施行された禁止改訂適用から先のランクマ環境のメモ書きとか。


先月までのあらまし


1.新リミットレギュレーションの適用とそれに伴う環境の変化


個々のカードについてはよくわからないところも多々あるので、カグヤ側からして影響が大きかったように思える制限改訂を挙げてみると

抹殺の指名者が制限になったことで手札誘発の信頼性が上がったことにより、手札誘発で止めて盤面に干渉しやすい大型生物で捲る動きが安定しました。

ディバインガイが禁止されフュデスパッケージが弱体化し遭遇頻度が減りました
今までの環境で頻繁に見られたデスフェニで遅延しながらディバインで次のターン以降のリソースを確保する動きはリソース量が限定的なこのデッキにとっては致命的なものになりがちでしたがこれがなくなりました。

金満で謙虚な壺が制限になったことでそれを採用していたデッキが弱体化しましたが、特にカグヤにとって大きいのはふわんだりぃずとの遭遇頻度が激減した点です
実のところふわんだりぃずは自分で回したことないので適当言っちゃう感じになるのですが、実質初動が地図とろびーな、制限された壺とされていない壺だけになると流石に事故るということでしょうか。下級3種9枚と壺が初動のドラゴンメイドでも結構事故って吐いてた覚えがあるのでさもありなん。

アーキタイプごとの遭遇機会で言うと勇者系デッキは、フューデスを最もうまく使えていた(個人の感想です)幻影が減り、強力な制圧手段だったVFDを失った電脳は減り、ミューを制限にされターンを重ねた上でのやりとりにリスクが増えたプランキッズは減り、それらと比べるとほぼ影響がなかった天威勇者が増えました。

また8月前半のランクマではほぼ見なかったものの、直近のデュエリストカップで結果を出したペンデュラム系デッキや鉄獣との遭遇頻度が上がりました

また手札誘発が相対的に強力になり多く積まれだしたこと、フューデスパッケージが弱体化したことから、複数ターンのやり取りを前提としたアドバンテージ確保手段をもった中低速デッキが増えました
具体的にはエルドリッチ、イビルツイン、閃刀姫、オルターガイストあたりでしょうか、エルドリッチが最多で次点でイビルツイン、あとは似たようなものだった思います。上2つめちゃくちゃきついんだよなぁ…。

それら伏せ系デッキとの遭遇頻度が上がったせいか、勇者グッドスタッフは展開寄りの3軸ではなく盤面に干渉しやすい十二獣が増えてきたように思われます。

全体でみるとエルドリッチと天威勇者が遭遇頻度ツートップで、それ以外はかなり雑多なあたりだった印象です。デスフェニが色んなデッキを抑制していたということなのでしょうか。
正直今までのランクマで一番当たりの幅が広かった気がします。

相性的には有利な相手は多くありませんが、根本的に苦手な一部カードが規制されたので底上げされた感じはあります。

MDリリース直後並みにエルドリッチへの対応に苦慮したランクマでした。



2.採用カード、不採用カードなど

志の低い1枚挿しの手札誘発たち!


1.白エクレシア、妖眼の不採用


とにかくもうどうしようもないぐらい対エルドリッチで弱かったです。

攻撃表示のエルドリッチ相手にすら相打ち止まり、スキドレが減った分増えだした御前試合相手に頻繁に引っ掛かる、これについてはカグヤやヴェーラー(仙々)も同様ですが前者は手札1枚確保しているので召喚権の喪失で留められ、ヴェーラー(仙々)についてはうっかり通ると一気に勝ちが現実的になるなどそれなりに落としどころや利点もあるのですが、それが全くない。

ファイナルシグマが出せるという利点は依然あるものの、先月と比べるとふわんだりぃずとの遭遇頻度は激減してしまっているので、正直役に立った場面より足を引っ張る場面の方が目立った印象です。



2.プロートスの不採用


プロートス採用の主な理由だったフュージョンデステニーや幻影が大きく数を減らしてしまったため、事故の原因になりがちだったこれは抜けました

次点の対プランキッズ戦も機会を多く減らしたのでなおのことです。あれば便利なことは間違いないとは思うのですが、適宜サーチできる天威相剣なんかならともかく素引きするしかないデッキなので今回は見送りです。



3.サイクルリーダーの採用


最初期のエルドリッチやドライトロンだらけだったときにもお世話になったカードですが今回1枚採用です。

対エルドリッチ戦では御前試合や群雄割拠などの永続罠を開かれることでexデッキが絡まない単騎駆けを強いられがちですが、それ自体はこちらの生物の大半が2500/2800のエルドリッチを突破できるためさほど問題ではなく、問題なのは墓地から3500で戻ってくるエルドリッチが手に負えないこと、そのコストになる伏せカードがほぼ無尽蔵に供給されることなので、エルドリッチ本体を追放してその流れを絶ってしまいたいといったところです。
エルドリッチさえいなければ、相手のデッキに入っている生物はほぼカグヤさえ突破できません。いくらリソース供給が絶えなくても概ね勝ちます。

3枚すべて追放しきれなくてもデッキ内から枯らしさえすればカグヤが無双し始めるのでそこも目標になります。
初手のアトラクター3枚と、クロウ3枚、実質4枚目のクロウのサイクルリーダー、うっかり通れば仙々も含めてエルドリッチ2枚(できれば3枚)を追放するゲームです。
なんだか希望が見えた気がしました。多分。

エルドリッチに次いで遭遇する天威勇者相手にもたまに仕事する上、それらより遭遇頻度は低いとは言えうっかり当たるとかなり厳しいイビルツイン相手にはかなり強力な妨害なので、まあ1枚ぐらいなら追加のクロウと思えば許容範囲だと思います。重ね引くと間違いなく憤死するので1枚です。

あと手札誘発にしては珍しくそこそこ打点があるので忘れないようにしたいです。1回見落として勝てるゲームを落としました。



4.ニビルとかトークンコレクターとかうさぎとか


志の低い1枚挿しの手札誘発たち!(2回目)

サイクルリーダーは枚数と役割に納得して1枚入れたものの、これは本当に納得いく目標が定まらないまま漫然と挿しています。ひどい。

今回のランクマッチはこれまでにないぐらい当たる相手のアーキタイプが多種多様でこれと狙ってメタるリスクが大きいように感じたこと、その中でも天威勇者にそれなりに効くものをそれぞれ選んだのは彼らの手札誘発貫通能力の高さにおびえて2枚重ね引いて手数が足りずに負ける機会を減らしたかったとか、そんなふんわりとした理由です。

メタの方向性が偏ってきたら真っ先に弄るところになりそうです。



5.サージュ3枚目、サンダーバード


重ね引くと厳しいことも多く、相手の盤面に依存するサージュの3枚目はとるか悩ましいところではあるのですが、今月はエルドリッチ(もとい永続罠魔法)が多数いるので気にせず採用です。
上述の尖り気味で腐ることもままある手札誘発をいいように相手のカードと交換することもできます。

白エク妖眼やプロートスを入れる枠を捻出するために先月は抜いていたサンダーバードも再び採用です。
なんだかんだ未界域の手札入れ替え能力は引きムラで手札誘発過多になりがちなデッキにはありがたいものです。

結果的にこれでデッキの中のカードが1枚で妨害になるカグヤ、パンクラ、唯一の魔法の雪花を除くと、手札誘発と星8で染められかなり統一感が高まったので、返しのターンに8エクシーズに行けるかどうかで勝敗が大きく変わる鉄獣やペンデュラムデッキ戦や、不利対面相手にワンチャンス願いながらヌメロンで特攻する場合にそれらの選択肢が安定して取れるようになったような気がします。



6.サクリファイスアニマ


志のひk(

ファイナルシグマ抜いて1枚枠が余ってしまったけれども、サイファーブレード抜いて2枠使ってホープ入れるのはこの勇者環境では選択肢として無しだと思われたので、手札誘発を相手生物と交換できて悪くはないかなと考えて入れてみたものの、その役割はサージュを増やしたことである程度担えているためか結局1度も出す機会はありませんでした。

G食らって止まらざるを得ないときに備えて、普通に1妨害になるフェルグラントかフォトンロード入れとけばよかったと思いました
最大の仮想敵だった幻影やドライトロンが減り妥協妨害になりがちだったサンダルフォンと合わせて、フェルグラかフォトンが選択肢としてあればかなり受けが広がって妥協なりにいいコンビになれたような気がします。

いっそディンギルス2枚目でもよかったかも。サイキョーだよね…!


7.神巫、10シンクロ生物

しばらくこんな感じだったけどやっぱり今一つな感触


試したもののやっぱりイマイチだったパッケージ。

エルドリッチの御前や群雄を割る手段の追加として神巫からのヌトスを用意したり、相手の妨害を踏み切る手段として神巫→シルキィサーチシルキィssで誘発や妨害チェック、盤面干渉を行いながら8エクシーズか10シンクロに向かう動きは想定の上ではめちゃくちゃ強いはずだったのですが、やっぱりチューナー単独で何もできないという点で嚙み合わせありきの、少なくともこちらにリソースが残っている状況でだけ強いカードだな、と感じました。

手札誘発が多いデッキで相手も指名者を失っているためゲームをグダグダにしてしまうことはままあるのですが、そんな時トップ勝負で引いた時に弱すぎるカードを増やすのは総合的に損が大きい気がします。

なんだかこれ、数か月前にも同じことを感じていた気がします。
のど元過ぎればなんとやら…。

またexデッキの枠の都合でサイファードラゴンが採用不能になるので、勇者と頻繁に当たりペンデュラム系デッキともそこそこ当たる環境ではそこも気になるところでした。



3.もうすぐ新セレクションパック


エルドリッチが増えたあたりカグヤ的には逆風はあったものの、指名者の制限で先行制圧デッキが咎められたこと、その結果として今までにないぐらいランクマで多くのデッキと当たることになったので、かなり良い制限改訂だったのではないかと思います
環境メタデッキ的には仮想敵を絞り切れないのはしんどいのだけれど、まあそれはそれとして環境としては健全だよね、という感想です。


とは言え、週末には生物による妨害を立ててターンを返すという動きを真っ向から否定してくるミラジェイドが来ることが確定しています。こわいです。
烙印融合も同時に来ると思われますが、あまりに異常なリソースの稼ぎ方から正直ドン引きしたのでそれが来る前に慌ててランクマ回したところもあります。平和な今の環境を最後に目一杯味わいましょう。

幸いなことにランクは上げ切れたので残り20日間思う存分ボコられながら色々試せそうです。
なんかいい構築生えてこないかなぁ…。
紙だと死ぬほどG入れたリストが見つかったのですがこんなにきついのかと泣きそうになっちゃいました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?