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くず男を書くうえで意識すること。

お久しぶりです。
ゴブリンです。

長い間投稿をしていません。
本当に申し訳ございません。

今、無料作品2つと、有料作品1つの執筆しています。
表現技法の手札が増えたせいで、一作品にかかるコストが上がってしまっています。
ほんとに申し訳ございません。
でも、無料、有料問わず、現存のポテンシャルとテクニックを駆使して最高の作品をお送りしたいと考えているので、ご容赦してもらえると幸いです。

読者さまの中には、僕の続編が読みたい人がいるかもしれないし、首を長く過去作を楽しんでもらってる方もいるかもしれません。

そういった人の期待に沿える形で投稿したいです。

さて、今回は少し、毛色を変えて、作品の裏側の話を一つしていこうと思います。

今回は
「くず男」

について。

くず男の感情技法にこだわる。

僕の作品を呼んでいる人は
「くず男」
の存在に着目する人もいるのではないでしょうか。

菊池
明石
藤沢
などなど。

一見すると、
「マジできもいよなこいつ」
と思うようなキャラクターをたくさん作っては、魅力的な女の子を虜にして、性欲の吐け出し口にしている。。。
現実世界にいたらと思うと、動悸が止まりません。

しかし、僕の作品を支えているのは紛れもなく、こういったクズです。

クズを書く時。
かわいい女の子や、エロティックな女子を書くこと以上にこだわります。
エロ作品には
ある程度のリアリティ。
コイツが求められます。

リアリティをうまく引き出す手法は多々あります。
たとえば、かわいい女の子でも、完璧に書きすぎないのが一つです。

ノリでホテルに行く→さっき食べていたニンニクの匂いが唾液に交じり、その吐息はすこし、おじさんのような感じがした。→しかし、唇を離したとき。その豊満なボディと、幼くも大きい目が潤んで、次の瞬間。首に手が回ってきた。泥のような胸の感触と、生臭い吐息が脳髄を痺れさせた。

例文

こういった感じで、ある程度マイナス部分を盛り込んでいくと、等身大の女の子がかけて、結構エロくなります。


で、そのリアルの部分や没入感を引き出すのが、悪の存在なのです。
実際にいるようなくず男を、繊細に、時には自身の体験談から引っ張り出して、彫刻のように描写する。
そうすると、文字を目で追いかけて脳裏でイメージするだけで、心臓の動悸が収まらない、リアルな作風に仕上がります。

さらに、どういった点にこだわるのかというと、
ズバリ、心理描写です。

昨今、様々なエロ作品が巷にあふれかえっています。
しかし、多くの場合、女の子がいかに悶えて、性の快楽におぼれているのか。
もしくは、主人公の男の子が、大好きな女の子と添い遂げられてどういった幸福感を抱き、性の快楽に身を任せているのか。
こういった描写やその描写に行きつくまでの過程に主眼に描く物語が多いです。

否定はしません。
素晴らしいです。
良く、お世話になります。
江戸時代から現代まで日本人は作品で性処理をしてきたらしく、そういった描写は、妄想大好きな日本人が作り上げてきた、歴史であり、結晶です。
言い方をかえると
王道
と言えるでしょう。

ただ。
僕はあえて、クズみたいな男の心理を描写したいです。
僕の周りには、女遊びをする友人がそれなりにいます。
そういった人に
「やっぱり、○○ちゃんでも、美人の前では緊張するの?」
と聞くと、100%
「緊張する」
と帰ってきます。

しかし、多くの寝取られ作品を見ていると、まるで機械かと聞きたくなるような、流れ作業的に、美人を手玉に取るクズ男が描写されています。
本当に、狡猾に
「コイツ人間じゃねえだろ」
と思うぐらい、とんとん拍子に女を落としていきます。
違うと思っています。
女慣れしている男でも、めちゃくちゃ可愛い女の前では緊張するし、ましてや、今これから抱けるとなると。
もっと言えば、自らの遺伝子を送り付けれる場面となると、頭の中はぐちゃぐちゃになり、情けない声も出たりするのです。

それは、セックスをする、前段階でもそうです。
ガードの固い女の子の前に、何度も失敗を繰り返すだろうし、時には一旦あきらめて次に行く描写も必要です。
しかし、ふとしたことをきっかけに、突破口が開け、そこから風穴を広げて、ベッドインする。
その時の、カタルシス。そしてあふれ出してくるオスとしての本能。
脳みそのしびれや、アドレナリン。
これを最大限表現できるのは、ある種、クズ男の特権なのです。

だから、クズ男の心理描写も僕は余さず書きたいと思っています。

そうすることで、クズ男に感情移入ができるのが一点。

さらに、可愛い女。遺伝的に優れている女を苦労して落とした。
と言う、本能的なカタルシスも味わえます。
それが、一度読んだだけでは、飽きず、繰り返し使用し続けられる、作品を書く上での一要因であると、僕は感じています。



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