〜ジャクソンホール会合の振り返りと今後の相場〜


・ジャクソンホール会合の内容
・週明けの日本株の反応
・今後の相場予測

・ジャクソンホール会合の内容

まずジャクソンホール会合の内容についてですが、テーパリング(中央銀行による量的緩和の縮小)の時期については年内の開始が適切という内容でした。今回懸念されていた事項として、テーパリングの時期が早まるのではないか?という点でしたが、それが払拭されて株式は上昇しました。

次のマーケットの関心は、年内のなかでいつ、どんなペースで開始されるのか?ということになると思います。ここもと米国で物価の上昇が観測されていましたが、FRBは「一時的なもの」と解釈したと説明されています。ただ、EUでも物価の上昇が数値として現れてきているので、インフレが急速もすすむようであれば、また中央銀行の判断がかわるかもしれません。

ただ、現状FRBがもっとも重視している失業率も高止まりしているため、よほどの変化がない限りは今回の決定を元に相場は動いていくでしょう。

↓1週間の金利の動き(途中金利上昇懸念→最後払拭で下落)

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↓会合を受けて3指数揃って上昇

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中身を見てみると、エネルギーや素材が上昇しています。商品先物が上昇している影響もあると思いますが、金利が上がらないのであれば物の価値が相対的に上昇するので素直な反応ではないかと思います。

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一方で気になるのが銀行株の上昇です。金利が上昇しない→下落という動きになるかと思いましたが、逆に動きました。

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・週明けの日本株の反応

米国特有の動きなのか、日本株も見てみましょう。

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日本は銀行がパフォーマンス下位ですね。ということは、パフォーマンスの差は株式における企業のストーリーというよい、現在位置に対して(割高、割安)を判断されているのだと思います。



・今後の相場予想

今後の相場展開ですが、一旦もう一段下落の流れは回避されたものの、ここから上昇するにはかなり大きな要素がなければ難しいと思います。ここからは全体相場というよりもよりセクターを絞った投資に資金が流れるのではないかと思います。





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