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雑記(20241019、「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」)

「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」の最終話が意味不明、支離滅裂だったという感想を書くための雑記です。皆さんに同意してほしい訳ではない、これは俺の魂の呻き声なんで。
当然ネタバレがあります。

物語の最後には気兼ねなく殺し合いをしてほしい。

これは私の性癖の話なんですけれどね。
互いに立場や事情があれど、敵味方の陣営に分かれて、武器を持って戦場で相まみえてしまった訳じゃないですか。殺し合い以外のコミュニケーションって必要なくないですか……?
そりゃあイリヤ達は「もう逃げ帰るだけだから見逃してくれ」って言うかもしれませんが、ガンダムのパイロットからしたら知ったこっちゃないですよね。というか一度見逃してしまったばっかりに基地でジム奪取未遂からの大暴れを許して、連邦軍人がいっぱい死んでる訳ですよ。その後に見逃してくれはないでしょ。ニュータイプは「誤解なく分かり合える人」だからイリヤの本心なのは伝わるかもしれないけれど、相手は劣勢ジオンのエースパイロットですよ。宇宙に上がってハイ除隊、なんていう話が通じる訳もなく再び戦場に出てくる訳じゃないですか。見逃せるかよ。というか見逃してしまったらガンダムのパイロットの立場もかなり危うくなるのでは? そういう戯れ言はティーンの少年少女が主人公のロボアニメでやってほしい。

イリヤ一人を残して残りは全員先に逃げます→なんで???

そこはみんな残って一緒にガンダムと戦う流れじゃないですか。
バカクソヤバいガンダムが宇宙港に迫っている、時間を稼がねば→ここまで来て大尉一人カッコつけて残るのはナシですぜ、って全員で一丸となって創意工夫で戦うべきでしょ。なんとか立ち向かったけれどあと一歩及ばずガンダムがすぐそこまで!→そこでクソつよグフカスタムがチームで登場、ガンダム撃破→みんなで喜んでたら実は少年兵が動かしてました、で一同ドン引きするべきじゃないですかね。
先に5話でガンダムのパイロットを描写しているから無理なんですけれど、その点についても言いたいことがあります。

ガンダムには最後まで「怪物」でいてほしかった

4話までは得体の知れない追跡者で一貫していたガンダムなんですけど、5話で実はパイロットが年端もいかない少年兵でしたって判明するじゃないですか。あれで魅力が激減してませんか? 俺はしたね。
俺は最後まで相互理解なんて不可能な怪物でいてほしかったし、だからこそ最後ガンダムを倒すカタルシスが生まれると思うんです。戦場で意味不明にイリヤを庇ってガレキの下敷きになり、グフの不意打ちを喰らって背後から一撃は……いや戦場の無常さを感じるからいいんだけれど。でも執拗にイリヤ達を追い続けた怪物の最期としては、締まらねぇ~~。

戦場の少年兵のためにジオンのゲリラに合流します→マジで何???

いや本当にマジで何? どういう思考プロセスを経由すれば父親を亡くした息子を放置しておくという結論に至るの?
そこは「戦場の少年兵を勢力分け隔てなく助けるため医師と一緒にUMRCに行く」じゃない? なんで今後20年は地球や宇宙、火星まで怨念をたっぷり振り撒くジオン残党なんかに合流してんの?(イリヤには知り様もないとはいえ)
本当にこの結末は意味が分かりません。テレビの前で「ハァ???」って大声が出ました。

他に言いたいことはありますが、最終話に関してはいじょうです。

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棺桶六
甲冑積立金にします。