子ども靴のサイズ確認方法
春になり成長著しい子ども達、そろそろ新しい靴をお考えの方も多いと思います。そこで誰にでも直ぐに出来る子ども靴のサイズ確認方法をお伝えします。
意外に難しい子ども靴のサイズ合わせ
販売員に相談して靴を選べたら楽ですが、最近はセルフで選ぶ店が増えています。
誰しも何を基準に子ども靴のサイズを決めたら良いかわからないのでとりあえず、子どもに靴を履かせてつま先を指で押しながらゆとりを確認する。それでも確信が持てないと子どもに『窮屈でない、痛くない』と聞いてしまう。
子どもの足は大人の骨格と違い未熟です。特に足が細くて柔軟性のある子は何でも履けてしまうことがあります。靴の中で足趾をすくめていたり、つま先合わせで履いていたり、正しく履けていない状態でサイズを決めてしまうことがあります。
仮に足を正確に計測してもメーカーごとにサイズ感が異なり靴選びは意外に難しいものです。
子ども靴は小さくても大きくても駄目
靴が大き過ぎたり甲の抑えが弱かったりすると靴内部で足が動きつま先がつまります。骨格が未熟な子どもの足趾は直ぐに変形します。
勿論、小さい靴も避けて下さい。
また、踵が合っていないと踵の骨が外を向いたりして体の歪みになる可能性もあるので踵に隙間が出来るような靴は避けた方が賢明です。
誰にでも簡単にできるサイズチェック
最近の子ども靴の多くは中敷きが外せます。外した中敷きに立った状態でつま先の隙間を確認します。立った状態でつま先の隙間が1.0㎝~1.5㎝程度の靴を選びましょう。横は10%程度はみ出てもOKです。
子どもは直ぐに大きくなるからと大き目にと考える方が多いのですが、4歳からは年間で足長1㎝程度の成長です。子ども靴は毎日使っているのでサイズアウトするより先に靴の寿命を迎えることが殆どです。
靴の寿命を半年と考えると半年で足は0.5㎝成長するのでつま先の隙間は1.0㎝から1.5㎝あれば十分ということです。
靴を大き目、大き目と買い与えていると足の感覚器は狂い、成人しても大き目の靴を履き続けることになります。適正サイズを買い与えその感覚を身につけていただくことが結果として健康な体を育みます。