哲学的キャリア論のススメ8~自分の状態にあったエージェントを選ぼう!~
「働く、生きるを、HAPPYに」をビジョンに掲げる株式会社ミライフで、キャリアデザイナー兼事業企画として働いている菅野(かんの)による「哲学的キャリア論」第8回です。
「パートナーと話す大切さ」について深掘りした第7回はこちらをご覧ください!
※内容はどこから読んでも大丈夫ですのでご安心ください。
なお、このnoteでは「哲学的」という言葉をとても広い意味で使っています。
もう少しちゃんとした哲学の話が知りたいよ!という方は、Voicyで配信しているこちらの番組をお聞きいただけると嬉しいです。
それでは、さっそく始めていきましょう!
エージェントの「使い方」と「使いどき」
自分のキャリアに向き合おうとする場合、エージェントの利用は非常に有効な手段となります。
ただし、エージェントの使い方にはコツがあり、自分のキャリアの状況や目指す方向性に応じて適切に選び、活用することが重要です。
この記事では、エージェントの「使い方」と「使いどき」の2つに分けて、「どういう状態ならどういう風にエージェントを使うべきか」を深掘りしてみたいと思います。
自分のキャリアの課題に応じたエージェントの「使い方」
「キャリアに向き合う」といっても、その向き合い方は人によって様々ですし、同じ人でも年齢や自身が直面している課題によっても変わります。
例えば、以下のように自分のキャリアの方向性や、次に行くべき企業・業界が明確な場合があります。
こうした場合は、以下のようにエージェントを活用するのが役立ちます。
ただし、いずれの場合でも希望する企業の採用情報が必ずしもエージェント経由で得られるとは限りません。
その場合は企業の公式サイトを確認し直接応募をする、YOUTRUSTや自身のコネクションも出来る限り活用し、その企業に直接アプローチするといった方法を探ることも役立ちます。
続いては、「自分の方向性が見えていない場合」です。
ここには、先ほどの「大手エージェントを活用する」の注記で書いたように「自分では見えていると思っているが、よくよく考えるとその企業や業界の情報がほぼ無く、ふわふわしたイメージに留まってしまっている」というケースも含ませてください。
こうした場合は、以下のようにエージェントを活用すると良いですね。
大まかにですが、上記のように「キャリアの方向性がはっきりしている」か「まだぼんやりしている」かで使い分けることが王道かな、と思います。
自分の理解度に応じたエージェントの「使いどき」
以下、「使いどき」の話を簡単にさせていただくのですが、実は私自身、とあるエージェントに転職相談をお願いして嫌な想いをしたことがあります。
当時、必須要件を満たしていないのですがどうしても面接を受けたい求人があり、その求人を取り扱っているエージェントを見つけ、事前に「●●社の××という求人の詳細について教えてほしい」と伝えていたにもかかわらず、面談の際にまったくその内容を教えてもらえなかったのです。
結果、1時間お話させていただいたものの「特に役立たんかったな・・・」という感触だけが残ってしまったのですが、今にして思うと、「求人を取り扱っていること」と「その会社や求人に詳しいこと」は別で、必要な情報があればこちらから引き出さなければならない、と分かるのですが、当時はそこまでエージェント活用に対する知識がありませんでした。
この件からお伝えしたいこととしては、
といったことでして、こちらも当たり前の内容ではあるのですが、意外と「相手が持っている情報を確認する」ってやりにくいかなと思うので、改めて言葉にしてみた次第でした。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
本来であれば「困ってるからいい感じに助けてほしいよ」と思うのですが、エージェントを正しく使うためにも、自分のキャリア状況や目標に応じて適切に選び、活用することが意外と重要です。
そうしたコミュニケーションを取ることは大変ですが、一方で、そのコミュニケーションがあるからこそ「自身には見えていないチャンス」や「もやもやしていた方向性がクリアになる」といった価値を感じることができます。
どうかコミュニケーションを大切にし、自分のキャリアアップに役立つ情報を最大限に引き出して、エージェントを活用し倒していただきたいと思います。
「エージェントの使い方も含めた、転職活動全般の進め方についてオープンに話してみたい」という方がいましたら、ぜひ気軽にこちらのフォームからご連絡いただけたら嬉しいです。
それでは次回も、どうぞよろしくお願いいたします!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?