【会社紹介編②】Google検索って、本当に便利だと思いますか?
いや、とても便利なんですけど。
Googleがなかったときにどうやって生きていたか分からないくらいなんですけど。
さて。
タイトルのこの言葉、実は入社面接のときに代表の國重さんから聞かれたものです。
あなたなら、どう答えますか?
おそらく、よっぽど強い理由がなければ「便利だ」と答えると思います。
少なくとも、私はそう答えました。
「Yahooの方が好きだからGoogleは使わない」という人はいると思いますが、「Googleが不便だからYahooを使う」という人は、あまり想像ができません。
(検索エンジン自体は同じですしね)
ですが、國重さんからは追加の言葉が。
「本当ですか?調べ物とかするの、意外と面倒じゃないですか?」
「例えば、会社の売上とかを知ろうと思ったらわざわざその会社のサイト行ってIR情報見にいって今年の売上を探さなきゃいけないって、だるくないですか?」
「そもそも検索ワード考えたり、情報が正しいか間違ってるかとかチェックするの、結構高度じゃないですか?」
うーん……言われてみれば、たしかにそうかも?
いくら探しても欲しい情報が出なかったり、違うサイトで真逆のことが書かれていたり……。
「検索リテラシー」という言葉があるぐらい、正しい情報をきちんと探すのは、よくよく考えると難しいです。
裏を返せばつまり、検索はもっと便利になれる。
「だから、『知る』方法を変えて、世界中のデータをつなげて『知る』ためにかける時間を10分の1にしたいんです」
この「知るためにかける時間を10分の1にする。ダイレクトに情報にアクセスできる世界を作る」というのが、Baseconnectのミッションです。
それは「『知る』ことのアップデート」とも言うべき、とても大きなミッションです。
過去に目を向けると、グーテンベルグが1450年頃に活版印刷を実用化して以来、人々が「知る」方法は圧倒的に「書籍」でした。
書籍により、それまで一部の人間のものであった知識の一般化が進んだことで、ルターの宗教改革にまでつながったというのも有名な話です。
さて、活版印刷から約550年が経ち、私たちインターネットという仕組みを手に入れました。
そこでGoogleなどが登場し、「知る」方法が「検索」にアップデートされた世界が、今私たちが生きている世界です。
それは書籍よりも速く、大量の、密度の濃い情報が飛び交う世界です。
便利な反面、「今わたしが欲しい情報」を得るためのコストは、まだまだ高いと言えるでしょう。
そんな世界を、次の世界にアップデートする。
「検索」の次の「知る」方法を開発し、よりダイレクトに世界中の人々が「今わたしが欲しい情報」にアクセスできる。
そんな未来が、Baseconnectが目指す未来です。
といったことが、企業サイトもちゃんと書かれております。
そんな壮大なミッションを掲げるスタートアップ企業ですが、中に入ると意外なほどに、みなさん穏やかに働いています。
もちろんプレッシャーの高い業務があちこちで次々と生まれているのですが、よくあるもぐら叩きのように目の前の仕事に捉われすぎる、といったことは今のところ無さそうです。
それはひとえに、本当に価値あるものを生み出して、長期的に、けれども着実にミッションを実現していこうという覚悟と姿勢の賜物だと思います。
あとは、これは中に入って実感したのですが、社員の50倍はいるアルバイトやインターンは学生の方がほとんどなので、労働環境が良くないと長く続けてもらえない、というのも大きいですね。
社員が過度に苦しそうに働いていたり、ストレスなどでアルバイトの方を不当に扱うようになったら、それこそ事業が立ち行かなくなるので。
とはいえ、スタートアップなのでこの辺りは大丈夫かな……?と思う部分もあります。
例えば、ある部署の社員が1人しかいないので、その人が出張に行ってしまうとアルバイトだけになっちゃう、とか。
代表が瞑想修行で山にこもって2週間ずっと音信不通になる、とか。
(これはスタートアップ関係ないか)
ただ、それらも全て解決できるもの、ある程度コントロールできるものとして捉えられていて、純粋な「問題」のまま放置されているものはあまり無いように見えます。
そうしたコントロール可能な状況を自分も作り、課題解決をしながらきちんと成長を加速させていく。
社員としてそんな貢献がしたいし、しなければならないなと「『知る』をアップデートする」という大きなミッションを前にそう思うのです。