パンオタク🥐

小さい頃からパンが好きで、小学校の文集にあった、「好きな〇〇ベスト3」でも、好きなパンを書くほどだった。

そんな私が、パンとの距離を一気に縮めたは、間違いなく高校生の頃に出会った福岡の「pain stock」の影響だと思う。

約8年ほど前、パン屋巡りのために1人で熊本から福岡に来た私は、調べるなかでトップに出てきた「pain stock」の写真を見て、これは行くしかない!と熱量高く燃えていた。しかし、当時は箱崎という、市内から離れた場所にしかなく、限られた時間の中で行くことは難しかった。
それでも使命感を持ち、絶対に行くんだ!という強い気持ちを持って行くことにした。慣れない地下鉄に乗り、やっとの思いでお店にたどり着くと、そこには、これまで見たことのないパン屋のスタイルがあり、田舎から来た私は、ただただ圧倒された。

大きな木のパン台、パンの陳列の仕方、店内のドライフラワー、何もかもが新鮮で、私の中ではディズニーランドくらい夢の世界だった。その当時購入したのは、明太フランス、カカオドショコラ、きびクリームパンの王道ベスト3で、自宅まで大切に持ち帰った。家で家族と食べた時に、ビビビッと衝撃が走り、「なんなんだこのパン!もっちりしているけど、柔らかい!食べたことないタイプ!」と感動した。

それから日は経ち、大学入学とともに福岡に引っ越してきた。住み始めた場所は六本松という発展途中の街で、カフェやコーヒー、本屋など新しくお店が出来てきて、学生が集まり賑わっていた。

私の家の近くにも色々人気のお店はあったが、その1つになんと、有名な「pain stock」で修行されていた方のパン屋があったのだ。あれほど憧れて、慣れない地下鉄に乗り、ようやく行けたパンのお店、そこで修行された方のお店が今度は家から3分の場所にある!もうこれは、行くしかない!と思い、友達を誘って行った。

お店の雰囲気は「pain stock」と似ていたが、味はまた違っており、期待、いやそれ以上だった。高校生の頃に出会ったパン屋と、今家の近くにあるパン屋、これは何かの縁で私に繋げてくれたのかもしれない!と本気で思い、そこのパン屋のアルバイトに迷いなく応募し、無事に働けることになった。

朝は早かったが、好きなパンの匂いを嗅ぎながら、好きなパンの説明をお客さんにして、パンが好きな人たち同士で会話ができ、こんなに幸せな仕事ってあるのかなと思った。
社長のパンに対するこだわりを聞くほど、1つ1つのパンに愛情が沸くし、パンの気泡や断面を見るのが好きなくらい、パンへの愛が加速していった。

パンを食べて不幸になる人はいないし、パンが好きな人ってみんな笑顔だし、パンって本当に魅力的だよな〜と今でも毎日考えている。ただの食事としてのパンではなく、生活に彩りをくれ、心を豊かにするものとして、もっともっとパンが広がってほしいし、パン業界が熱く盛り上がってほしい。

そんな私には、夢がある。
1つ目は、今取り組んでいるアパレルを通して、頑張っている人がみんな報われる社会を作ること。
2つ目は、大好きなパン屋業界に何かしらの形で貢献すること。

社会に沢山貢献して、喜んでくれる人を増やしていきたい。

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