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ドイツ留学雑記#3

鉛筆は最後まで芯たっぷり

小学生の頃、同級生に鉛筆を噛む子が周りにいたよって方はいますか?僕はいました。画像の女性のように横噛みではなく、端っこから真っ直ぐ口に入れる縦噛みタイプでしたが。当時の僕はまだ幼かったので、そのような行動をとる子達を見て多少の嫌悪感と不安を覚えていました。だって不衛生ですし、もしカケラを飲み込んだりしたら危ないので。この鉛筆を噛むという行為は心理学的には「不安やストレスのあらわれ」と分析できるそうです。ですので当時鉛筆をガジガジしていた子達はもしかすると、慣れない環境に不安を感じていたのかもしれません。そう思うと違った見方で見ることができますね。
しかしここで一つ疑問が生まれます。画像の女性があまり不安やストレスを感じているようには見えないことです。もしかすると、縦噛みと横噛みにはそれぞれ異なった心理的要因が関わっているのかもしれません。心理学専攻の方、卒論のネタは提供しましたよ

僕の時間割について

今日は別に鉛筆を噛む話をしたいわけではないです。僕の1週間の時間割についてお話ししたいと思います。ちょっとは留学日記っぽいことを書いておかないと。
僕の留学先のビーレフェルト大学は1969年に設立された、比較的新しい総合大学です。社会学部と教育学部が有名で、社会学者のニクラス・ルーマンが教鞭をふるった大学でもあります。日本では言語を専攻する単科大学で学んできた僕にとって、いわゆる「オーソドックス」なビーレフェルト大学は個人的に少し新鮮な感じがします。
僕は月曜日〜金曜日で計7コマ履修しています。初めは少ないような気がして不安でしたが、なんだか周りの留学生もそんなもんらしいので、まあ大丈夫でしょう(適当)。早速、月曜日から順に紹介して行きたいと思います。

月曜日
・Deutsch für Fortgeschrittene  (Niveau B2.2)
留学生向けのドイツ語の授業です。この大学の言語コースにはA1.1~C1までのレベルがあり、学期初めに受けるテストの結果によってクラス分けされます。クラスメイト皆かなりドイツ語が話せます。すごい。読み物の単語レベルも高いので良いトレーニングになります。周りの会話力に少しずつ慣れてきたおかげか、ドイツ語を話すこと自体への抵抗感が薄れてきたのが大きな収穫だと感じています。楽しくて好き。

火曜日
・全休 (Level C2)
全休です。休息レベルはC2です。

水曜日
・Basics of Sociology
社会学基礎の授業です。英語で行われます。基礎って書いてあるけどやけに難しいなぁと思ってたら、BachelorではなくMasterの単位でした。普通に間違えました。ですが、同じミスをした友達と仲良く履修しています。社会学の知識がほとんど無いのでついていくのにかなり苦労していますが、楽しいのでオーライ。
・Deutsch für Fortgeschrittene  (Niveau B2.2)
同上。週2回あります。

木曜日
・English conversation in an academic context (Level C1)
毎週あるトピックに焦点を当て、クラス内でグループを作りそれについてディスカッションする授業です。本大学のドイツ人学生と触れ合える機会でもあります。先生が少し曲者(失礼ですが)で、話もよく脱線しますが、終始明るい雰囲気の中英語で話せてとても楽しいです。良い。

金曜日
・Japanisch für Anfänger (A2.2)
こちらは日本語の授業で、アシスタントとして参加させてもらっています。日本人の先生が基本的にドイツ語で説明しながら進行するのですが、その先生がドイツ語を話せすぎて、僕は半分ドイツ語の授業の気分でやっています。学生が皆真剣に日本語を勉強している姿を見るのはなんだか誇らしく、巡り巡って僕がドイツ語を勉強するモチベーションの一つにもなっています。楽しい。
・Japanisch für Anfänger (A1.2)
続いてこちらもアシスタントをさせてもらっている日本語の授業です。A2.2のクラスの2倍くらい学生がいて、より雰囲気が明るく賑やかになっています。動きで日本語を覚える時間があり、体を動かしながら楽しく日本語を勉強しています。皆笑顔で授業を受けているのがとても印象的で、週の終わりに一番元気をもらっています。
・Englisch: Build your High-Level English Vocabulary (Level C1)
週の締めくくりの授業です。記事を見つけその中から難しい単語を抜き出し、毎週それについて担当グループがプレゼンをします。最終週には、これらの単語の中から先生が特に重要だと思う単語を厳選してテストに出すそうです。この先生がめちゃくちゃカッコイイ。爽やかでめちゃ仕事ができそうなイケオジで、元ジャーナリストであるため言葉に関する知識も豊富。ちょっと想像が出来ないよという方は、竹野内豊とGoogle本社の画像を交互に見てみてください。


以上が僕の時間割になります。こうして改めて整理してみると、悩んだ甲斐があったと言いますか、今の自分に合った授業をたくさん受けられているなと感じます。全ての授業に楽しみを見いだせているのは幸せなことです。悩んだ過去の自分にグッジョブ。社会学の授業を間違えてさえいなければね。誰か詰めの甘さを改善するプログラムを教えてください。鉛筆噛んで待ってます。



見出し画像:Jan VasekによるPixabayからの画像


2019年12月11日(水)





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