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SG第37回グランプリ(賞金王決定戦)回顧録

 昨年41億返還という大惨事になったボートレースの頂上決戦グランプリ(賞金王決定戦)、今年は発祥地大村で初開催となりました。こちらはその回顧録になります。今年はSGがこの大村からクラシック(総理大臣杯)が始まり遠藤エミが女子初のSG初制覇、宮島で開催されたオールスター(笹川賞)で大村がホームの原田幸哉(元愛知支部)が出場を決定づける勝利をし、12年ぶりにSG開催となった唐津のグランドチャンピオン(グランドチャンピオン決定戦)では池田浩二が約8年半ぶりのSG優勝、尼崎オーシャンカップでは引退した山崎智也の弟子の椎名豊がSG初優勝、浜名湖のメモリアル(モーターボート記念)では新田雄史、白井英治のフライングという波乱がありながらSG連続優出となった片岡雅裕がSG初優勝、常滑のダービー(全日本選手権)では馬場貴也が約3年ぶりのSG優勝を果たし獲得賞金トップに躍り出て2ndステージからの出場を当確させ、鳴門のチャレンジカップでは深谷知博が6号艇で優勝し、一発逆転の出場を決めました。そして12月13日から大村で競艇発祥の地大村で初めてのグランプリ(賞金王決定戦)が始まりました。トライアルでは様々な事がありましたが長くなるので割愛しますが色々ありました。そんなこんなで決定戦の1号艇は浜名湖のメモリアルで痛恨のフライングを切るも僅かな可能性を信じて徳山周年を制し1stステージから勝ち上がってきた白井英治、2号艇は第2の地元大村で初の決定戦ファイナルの舞台に勝ち進んだ原田幸哉、3号艇は25年前師匠服部幸男が制したグランプリで師匠同様に制覇を目指す深谷知博、4号艇はSG初優出が決定戦の舞台になり同郷の先輩新美恵一以来29年ぶりのグランプリがSG初優出となった磯部誠、5号艇が今年浜名湖のメモリアルを制した香川の遅れてきた新星片岡雅裕、6号艇が獲得賞金1位のダービー覇者で滋賀支部初のグランプリ制覇を目指す馬場貴也という誰が勝ってもグランプリ初優勝で白井以外5名は決定戦初優出というある意味では真新しい顔ぶれになりました。レースについては後述するとしてまず敗れた選手達から触れていきたいと思います。

1.トライアル1stステージ敗退組の短評

 まず決定戦のレース回顧の前にトライアル1stステージで敗れた選手達(毒島誠、瓜生正義、桐生順平、遠藤エミ、上條暢嵩、石野貴之)について触れていきたいと思います。
 まずは毒島、今回は得意の大村で期待されましたが初戦の5着が響き2戦目で2着になるも選出順位の差で次点でシリーズ戦回りになるも安定した走りで優出し1号艇を手にしましたが調整失敗から1Mサイドがかからずターンマークを大きく外し宮地のまくり差しに屈する悔しい結果に。G1を2勝するも全体的には好不調の波が激しかった印象でした。
 前年覇者瓜生はトライアル組では機力劣勢ながらシリーズ戦優出を果たすもスタート遅れと調整を合わせきれず3着に敗れました。選手会長に就任するなど話題も多かったですが昨年のグランプリ以降優勝がなく選手としては物足りない1年でした。
 トライアル初戦2着になるも2戦目で大敗してシリーズ回りになった桐生はシリーズ戦でも不甲斐ない走りが目立ち4日目に負傷帰郷と今年は戸田と下関の周年を制するも全体的に見たら毒島同様不完全燃焼の1年だったと思います。
 遠藤は3月に当地でクラシックを優勝し女子初のSG覇者に輝き、女子初のグランプリトライアル出場となるも、2戦目に毒島の前付けに抵抗し80起こしとなりスタート遅れでまくられ終戦。シリーズ戦回りになるも不良航法の減点もあり予選敗退に終わりましたが前検では機力劣勢も整備で立て直し戦えるレベルに仕上げたりとこの経験は必ず糧になるでしょうが、SGを勝って以降は目立った活躍もなくやはり賞金王のステージで戦うにはまだ実力不足でした。
 上條は3月に当地クラシックでSG初優出で準優勝、9月に多摩川のヤングダービーで準優勝と着実に賞金を積み重ねてこの舞台にたどり着きましたが、インの強い大村で外枠続きでは勝負にもならず敗退。シリーズ戦も準優で敗退となりました。2019年に下関のダイヤモンドカップ(旧施設改善記念競走)を制して早い時期から当確を表してきていた大阪の若手でしたがこの1年は地力も付いてきて大きく成長した一人で来年の活躍が期待されます。
 最後に石野、こちらも当地ではSG優勝の実績があり2度目のグランプリ制覇を目指しましたが懸命の整備や6枠を引いてチルトを跳ねるなどするも結果は出ずシリーズ戦に回り優出。しかし6枠は遠く見せ場もなく6着に敗れました。地元の住之江の周年を制して相変わらずエンジンがいい時は無類の強さを発揮するが年間通しての安定感は近年失われた様にも感じましたし、来年が本当の意味で正念場になるかもしれませんね。

2.トライアル2nd敗退ステージ敗退組の短評

 ここでは獲得賞金上位6名と1stステージ得点上位6名による決定戦進出を懸けた2ndステージで敗れた選手達(羽野直也、菊地孝平、池田浩二、椎名豊、丸野一樹、山口剛)について触れていきたいと思います。
 まずは羽野、5年前に当地周年を制して彗星の如く現れた若手も今やSGの常連になり1stステージを外枠ながら2着、3着と安定した成績で勝ち抜けるも2ndステージでは4着5着と結果が出ず3戦目に1号艇を引き勝てば決定戦進出の勝負駆けで.01の渾身のスタートを決めるもエース機馬場の鋭い差しが入り競り負けて無念の次点。エンジン的にも2ndステージでは機力劣勢で1stのような展開の助けもなく初めての大舞台は悔しい結果に終わりましたが順位決定戦ではしっかり逃げて締めくくりました。今年は若松、平和島周年を制してグランプリ初登場、来年は芦屋と福岡でSGが開催されるのでSG初制覇が期待される1年になりそうです。
 次に菊地、戦前は機力劣勢と言われたモーターをしっかり仕上げて力強い足になっており初戦はFの繰り上がりで1着も2戦目で道中追い上げた際に椎名豊を弾き飛ばしてしまいそれが不良航法で減点、3戦目2着も減点が響き決定戦進出とはなりませんでした。今年はSG優勝戦2度の1号艇も地元浜名湖のメモリアルでは突然の強い向かい風でスタートが掴めずFの新田にまくられ、常滑のダービーではスタートを決めるもターンミスで共に3着と悔しい結果に終わり、今回も減点がなければ決定戦1号艇だっただけに今年の菊地を象徴するような結果に終わってしまったのは残念でした。
 池田は2月の地元常滑の東海地区選の優勝戦でFを切りG1、G2から半年除外で賞金加算の場はSGしかなかったのですが唐津グラチャンで8年半ぶりにSG優勝を飾り1stステージも初戦を逃げて勝ち抜けを決めました。池田にしてはエンジンはいいとコメントしていましたがいつもの池田なら抽選で1枠を引いてる所が外枠ばかりだったのでそういう所も運に見放されてたなとは思いました。
 椎名は今年尼崎のオーシャンカップでSG初優出初優勝とこちらも今年ブレイクした新星です、昨年に大村のG2を制して特別戦初優勝を飾り今年はG1飛び越えてSG優勝の勢いに乗りグランプリに参戦し戦前は1st組では評判モーターを手にしましたが調整に苦戦しながら2ndまで駒を進めるも見せ場なく敗退。思い切ったレースが魅力ですが来年も今年同様結果を残せるかどうか試される1年になりそうです。
 丸野は昨年のグランプリで大活躍も最後は悔しい結果に終わり、今年は鳴門周年を制して18番目でグランプリに出場し1stステージを3着、1着とトップ通過、勢いに乗り2ndに駒を進めるも初戦で痛恨のフライング。来年のクラシックからオーシャンカップまで除外となってしまい初戦で終戦となりました。インタビューの際は謝罪し節間通じて自分のした事に対して真摯に向き合う姿は感心しました。残念な結果でしたが遠回りが成長に繋がる事があるのはこれまでも色んな例(篠崎仁志等)があるのでこれを乗り越えて何時かSGの表彰式で笑顔を見せて欲しいですね。
 そして最後に山口剛、今年はSG優出4回準優勝3回、常滑周年を制して獲得賞金2位と年間通じて今までの山口からは想像できない安定した戦いぶりを見せてこの舞台に駒を進めて来ました。2nd組では評判の動きで特訓から節一クラスの動きを披露して12年ぶりのグランプリで今回こそタイトルか?と思われた初戦、.01のフライングに散りました。その後はエンジンが良くても大村の6コースは遠くレースに参加するだけで丸野同様大きな代償を払う事になり12年ぶりのグランプリは無念の結果に終わりました。放りきれなかった自分の弱さとコメントしていましたが常に真剣勝負のスタイルは事故と隣合せなのですがそれが山口の魅力なので今回の件で自分のスタイルを変えずに弱さと向き合いながら真剣勝負をし続けて今回の悔しさをどこかで晴らしてほしいなと思います。

3.戦前の展開予想とレースについて

 そして迎えた決定戦、戦前では大村という事もあり1号艇白井に人気が集まりましたがシリーズ優勝戦の毒島よりも信頼度は低いのかなと思ってました。
 理由としては2号艇の地元の原田の方がエンジン的にはいいのと、SG優勝戦フライングを切った後のSG優勝戦という事もあり白井がどこまでスタートを行けるのか、6号艇の馬場が前付けに行くのかという所もあり想定はインが110起こしの123/456、オールスローのイン90起こしの123456、馬場が4コースまで来て深くなるなら磯部が思い切って引くの1236/45もあるかなと考えてましたが磯部も片岡も大村だし外行きたくはないだろうというのと当日は雪予報だったのでスタート見にくいならオールスロー枠なりか1236/45で磯部がカドでも馬場に止められて白井逃げ本線の1-23=6、白井のスタート次第では原田の差し抜けで1=2-6くらいかなぁと考えてました。
 展示では馬場が動きを見せるも磯部と片岡が抵抗し馬場は引いて枠なり3対3で本番も馬場は動きを見せず枠なり3対3でインの白井が.09、2コースの原田が.07のスタートを決め原田が深谷を牽制しながら差そうとするもインの白井が完璧なターンであっさり先頭に立ち、差した原田、磯部と内から馬場が伸びて最内を突いた馬場が2マーク先マイ、磯部が最内差しも出口でキャビテーション気味に、原田がまくり差しのようなターンをするも届かず馬場と磯部の2番手争いに2周1マーク内側切り返し気味に原田が先マイするも流れ、そこを磯部が差し馬場がまくり差しのようなターンでこの両名の2番手争いになりますが2周2マーク馬場がツケマイ、磯部が丁寧に2マーク回る所を内から原田がやってきて磯部は後退し3周1マークで馬場が2着競りに決着をつけ磯部が追うも3着までそれらを後目(しりめ)に白井は悠々と周回を重ねて先頭でゴール。8年前の平和島で完全優勝を懸けて3着に敗れた時の雪辱を見事に果たしました。
 地上波のレース解説で白井の師匠の今村豊が今まで白井のレースに関しては100点を付けた事はないがこのレースに関しては完璧なターンをやった、初めて100点満点のレースをしたと称賛し、植木も水面にボートが張り付いていてスピードを持って回っても流れず回ってから力強く1マーク回った時点で勝負ありだったという評しており、個人的な感想としては原田が牽制せず回っても深谷がまくり差しに入ろうとしてもおそらく届くことはなかったと思うくらい完璧な逃げでアレをやられたら他の選手は手も足も出ないだろうなというくらいに白井の完勝でした。
 グランプリ全体を総括すると大村であってもトライアル2ndの初戦で山口と丸野がフライングにより脱落して抽選が6枠固定になった事で例年見られた進入の駆け引きも半減した分インが強い大村でイン以外を引いた選手で如何に大崩れせず調整を合わせて走れるかが例年以上に重要だった様にも感じましたが、売上自体も目標金額を超える売上白井と今村の師弟の夢が叶った勝利というのも相まってか昨年と違い終わりよければ全て良しというドラマ性という点ではここ20年のSGでは智也が勝った2012年の賞金王以上にドラマ性が強かった大会だったのではなかったかなと思いました。
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4.2着以下の選手達の短評

 ここからは決定戦で敗れた選手達(馬場貴也、磯部誠、原田幸哉、深谷知博、片岡雅裕)の短評を記していきたいと思います。
 まずは馬場から、今年は下関、戸田の周年、琵琶湖のG2を制し幸先良いスタートを切るもSGでは機力劣勢に泣かされ見せ場があまりありませんでしたが、秋口くらいから抽選運にも恵まれて常滑ダービーではエース級のモーターを引き当てて優勝戦ではインの菊地のターンミスはあれど絶品の2コース差しで突き抜けて約3年ぶりのSG優勝を飾り獲得賞金トップで今回堂々と参戦し抽選ではエース機51号機を引き当て注目を集めました。しかし2日間の特訓ではそこまで目立つ感じはなくむしろ山口や深谷のが目立っている気さえあり、迎えた初戦では仕上がりは良かったものの直前のトライアルのFが影響してか慎重なスタートで2,3コースに先行され厳しい展開となり無理に先マイするも流れて原田、深谷、磯部に差し抜けられて道中追い上げるも競り負けて4着、2戦目も5コースから4着と厳しい状況に追い込まれるも3戦目で2コースからダービーを彷彿とさせる強烈な差しを決め勝負駆け成功。決定戦は6号艇で前付けも予想されたが前付けよりも自分の持ち味はターンと腹を括って大外から勝負を挑み道中見せ場十分の全速戦を連発し「一番仕上がっていた」というように磯部、原田を沈めて賞金トップの意地を見せた2着となりました。現時点(12月21日時点)で獲得賞金トップを守り、今年は真のトップクラスに進化した年になりました。ただ初戦で逃げれていたならば決定戦1号艇もあっただけにレース後にも初戦で逃げられなかった事が課題だったというように悔しい結果でもありました。しかし個人的な事を言わせてもらうとモーターが弱い時に技術で凌ぎ切るという面では白井や池田とかに比べると劣る気がするのでそこが克服されたなら来年こそは頂点の座に立つのは馬場かもしれません。ただここ1年位から峰を思わせるような荒い道中戦も目立つ様にもなってきたのでそこも改善されるなら尚良しですね。
 次は磯部、今年は5月の宮島のオールスターで予選トップ通過も原田にまくられ悔しい思いを味わうも、2月に東海地区選、11月に丸亀周年を制して初めてグランプリに出場しトライアル1stから見せ場十分のレースを見せて、2ndでは2着2本と安定した走りを見せましたが最終戦で大敗し4号艇になるも今年のグランプリのサプライズ枠の活躍を見せて見事SG初優出を飾りました。初めてのSG優勝戦でも物怖じせず馬場と2着争いを演じました。最後まで整備の手を緩めず決定戦もリング交換で挑むもコンディションの変化も合って調整が合わず1周2マークでキャビテーション気味のターンと悔いはあるかもしれませんがやれることをやりきったので今年大きく成長した選手かもしれません。来年は師匠の池田浩二に並ぶためにもSG優勝を目標に頑張る事になりそうです。
 そして地元の原田元々は愛知支部でしたが2017年4月に長崎支部に移籍し今年は宮島のオールスターで真骨頂の鋭角なまくり差しで5度目のSG優勝を飾り地元開催のグランプリ出場を決め獲得賞金4位で参戦。トライアル初戦で見事な差しを決め1着、2戦目はあわや転覆になりかねないキャビテーションで6着大敗も3戦目で1号艇を手にして今回7度目の賞金王で初めての決定戦進出を果たし地元で悲願達成を目指す戦いとなりました。決定戦では.07のトップスタートを決めるも1マークは3号艇の深谷を結果的に牽制するようなターンになり攻めきれず道中も馬場や磯部に競り負けて4着。レース後のコメントで「仕上がりはよかったが1周1M、2M、2周1Mもターンミスをしていた。」と悔しさを噛みしめるようなコメントを残しました、過去大村でのSGでは優出出来ず悔しい思いをし続けて来ましたが地元の期待を一身に背負い1年間戦い続けた事は必ず来年原田に取って大きな力になると思います。来年は平和島、芦屋、徳山、蒲郡と得意な場でのSGが開催されるのでそこで活躍して住之江でのリベンジを期待したいですね。
 深谷については、鳴門のチャレンジカップで18番目で準優に乗り優出し6号艇で山口と篠崎仁志との大競りの間隙を突き優勝逆転でグランプリに出場し今回注目モーターの50号機を引き特訓から伸びで力強さを見せ初戦3着、2戦目1号艇で逃げて早々に決定戦進出を決めましたが3戦目に4着に敗れて3号艇となりました。師匠の服部幸男が25年前に制したように弟子の深谷もと期待されてましたが1マークは握るもターンで流れ大きく流れて5着敗退となりました。レース後のコメントで「調整ミスで全然合っていなくて駄目でした。」とコメントしているように調整に失敗し見せ場もなく敗れました。ただチャレンジカップでSG2勝目を飾り来年は静岡の次代のエースとしてかつての服部に負けないような走りで結果を残せるかが注目されます。
 最後に片岡、今年浜名湖のメモリアルでフライングの繰り上がりとはいえSG初優勝を果たし尼崎や鳴門でもSG優出と今年一番飛躍した選手だったのでは?と思うくらいの活躍を見せました。2nd組では一番エンジンが弱かったものの初戦はFの繰り上がりで3着、2戦目は1号艇を手にして1着と早々に決定戦行きを決めるも最終戦では5着に敗れ決定戦は5号艇となり5コースでは遠く「風圧に負けてターンで流れてしまった。」とコメントしているように深谷同様遠くに流れて1マークで終戦となりました。近年はエース格の森高一真が元気がなく、重成一人に至っては2020年にDV容疑で現行犯逮捕(後に不起訴)され1年3ヶ月出場停止などで暗い話題が多かった香川支部でしたが今年はSG優勝も果たしオールスターでは女子でSG優出を果たした平高奈菜ヤングダービーを制した近江翔吾など香川支部の活躍が久しぶりに見られ支部としても明るい話題が多い年になりました。片岡はとにかく事故がない選手なので椎名同様今年見せた活躍を来年も同様に見せることができるかが今後の鍵になりそうです。

5.勝者

 ここからは勝った白井英治について記していきたいと思います。今回は獲得賞金7位でトライアル1stから参戦し初戦を逃げて、2戦目は5着に終わるも5位で2ndステージへ駒を進めて初戦は6枠で前付けでコースを動いて5コースまで入り山口、丸野のフライングの繰り上がりで2着となり、続く2戦目は3号艇で3コースから2コースの羽野を沈めて2着を取り早々に決定戦進出を決め最終戦も3号艇となりスタートやや後手も外マイで2マーク捌いて椎名豊との競り合いに持ち込み競り勝ち3着となり得点25点で決定戦1号艇となりました。
 現行制度でトライアル1stから決定戦1号艇を手にしたのは初、SG優勝戦Fの罰則がある中での決定戦進出(白井が初だと思ってましたが、13年の篠崎元志(5着)以来だそうです)となりました。最後はインから.09のスタートを決めて1マークも完璧なターンで他を寄せ付けず見事に14年平和島で1号艇で敗れた雪辱と悲願のグランプリ制覇を成し遂げました。
 今節引いた22号機は前検の手応えは乏しかったのですが、初日に勝利した際に良い調整が出来たとコメントし日に日にパワーアップしていき最終日ではトライアルでも上位クラスの仕上がりになっており、多くの選手が最終日では調整が合わないとコメントする中最後の最後まで調整を続け、レース後のコメントで調整を続けたおかげで展示ではしっかり合っていたというように回ってからの力強さは展示から際立っていました。
 今年の白井は本当に波乱万丈の1年で、通算2000勝を達成したり明るい話題もありましたが全体的に機力劣勢に泣かされる事が多く整備していない節があまりないくらい低調機を引くことが多かったのですがそれでも低調機をある程度戦えるレベルまで引き上げて三国の名人戦や地元のボートレース甲子園などでも優勝戦まで進み見せ場を作ったり、宮島のオールスターではワーストクラスのモーターを懸命の整備調整で予選2位通過で優勝戦1号艇となりましたが最後に調整を少し外したのと原田の渾身のまくり差しの前に悔しい2着となりましたが夏場までは獲得賞金も8位くらいとFもありながらも安定した戦いを見せていました。直前の下関のお盆開催を優勝して挑んだ浜名湖のメモリアルでドリーム戦を快勝し準優も2着で4号艇で優勝戦進出。本番は強い向かい風の中新田雄史と共に鋭いスタートを見せましたがまさかのフライング。これによりSG1年間選出除外、G1、G2もF休み明け半年は選出除外となりグランプリ出場も危ぶまれる状況になり白井自身は2005年の多摩川総理大臣杯以来2回目のSG優勝戦フライングで多くの人は完全に心が折れてもう白井は終わりだと思ってました。
 しかし白井は決して諦めませんでした。その数日後の桐生周年のドリーム戦を勝利した際にSG優勝戦のフライングの事を関係者とファンに謝罪し、自分の夢であるグランプリ優勝を諦めきれないのでまた1から出直してSGの舞台に戻ってきたい(※1)と神妙な面持ちで言葉を紡ぎました。SGには出れずG1で少しでも賞金を稼ぐしかない白井は地元の徳山の周年記念で低調機を引き当て懸命に整備調整を繰り返すも苦戦を続け準優勝戦までなんとか駒を進め準優勝戦でも整備をし4コースまで動き道中で松井繁を競り落として2着で優勝戦に進み、台風接近で強い追い風が吹く中での優勝戦で6号艇で2コースまで動くもスタート遅れて万事休すかと思われた所を菊地がインの磯部を攻めきれずにいた所をイン代わりで最内を小回りし差し抜けて優勝。この勝利でグランプリ出場を決定づけました。
 優勝者表彰では整備士の皆さんや後輩に沢山アドバイスをもらったり助けられたと感謝を口にし年末もあるけど、徳山でこういう状況で勝てたのは本当に嬉しい。年末最後の舞台で白井英治の生き様を見てもらえたら。」と喜びと熱い想いを地元ファンの前で言葉にしました。
 そして限られた状況下で賞金を稼ぎ、今回グランプリの舞台へ進みトライアル5日間を戦い抜きSG優勝戦でのフライングの後にこのグランプリの舞台であのフライングの後にスタートを行けるのかという不安もある中.09という自分の行ける最大限のスタートと最高のターンを繰り出し平和島のリベンジと師匠今村豊が引退した際に交わしたグランプリを勝つという約束を見事に果たしました。
 勝因は2nd初戦でのフライングの繰り上がりや菊地の減点などの運も多少はあるかもしれませんがトライアルの初戦のイン戦も壁なしのイン戦でもしっかり逃げて、抽選は5号艇、3号艇、3号艇と内枠を引くこともない中で5号艇で5着に敗れた以外は大崩れすることもなく安定した戦いぶりを披露し菊地孝平や茅原悠紀が言うように道中は全選手で白井さんが一番上手いというように抜群の安定感を感じさせる走りで決定戦1号艇を手にして、妥協のないペラ調整を展示直前まで続け、あのフライングの後にスタートを行けるのかという不安もある中でしっかりスタートを決めた精神力の強さが今回の最大の勝因だった気がします。
 97年5月にデビューし、デビュー3年でG1初優出、デビュー4年目でSG初出場、そしてSG初優出(初優出が初1着より先だった選手は現役では白井のみ、しかも初優出はF2)、2003年10月に平和島でG1初優勝と順風満帆なキャリアを歩んできた白井ですが、SG初優勝までには幾度となく苦渋を味わっており前述した多摩川総理大臣杯でのフライングもしかり、2003年丸亀のグラチャンでは.01のスタートでインの池田浩二をまくるも池田浩二に完璧な小回りをされ敗れ、多摩川総理杯以来のSG優勝戦となった2008年平和島笹川賞では3コースからトップスタートで攻めるも2コースの佐々木康幸に抵抗されて3着、2009年尼崎全日本選手権では予選トップ通過を決めるも準優勝戦で井口佳典に敗れ4号艇となり5コースから攻めるも2着、2010年大村グラチャンでは浜名湖の笹川賞で準優1着も待機行動違反で賞典除外の悔しさを晴らし優出を果たしカドから攻めるも3着、2012年戸田総理杯では強烈な伸びを誇る吉田拡郎を止めるもそこで力尽き道中気迫の走りを見せるも2着など数多くの悔しい思いを味わい2014年若松ボートレースメモリアル(モーターボート記念)では強力モーターを引き当てるも予選で選手責任失格の減点があり、また駄目なのかと思われた中で予選を抜け準優では強力な伸びで毒島を沈めて優勝戦では内側を山口勢が固める中でF持ちながら全速のタッチスタートで14回目のチャレンジでSG初優勝を飾ったようにSG優勝まで多くの悔しい思いを味わってきました。レース後に師匠の今村豊と抱き合い今村が号泣していたのを覚えてるファンの方も多いと思います。SG優勝者の中で選手責任失格で優勝したのは現時点では白井以外いません。表彰式で.00のスタートが僕らしいです、やっと神様が味方をしてくれました(※2)という言葉は偽らざる本音だったのでしょう。
 そしてその年の平和島グランプリではトライアル3戦をまくり差し、逃げ、最終戦の4コースから圧巻のカドまくりで決定戦1号艇の座を掴みました。しかしレースの時間帯に強い向かい風が吹き.12のスタートを決めるも3カドに引いた太田が.03とスタートを攻めてそれに乗り2コースから井口が先まくりに沈められて菊地がまくり差しを決めたかと思った所を茅原が突き抜けて道中追い上げるも3着に敗れました。翌年はスタート事故に苦しみ、グランプリ出場を逃し、16年からずっとグランプリに出場し続けていましたがその間もSGでは準優勝やら18年の浜名湖のクラシックでは優勝戦1号艇で井口佳典に2コースから強烈なツケマイをくらい5着に敗れ、尼崎オールスターでは3コースからスタート後手で3着、19年多摩川グラチャンの準優勝戦でFを切りSGから遠ざかったりと毒島や峰や石野とかと違い悔しい敗戦や望んでもいない遠回りなどを味わってきました。しかし18年徳山で64年ぶりの開催となったグランドチャンピオンでは予選2位通過で1位の寺田祥が準優で敗れた為優勝戦1号艇が回ってきて地元ファンの期待に応え優勝を果たした際には人目も憚らず涙を流し、表彰式では師匠今村豊と後輩寺田祥に祝福さえ絶対に優勝すると決めて挑んだ一節間を戦い抜き優勝した事の安堵と喜びが混じった晴れ晴れとした表情で地元ファンの声に応えており当時のマクールに山口支部の結束力の勝利だったと評されていました。
 しかしその後はSGを勝てず今村が引退発表した時に平和島のG1で優勝戦1号艇で敗れ、昨年のグランプリでは決定戦で強烈な前付けを見せるも1マーク事故を回避しただけで終わり、今年こそはという思いを持って挑んだ1年は悔しい思いを幾度となく味わい夏に全てを失うという挫折を味わいながらも自らが犯した過ちと真摯に向き合い僅かな可能性がある限りは最後まで諦めず足掻いて徳山の周年記念を勝利して夢の舞台へ辿り着きそこでも最後の最後まで足掻き続け自らに打ち勝ち10回目のグランプリ挑戦で見事悲願成就となりました。
 レース後の勝利者インタビューでは今村さんやったよー!と今村に喜びを伝え、山口支部の仲間達に祝福されて、冷たい雨の中で手を振るファンにありがとうと手を振り返し続けました。表彰式で関係者と自分のファンを悲しませてしまったので最後は笑顔で終わりたかったと涙を浮かべながら師匠の今村と共に追いかけて師匠が果たせなかったグランプリ制覇を叶えた事に「初めて師匠に恩返しできたと思います。」(※3)と神妙な顔つきで勝利を噛み締めました。
 今回のグランプリでも今村が地上波の中継でレース後に人目も憚らず涙を流し表彰式で白井を祝福するために現れた時に白井から今村へ黄金のヘルメットを被せてもらった後に祝福の言葉を述べる際も涙を浮かべ現役時代自ら手にすることが出来なかった黄金のヘルメットを弟子の手により手にすることが出来たシーンは今まで競艇を見てきて一番感動的なシーンでした。
 奇しくも25年前今村が住之江でインを奪い服部幸男に敗れた97年の賞金王から25年、弟子である白井がインコースから逃げて賞金王を制したのには何か数奇な運命を感じます。
 デビュー3年はダッシュからのレースで戦い(2000年琵琶湖新鋭王座では全てダッシュからレースをしていた)、師匠の教えに従いペラよりも技術を磨き幾度となく挫折や遠回りを味わいながらも決して諦めず自分を信じ続け足掻き続けデビュー25年目にしてついに師匠今村が手に出来なかった頂点に立つ事で今村の教えは間違っていなかった事を証明しました。
 表彰式でもう一度勝ちたい。来年は険しい道程になるが来年もグランプリの舞台でみなさんとお会いできるよう頑張っていきたいとコメントしたように来年はSGもダービーしか出れず、前半戦は記念も走れません。しかし僅かな可能性がある限り最後まで折れることなく足掻き続ける白井なら険しい道程であろうとも来年もこの舞台にいるのかもという淡い期待を抱かせてくれるような今回の戦いぶりでした。遠回りすることになったとしても決して無駄ではない事を再び証明してくれるはずです。

6.最後に今年を振り返る

 今年の競艇全体を総括すると死亡事故があったり峰の自らが主催するインターネット上の個人的なゲームイベントにおいて予想屋から協賛を受けた事により4ヶ月の出場停止(※4)(2023年福岡メモリアルまで選出除外、出走回数不足でB級になる。2023年1月からA1復帰で1月中旬の若松周年から記念に復帰)と暗いニュースやスキャンダルもありました。
 
ちなみに大村のグランプリ(賞金王)の裏で常滑でB級グランプリが開催されてたんですが、昨年の41億返還の大戦犯峰竜太が9月に浜名湖で開催されたB級ボートレースメモリアルと同様愛知の前田滉にやられてたのは面白かったです。
 今年はとにかくスタート事故が多く、前述の浜名湖メモリアルの新田雄史(レース後Instagramで謝罪するも炎上、アカウント削除)、白井英治の優勝戦フライングに大村グランプリのトライアルでの山口剛、丸野一樹のフライングや丸亀のレディースチャンピオンで實森美佑が優勝戦でフライング、唐津グラチャン準優勝戦での秦英悟、尼崎オーシャンカップ準優勝戦での徳増秀樹などビッグレースでのスタート事故がとにかく目立つ年でした。(SG優勝戦フライングは13年丸亀モーターボート記念の篠崎元志以来、2艇フライングは11年福岡モーターボート記念の出畑孝典、岡崎恭裕以来、SG優勝戦複数艇フライングはこの25年間では2000年下関グラチャンの松本勝也(故人)、小畑実成、2002年宮島グラチャンの西島義則、熊谷直樹(引退)のSG優勝戦最高返還記録(昨年のグランプリ以前)、2004年福岡総理大臣杯の横澤剛治、高橋勲、2011年福岡モーターボート記念の出畑孝典、岡崎恭裕、SGの優勝戦フライングは98年桐生笹川賞の西田靖、2000年平和島賞金王シリーズ戦の瀬尾達也(引退)、2001年住之江賞金王決定戦の山崎智也(後述するが今年引退)、2004年浜名湖グラチャンの魚谷智之、2005年多摩川総理大臣杯の白井英治(白井は現役選手では今回を含めて西田靖以来のSG2度の優勝戦フライング経験者)、2007年平和島総理大臣杯の植木通彦(引退)、前述の篠崎元志、SG準優勝戦のフライング自体は2019年多摩川グラチャンの白井英治、新田雄史以来、賞金王のトライアルのフライングは2014年平和島の田村隆信以来だが、トライアルでのFは98年上瀧和則、2009年原田幸哉含めて4件目)
 1997年に唐津のダービーを制し、その後賞金王優勝2回含めてSG10勝の山崎智也が4月に引退したりと一つの時代の終わりの年でもありました。
 今年は大村のクラシックで遠藤エミが女子初のSG優勝を達成したり、昨年は0だったSG初優勝が遠藤、オーシャンカップを制した椎名、メモリアルを制した片岡、グランプリシリーズ戦を制した宮地元輝(こちらは9月に福岡周年でG1初優勝)の4人も現れ、G1初優勝も1月の尼崎の河合佑樹、2月の地区選では鳴門で山田祐也、福岡で長野壮志郎、桐生で今泉友吾、琵琶湖で是澤孝宏、4月には宮島で船岡洋一郎、蒲郡で渡邊和将、三国の名人戦では上平真二(94年11月デビュー、デビュー27年半でのG1初優勝だった。6月の唐津グラチャンで池田とデッドヒートを繰り広げ惜しくも準優勝)、5月では大村のG2で佐々木完太(グランプリを制した白井が手にしたモーター22号機は前節この佐々木が乗っていた。)、7月の芦屋のG2で新開航、8月のレディースチャンピオンで香川素子(白井と同じ80期、デビュー25年目のG1初優勝)、前述の宮地、9月の多摩川ヤングダービーの近江翔吾と記念や特別戦初優勝も多く出る年だったと同時に昨年のチャレンジカップの辻(15年11ヶ月ぶり)に続いてか、SG、G1、G2でも久しぶりにタイトルを手にした選手も多かったですね。
 SGでは2013年賞金王を制して以来SG優勝がなかった池田浩二が唐津グラチャンで優勝して8年半ぶりにSG制覇(グラチャン自体は2003年以来19年ぶり)、馬場貴也がシリーズ戦除くと2018年芦屋のチャレンジカップ以来3年11ヶ月ぶり、グランプリを制した白井英治は2018年徳山グラチャン以来4年半ぶり(白井はSG初優勝含めなぜかワールドカップの開催年にSGを勝っているが8年前はメッシがワールドカップの決勝で敗れ白井も決定戦で敗れていた。今回白井が優勝し、メッシもワールドカップの決勝で勝利している。G1自体は9月の徳山周年で2020年下関周年以来2年7ヶ月ぶり)、G1は1月に大村で山田哲也が2011年新鋭王座以来11年ぶり、3月の常滑で土屋智則が2017年江戸川周年以来4年9ヶ月ぶり、5月の津で関浩哉が2018年浜名湖ヤングダービー以来3年8ヶ月ぶり、6月に常滑で山口剛が2018年三国周年以来約3年半ぶり、9月に児島のG2で田中信一郎が2016年住之江周年以来約6年半ぶりの特別戦優勝、10月の琵琶湖で深川真二がG1自体は2015年10月の下関周年以来7年ぶり(記念自体は2020年平和島グランプリシリーズ戦以来)、児島では松田祐季が2015年尼崎ヤングダービー以来7年ぶり、11月には浜名湖で今垣光太郎が2019年名人戦以来約3年7ヶ月ぶり、福岡ダイヤモンドカップで岡崎恭裕がこちらは2020年鳴門周年以来約2年5ヶ月ぶり、12月の唐津周年で山田康二が4年ぶり(こちらは7月に江戸川でG2優勝があるがG2自体は2017年常滑以来5年ぶり)と久しぶりに記念や特別戦を制した選手が多かった年だったように思います。
 グランプリのメンバーも初出場が片岡、椎名、遠藤、磯部、羽野、上條とフレッシュな顔ぶれで決定戦は決定戦初優出が白井以外5人(原田が初優出だったのは意外でしたが)と世代交代というよりも新しい選手の台頭が目立つ年だったように感じますし、女子が初めてSGを優勝した年のグランプリを制したのはSG優勝戦Fの選出除外期間中の白井英治(SG選出除外期間中での決定戦進出は11年田中信一郎、13年篠崎元志以来3人目、優勝自体は白井が史上初)だったというのも色んな意味で激動の年でした。
 来年はグランプリを制した白井はもちろん今年のSGを賑わせた山口、近年台頭してきた丸野、ここ数年の決定戦常連の新田は当面SG、G1戦線から姿を消し、群雄割拠の様相を呈してますが来年は新たなスターが誕生するのか、新たな苦労人がタイトルを手にするのか、白井同様に新たに悲願を叶える選手が出てくるのか、来年もどうなるか興味は付きませんね。
 何か15,000字以上の長文になってしまいました、目次ごとに読みたい項目だけ読んでもらえるとありがたいですね。
 長げぇよ、馬鹿って言う人向けに大雑把なまとめると今年も色々あったけど今やんの黄金のヘルメット姿見れたし白井最高や!!!!超大雑把な内容です。
 読んでくださりありがとうございました、私はタクティクスオウガリボーンと戦ってきます。

※1:【桐生ボート・GⅠ赤城雷神杯】ドリーム快勝の白井英治 SG優勝戦Fを謝罪「未熟なゆえに迷惑をかけてしまった」(東スポWEB)より引用
※2:【若松・BRメモリアル】白井、悲願SG初制覇“神スタート”決めた(スポニチアネックス)より引用
※3:白井英治が師匠の今村豊氏に捧げる黄金のヘルメット 師弟悲願のグランプリ制覇/大村SG(日刊スポーツ)より引用
※4:最強ボートレーサー峰竜太が褒賞懲戒審議会で4カ月出場停止 SGは来年8月メモリアルまで不可(日刊スポーツ)より引用


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