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おかえり、ルージュココボーム
昨年末、友人と交換した誕生日プレゼント
偶然にもお互い手にしていたのは"CHANEL"
まさか中身同じじゃないよね?!笑
と笑い合いながらも色違いのリボンが掛けられた袋を交換
わたしが選んだのは少し前にわたしが自分用に購入したトップコートを彼女が使ってみたいと言っていたのでそちら
彼女が選んでくれたのは"ルージュココボーム"
無色のリップクリームだがものすごく嬉しかった
ものすごく嬉しかったわりに 年末に受け取ってから今まで使わなかったのは 単純に使っていたリップがまだ残っていたからではない
もうひとつ理由がある
実はこの"ルージュココボーム"には少しエピソードがあり 受け取った日はこれを眺めながらちょっと色々思い出していた
そのエピソードを自分の中で整理したら使う
そう決めて今日まで大切に保管していた
わたしが"CHANEL"を初めて手にしたのは社会人一年目の誕生日
当時仲の良かった同期の3人がCHANCEのヘアミストと共にプレゼントしてくれたのがこの"ルージュココボーム"だった
当時 仕事終わりや休みの日には仲のいい同期で
箕面(みのお:当時大阪に住んでいた)のとあるBARに集まるのが定番で プレゼントを受け取ったのもそのBARだった
当時仕事も少なく お金もそんなになかったけど
時間だけはやたらにあってしょっちゅう同期と集まっていたこと
いつも頼んだアボカドのコブサラダやバイオレットフィズのこと
時々は誰かの家で一緒にご飯を作って食べたこと
重いマニュアルを広げて共に勉強したこと
買い物に行く時に待ち合わせた梅田のビッグマンのこと
阪急の街のこと
のちにプレゼントをくれたうちの1人と劇場で「ココ・シャネル」の映画を観たこと
色々と思い出されて 楽しかった日々のことにひたったあとで
頂いた"ルージュココボーム"は
実はその後すぐに紛失してしまったことまでしっかりと思い起こされたのである
どうやらタクシーの中でポケットから落ちてしまったらしく 気づいた時にはもう手遅れだった
初めての"CHANEL"
わたしにはまだ早いということか…
とものすごく悲しかった
他人からしたら大したエピソードでもないが 当時のことまで思い出させてくれた"ルージュココボーム"
再びわたしの元にやってきた"CHANEL"よ
わたしもあなたが見合う女になったのだろうか
今度こそ大切に使うから よろしくね
さぁ これで解禁
明日からポーチの仲間入り