軽量ダウンがいいって話
このところめっきり寒くなり台湾の冬らしい天気になってきた
我が家でもいよいよ暖房を入れ始めた
台湾といえば南国で年中暑いというイメージがあったが、初めて冬に訪れた際、雨が降り続き寒かったことに驚いた
そう、台湾(特に台北を含む北部)の冬は雨が多く、湿度が高いため気温-2~3℃ほどの体感になるのだ
加えて沖縄同様、暖房がどこにでも備わっている訳ではない
湿度を飛ばすために冬でも送風機能をフル活用している公共機関(含交通機関)やデパートなどは今でも多く存在する
そのため想像以上に冷えとの闘いを強いられる
自宅には幸い暖房が備えられているが、タイルの床は冷たくとにかく足が寒い
そんな事情を知り、毎年10月の誕生日の頃になると義母が冷えとり靴下を送ってくれる
これが本当に助かる
前置きが長くなったが、台湾にも"冬"があることをお話した上で本題へ移ろう
台湾で防寒に重宝するものといえば"軽量ダウン"だ
昨年から取り入れ始めたのだが、これがものすごくいい
"ダウン"といえば野暮ったいイメージがあり、昔は少々抵抗があった
今もそう感じる人は少なくないのではないか
わたしが初めてダウンを手にしたのは以前の仕事で日本国内各地に飛び回っていた時だった
ダウンの良さはなんと言っても軽さである
移動する度にコートを詰め込むのは重く嵩張る上にシワになるのが嫌だった
その悩みを全て解決してくれたのはまさしく"ダウン"だったのだ
その後仕事を辞め、台湾に移住してからはダウンは出番をなくし、数年着用したダウンは古着として回収ボックスに送り出したのである
再びダウンを手にすることになったのは昨年だが、きっかけは一昨年の年末に来台した姉が着ていたことだった
某オシャレブランドのそれは、ファッションになんの違和感もなく、いやむしろオシャレに見えた
その軽量ダウンは今まで思っていたダウンのやぼったさがない
複数のオシャレブランドの影響もあり、世間的にも流行っていた
しかし流行りが自分に合うかどうかはまた別の話
自分が着ればやはり"やぼったい"のかもしれない
疑いは晴れないので少々値が張るオシャレブランドのダウンに手を出す前に、もっと手軽な某有名アパレル企業のものを買って使用感や頻度を試すことにした
店頭で試着してみたところ、普段のサイズだと脇下の部分が少しまごつく感じがしたのでワンサイズ下げてみた
するとスッキリとした印象になり「うん、変じゃないな」と感じた
袖が少し足りないかな?(腕を伸ばした時に手首がガッツリ出る)とは思ったが、許容範囲とみなし購入に至る
結局のところものすごくよかった
やはり軽くて適度に暖かい
旅行時にも良し
シワも気にならず
昨シーズンの台湾の冬はほぼこの軽量ダウンで乗り切れた
あまりにも頻度が高いので今年は例のオシャレブランドのものを購入しようかとすら思っている
こんなにダウンを推すと「台湾人?」と言われてしまいそうだが、現実問題"台湾の冬は寒い"
台湾人がなぜダウンや、アウトドアブランドを愛しているのか、だんだん理解できるようになってきた気がする
いちいち日本と比べてもここは台湾
郷に入っては郷に従え
割り切ってうまくいくこともある
なにはともあれ、軽量ダウンはいいよって話(あくまでも個人の主観です)