見出し画像

劇場で漫才を見るのって楽しい

どうも、よしもと漫才劇場と森ノ宮よしもと漫才劇場に通うために関東の実家から関西の寮に引っ越したkαnnαgiです。半分冗談です。
半分進学、半分劇場通いと関西ローカル番組を見るためなので本当に半分冗談です。

さて、皆さんはお笑い好きですか?自分は好きです。
あんま胸張れるほどこの趣味長いわけじゃないけど。
昨今はネタを見る機会が劇場・テレビに留まらずYouTubeなどの動画配信サイト、更には劇場公演のオンライン配信などにも広がり、誰もが気軽にお笑いを楽しめる環境になってきました。
それでもやっぱり、「劇場でネタを見る」というのは本当に楽しいし、面白いです。執筆時点でまだ劇場で2度しかネタを見てない自分でさえ言うので本当です。

そこで今回は、そこまでお笑いに詳しいわけでもない自分が初めてネタを劇場で見た時の感動を忘れないうちに半ば備忘録としてnoteを書きます。
これを見て自分と同じお笑い初心者が劇場に足を運びたいな、と思ってくれたら万々歳です。

ちなみにいきなり劇場行くのはかなりハードルが高いと思うので、
①ネタ動画を見る→②公演の配信を見る→③実際に行く
の3ステップで話を進めていきたいと思います。

参考までにこの記事の執筆時点で自分が見に行った(行く予定)or配信で見た公演を上げておきます。ネタやってる公演少ないな、とか吉本だけやんけ、とか思ったあなた、正解です。ごめんなさい。

ネタライブと企画ライブが半々くらい?かなと思います
あとは番組の公開収録とかソロトークライブとか

あと、↑のを見て大体自分が好きな芸人の傾向が分かると思います。漫才だいすき。


お笑い・劇場に興味を持ってもらうために

Q.そもそも劇場にお笑い見に行ってよ!って言われてもあんまり興味ないんだけど……
A.じゃあ取りあえずこの段落だけでも読んでください その後でここから後の文章を読むかどうかを判断してください

ステップ①。
まずはお笑いに興味を持ってもらうところから。現状これを読んでくださっている皆さんがどれくらいお笑いが好きか分からないので、一律「本当に全然知らないけど番組はやってたら見る」という読者を想定して書かせていただきます。

さて、突然ですが皆さんは漫才・コント・ピン芸……どんな形のお笑いが好きですか?
かつては『エンタの神様』がレギュラー放送されていたり『爆笑レッドカーペット』という番組が放送されていましたが、最近はネタをやる番組というのは少なくせいぜい全国的なのは『ENGEIグランドスラム』、『ザ・ベストワン』や4大賞レース(M-1グランプリ・R-1グランプリ・キングオブコント・THE W)に加えて新しく生まれた賞レースである『THE SECOND』ぐらいでしょうか。関西に目を向ければ『ytv漫才新人賞』や『ABCお笑いグランプリ』がありますが、たぶん関東だとそれなりのファンしか見ないようなイメージがあります。

簡単な各賞レースの紹介

とはいえネタ番組が少なくなったからと言ってネタを家で手軽に、無料で見れる機会が完全になくなったわけではありません。
最近はYouTubeなどに芸人さんが自分たちでチャンネルを作ってネタを上げてくれているほか、M-1グランプリは半年程度ですが最新回のネタをYouTubeに投稿してくれています。あとは各事務所が所属芸人がライブでやったネタを投稿してくれている例もあります(吉本興業、マセキ芸能社、ワタナベエンターテインメント、プロダクション人力舎など)。
まずは自分の知ってる芸人さんの名前で検索をかけて出てきたネタを見るのがおすすめ。

以下特に好きな芸人さんがいない方へ、個人的なネタのおすすめです。

①さや香【よしもと漫才劇場 8周年記念SPネタ】

確かタイトルは『似顔絵』だった気がする。
よしもと漫才劇場YouTubeチャンネルの中でも3本しかない200万再生超えのネタ(ちなみにあとふたつはミキ・ミルクボーイ)。
最初におかしくなったのは石井なのに後半に向かうにつれて新山もおかしくなっていくのがシュールで最高。中盤辺りでマジで息できなくなるくらい笑った。何回見ても最高。

②ハイツ友の会【よしもと漫才劇場 7周年記念SPネタ】

『ひらかた大菊人形』という、M-12022の敗者復活戦で披露して話題となったネタ。
ひらかたパークで行われる『ひらかた大菊人形』の催しをどうしても一緒に見に行きたい西野(右)とその発言に対して疑問や反論をぶつける清水(左)の掛け合いがローテンションながら腹抱えて笑ってしまうくらい最高。
ちなみにハイツ友の会は2024年3月31日をもって解散。自分は解散のニュース見て信じられないくらい泣きました。ドウシテ……

③ナイチンゲールダンス『ホストクラブ』

『ホストクラブ』というM-12023の敗者復活でやったネタ。
ボケをオールチェンジした2パターンあって、敗者復活戦のネタはそのうち消えちゃうと思うので両方貼りました。
ナイチンゲールダンスは上2組と違ってコント漫才の形式を取っているんですが、驚くべきはそのボケ数。中野なかるてぃん(左)のハイトーンボケに対してヤス(右)のハスキーボイスのツッコミが相性抜群。地味に敗者復活戦の方では義務教育コンプリートしてるのがえぐい。こう見えてなかるてぃんは一橋大学に進研ゼミだけで合格したやべー奴です。

④オズワルド『友達』

『友達』というM-12021決勝でやってファーストラウンド1位通過を決めたネタ。
オズワルドと言えば?と言われたら自分はこのネタを出します。あと『改名』(M-12020決勝ネタ)もかな。こちらもYouTubeに上がってます。
このネタは冒頭から畠中(左)の狂気がフルスロットル。伊藤(右)の声のおかげでだいぶコミカルになってますが現実にこんな奴いたら本当に怖い。特に中盤の「脈測られてんだけど~!?」のところがめちゃめちゃ面白い。あとオチが最高です。超綺麗。

⑤寺田寛明『ことばレビューサイト星1』

ここに来て初めてのピンネタ。R-12023決勝で披露して3位という彼の中での最高成績を記録した時のネタ。何が凄いってこの人R-1の決勝4年連続で行ってるんですよ……(2021-2024)
現役塾講師による「もし言葉のレビューサイトがあったら」というテーマなんですが、マジで何食ったらこんな発想が浮かぶんだ……という驚きと笑いの連続。逆に淡々と読み上げられることで面白さが増してる。
マセキ芸能社の公式YouTubeにはこのネタ含め彼のネタが79本投稿されているのでそっちも是非。おすすめは『数学×○○○』、『塾講師ユーモア』。

上に挙げてないメンツだとカベポスター、9番街レトロ、シンクロニシティ、ダブルヒガシあたりもかなりおすすめです。
コントに関してはマジで無知なので自分はジャルジャルとコットンと東京03くらいしかおすすめできないです。ごめんなさい。

配信でネタを見てみよう

ステップ②。
劇場ってどこにでもあるわけじゃないしそんな気軽に行けないよ、という方ももちろん多いと思います。
そういう方はまず配信で公演を見るのがおすすめ。まずはテレビじゃない、劇場での芸人さんがどんなことしてるのかを見て欲しいので……
バラエティが好きならコーナー企画ばっかりやる公演を、ネタ番組が好きならネタばっかりやる公演を買うのがおすすめです。タイミングが合ったら好きな芸人の単独ライブを見るのもいいと思います。

おすすめはFANY Online Ticketと、

K-PRO(お笑いライブを主催している団体)のオンライン配信です。

ただ注意して欲しいのが、大体の公演は配信後2日~1週間で見れなくなってしまいます。よほど配信売れないと延長しません。クソが
2日なんて本当に忙しかったらすぐですからね、興味ある配信見つけたらすぐ買ってすぐ見た方がいいです。

さて、ここからが本題です。

そもそも劇場ってどこにある?

ステップ2.5。
正直言うと、自分もちゃんと把握してないくらいいっぱいあります。

吉本の劇場を挙げるだけでも関東ならルミネtheよしもと、ヨシモト∞ホール、神保町よしもと漫才劇場、よしもと幕張イオンモール劇場、大宮ラクーンよしもと劇場があるし、関西なら有名所のなんばグランド花月、よしもと漫才劇場、森ノ宮よしもと漫才劇場、よしもと祇園花月があるし、福岡と沼津にも劇場があります。
もちろんほかの事務所が運営している劇場もあるし、それ以外にも挙げ出したら大小キリがないくらいあります。
この辺りはもっと詳しく解説してくれる人が同じインターネットの海にいると思うので、自分から解説するのは省こうと思います。面倒なわけじゃなくて本当に無知なだけ。

劇場でネタを見る魅力って?

ステップ③。実際に劇場に行って公演を見てみましょう。
魅力に関しては大きく分けて2個くらいあると思っています。少なくね?

①臨場感

これは多分劇場でネタを見た人全員が言うと思います。テレビとも配信とも違う、目の前で芸人がネタをやっているというライブ感。これがやっぱり面白い。お笑いの劇場は結構キャパが狭めなので演者との距離もかなり近いし
あと気兼ねなく笑えるって言うのもいいですね。というのも自分自身めちゃめちゃ笑い声がデカくて。あと思いっきり手叩いて笑います。イメージ的には目がガンキマったシンバル持ってる猿のおもちゃ。
その点劇場ではみんな笑ってる。というか笑うために行ってる場所ですからね劇場なんて。周りの笑い声につられて自然と笑えたら最高。
とか言ってたらこの前見に行った公演の配信でがっつり自分の笑い声が入っていて死にそうになったので笑い声の出しすぎにも気を付けてください。

②コスパの良さ

劇場のチケットって基本的には演者の人数の割にめちゃめちゃ安いです。
まず関西、かつ吉本の話をすると、NGK(なんばグランド花月)の本公演は5000円程度しますが、よしもと漫才劇場や森ノ宮よしもと漫才劇場でやっているレギュラーライブのKakeru翔ライブ(芸歴8年目以下の若手芸人、通称「翔メンバー」が出る90分ライブ)は前売1300円当日1600円で沢山の若手芸人のネタとコーナーが見れます。
更にKakeru翔ライブでもタイトルに「SP」とついている日は極メンバー(芸歴9年目以上の芸人)のネタも見れます。もちろんKiwami極ライブもあって、こっちは前売1500円当日1800円と少し高くはなりますが90分有名な芸人のネタとコーナーが見れるならかなりコスパがいいです。
関東だと神保町よしもと漫才劇場のJimbochoばちばちライブがこの辺りと近いライブかなと思います。こっちも60分公演を1500~1800円くらいで見れます。おすすめ。あとはルミネtheよしもとの平日公演もありますが、こっちは前売2800円、当日3000円とちょっとお高め。タイトルにプラスが付くともう少しお高くなる代わりに演者がかなり豪華になります。
(なんかずっとお金の話ばっかりになっちゃってて嫌ですね)

あとは最近だとM-1ツアー(M-1後にその年のファイナリスト・セミファイナリスト何組かで全国回ってネタをやるツアー)やマンゲキツアーなるもの(極メンバー中心にマンゲキ所属メンバーが全国回るツアー)が行われています。チケットは気持ちお高めですが基本超人気芸人しかいないしネタも外れがないです。たぶん(ごめんなさいどっちも行ったことないです)。

他事務所だとプロダクション人力舎も不定期で若手の出るライブをやっていますし(90~120分/1300~1600円くらい)、マセキ芸能社に至ってはライブの分類が7種類(!?)あります。詳しくは同社所属の寺田寛明さんのnoteが分かりやすい説明になっているのでマセキの芸人さんが見たいという方は参考にしてください。昔の記事なので若干違うところもありますが……。

おわりに

長々と語ってきましたがそろそろエンディングです。
前半はずっとおすすめネタの話、後半は実際の公演のチケット料金の話しかしていませんがお楽しみいただけたでしょうか。

改めてですがこの記事を読んで、

  • ネタ動画を見るようになった

  • 配信チケットを買って見た

  • 実際に劇場に足を運んだ

などのご報告お待ちしております。自分がほくほくします。

いいなと思ったら応援しよう!