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「視覚」からも感じる香り
紀元前15世紀のエジプト香油瓶。
大分香りの博物館にて、様々な香水ボトルが展示されている中で、繊細なデザインが並ぶ一角。
展示の物は、現代に引き継がれて作られたものかもしれないですが、紀元前のエジプトでこんなに美しい瓶に香油を入れていただなんて。
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脳内に浮かびます
現代では、香水ボトルがシンプル“すぎる”ような気もする私。
中身の香りが重要なのだから、ボトルは関係ない!という考え方もあると思いますが。
ボトル込みでの香水に魅了されてきた私にとっては、五感のうち「嗅覚」「視覚」とさらに言えば「触覚」までもを刺激する存在なのです。
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これらは時代を感じるリアルな展示品
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美しいボトルは、その香りのラグジュアリーなイメージを掻き立てる重要な役割がある。
私は大抵のものには「機能性」を重視しがちなんですが、香水には「香りがイメージできるデザイン」を求めます。
すばらしい。
今日の投稿では、ヨーロッパのもの中心ですが、アジアや日本の「香り文化」にも、香りのイメージを感じる瓶や器がありましたし。
紀元前や中世の香り職人皆さま、2025年の日本でこんなに香油瓶に感動している人間がいますよ~!
いつでも見ていたい。
近所にこの博物館あったらな~
時は進み、現代の香水ボトル。
シンプルなものは多くなっても、斬新なデザインのものも生まれている。
香りのイメージを視覚的にも楽しませてくれる、アートとも言えるようなボトルたちが登場していたり。
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ボトル設計図
「阿片」という意味のオピウム。
印籠のようなデザインが何とも斬新でインパクトがありました。
(実物デザインはネットで探してみてください~(*´-`))
そんなボトルの設計図。
印籠、って「目に入らぬか~!」のやつ…
この香り、中毒性あるから。ほどほどにしときなはれや!
ってオチで設計されてたら面白いけど。
たぶん日本人しか分からないネタだから、
設計者は単純に、オリエンタルな雰囲気にしたかったのかなあ~
なーんて、妄想しながら観覧しました。
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形は変わっても、雰囲気はレディ!
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そして今日の最後は、ごく最近の香水ボトル。
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ハイヒールとパフェはもちろん甘い香りでした。
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作品が多くて楽しめる。
香油瓶から、アナスイのパフェまで。
香水ボトルの歴史も本当に面白い。
最近は私自身、ブランド香水を買うことがなくなりましたが、様々なボトルを見ていると何だか血が騒ぎます :+((*´艸`))+:
そうだ。
いつか自分のための香水とボトルを作る、
なんて機会ができたら最高だなぁ。
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