プレーヤーから裏方へ
はじめまして。
わたくしは元タレント、現在は芸能マネージャーをしております。
来月30歳になるということで、何か新しいことを始めたい…そんな思いでペンを取りました。(正しくはペンではなく、とにかく打ち込んでます)
大学時代は教育学を学び、まわりがサークル活動に精を出しているさなか、ちょこちょこっと芸能の仕事を始め、卒業後も就職はせず、気付けば業界にどっぷりと浸かっていたわたくし。
関西でタレントのお仕事1本で生活もできるようになり、素敵な仲間、ファンのみんなに支えられ、7年間幸せな日々を送っておりました。ですが、ある日突然。本当に突然。(まぁ昔からの夢ではあったんですが…)東京に行きたい!東京に住みたい!そんな思いがふと、よぎりました。
2020年の10月、ちょうど1年前くらいかしら。
きっといつまでもタレントとして生きていけるわけでもないし、これから東京で勝負できるとも思えない。
だけど、エンタメが好きだしエンタメにしか幸せを見出すことができない…ならば、裏方に回ろう!そんな、本当に単純な理由で就職活動を始めました。
もちろんコネではなく、人生で初めて就職サイトに登録し、初挑戦。
就職歴、社会人経験はもちろんゼロ。新しい環境では必ず必要になるだろうと、就職活動と同時にパソコン教室にも通い始めました。
これから先の未来に対し、不安が8割占めていましたが、残りの2割は「きっとわたしは大丈夫、絶対にどんな環境でもやれるはず」という謎の自信も…
そして縁あって今の会社から内定を貰い、すぐに決断し、12月には就職先が決定。タレント引退まで3ヶ月と突然のカウントダウン。
あとね、今でも忘れられない面接時のお話。当時の面接担当をしてくれた今の上司から、面接開始5分くらいで「本当に明るいね!出役なのが一瞬でわかりますよ。貴女はずっとうちが求めていた、探していた人材です。」と。
あ、わたし、必要としてもらえるんだ、と、本当に嬉しかった。(ちなみにこの日は人生初のzoom記念日)
就職先も決まり、親よりも先に事務所に話し、レギュラーのお仕事先へと少しずつご挨拶を。
今も申し訳なかったなと思うのが、ファンの皆さんに発信したのが確か引退する2週間前…これだけは本当にごめんなさいでした。
自分自身も寂しくなってしまい、なかなか言い出せず…電撃?引退発表となったのでした。
自分がタレントとしてやり残したことはないのか?と聞かれると、もちろんゼロではない。だけど、やりきったのか?と聞かれると、自信を持ってやりきった!と言えました。
1月から新しい環境に進む4月までの期間って、これも今でも忘れられないくらい、不思議な不思議な感覚でした。
マネージャーという職についてから半年が経ち、7ヶ月目に突入しましたが、タレント活動も実はこの仕事をするための伏線だったのではないか?と思うくらいに、今、楽しんでお仕事をしています。
とりあえず前置きはそんな感じで。これからいろいろ綴っていければと思います。
はじまりはじまり〜