シブヤとシンジュクとおしごと
大阪が来て名古屋が来て今その話をする???という話ではあるんですが、しごとしてていちばん考えるのがBBBの2チームのことなんですよね。
シンジュク麻天狼、仕事に行くときの戦闘BGMには一番もってこいなんですよね 辛い現実に真っ向から全力で立ち向かっていくのがシンジュクだから
だからこそ、ファン層全体見渡しても独歩に感情移入する人が多いんだろうな~と思います 社会人であれば職種的にも一番置かれている立場が近いファンが多いのが独歩だろうし……独歩のヒプノシススピーカー、ばらばら散らばってる大量の薬剤怖いんだけどそれは観音坂の商材なの?それとも処方されて服用してるやつなの?どっち……????alternativeで「疾患寸前」って言ってるからいちおう商材ということで合ってるんですか……???
それでも全力で仕事して仕事で溜まるフラストレーションとか殺意をそのまま歌に乗せてぶつけていくのがジュクスタだとおもうので 私はめちゃめちゃ仕事が嫌なときとかは朝の化粧中に聴いている あと残業でフロアでラスト1人になって誰も周りにいなくなったときとかにもイヤホンで聴いてる
さらに仕事が嫌になってくると出勤前BGMが迷宮壁とかになる
対してシブヤFling Posseの姿勢はあくまで「Fling Posseからご招待」なんですよね、彼らは現実と戦うんじゃなくてわたしたちを現実から夢の世界に連れ出してくれる 古いテープかレコードを再生するような音から始まるPCCSにしろ、映写機がカラカラと回りだす音から始まるStellaにしろ、Fling Posseは辛くてきつい現実の中ではなくて、夢の世界に生きて、きらきらで美しい夢を歌っている
Fling Posseは チーム曲で「賭けてるもんの違い見せる」「No.1が3人揃った」という表現はするけど、他チームdisをしたり戦意や殺意をぶつけたりはしないんですよね。ジュクスタの対極。(BBB、C/Wに温度差ありすぎて風邪ひきそうになるもんな……)
今が楽しい、3人でいるのが楽しい、自由に楽しく遊んで生きていきたい、とにかく「楽しい」を全開に出したチーム曲だけど、チーム名の「Fling」の部分にある通り「この楽しさは永遠じゃないしいつか必ず終わってしまう」っていうせつなさがどうしてもつきまとうし、シブヤはそういう「エモさ」が武器だと思うので、切なさエモさに振り切ってるチームが現実世界への殺意全振りの相手には勝てんよなあ……と、大阪桐蔭に初戦で当たった地方校見てるみたいな気分になる BBB
これは余談ですが、「Fling Posseからご招待」で会場の空気を自分たちの夢の世界に塗り替えて物語の中に観客をお連れするスタイルのぽっせの渾身のStellaのあと、エモさに包まれた会場にチグリジアでも迷宮壁でもなく一発目にシャンパンゴールドをぶちこんだ4th1日目の麻天狼の戦術、マジでテッペン獲るとこの戦い方だなって思いました さっきまで星巡りしてたのに何の心の準備もなくぎらぎらにミラーボール回ってるホストクラブに連行されたもんな……あの空気感に乗っかるなら(作詞も同じだし)1曲目をチグリジアにするのがいちばんなめらかだったと思うんですよ 会場を包んでる叙情的なエモさをそのまま利用できるから
でも麻天狼が一番手に出してきたのは独歩じゃなく一二三だった、Fling Posseが作り上げた空間、というか夢野幻太郎が完璧にプロデュースした空気を一瞬で自分色一色に塗り替えてった伊弉冉一二三の徹底的な夢野潰し、お見事としか言えませんでした あれは勝てんわ……
さて、過去についったで話したぽっせの話なんですけど
シナリオライアー どこまで信じていいのか全くわからないわけだけど、とりあえずシナリオライアーの話を全部信じたうえで話すこととする
🎤の世界観での平均寿命とかがどうなっているのかはわからないけど、60代くらいでも若々しい方が多いし、老人というより「壮年」に近い方が多いじゃないですか 「老夫婦」って称されるってことは生まれたばかりの幻太郎を拾った時点でお爺さんお婆さんは65~70歳くらいだったんじゃないか、と推測して
それから24年、幻太郎のお爺さんお婆さん、もうご存命じゃないのかもなあ
10歳やそこらで家庭の経済状況を理解して、遠慮して「欲しいものなんてない」と嘘をつくような子が、家庭を支えるために学生時代に青春返上でアルバイトに励むような子が、雪国の年老いた育ての親を残して東京に出てきて、小説で生計を立てるっていう不安定な生き方を選ぶかな?と考えていた
たとえば学生のうちに書いた小説が賞取って大人気になって印税で生計立てられるっていう確信が持てるくらいの収入にでもなってない限り、あそこまで真面目に生きてきた子がその選択肢を選ぶのかなあと……
私も趣味で文章書くけど、物語を書く「だけ」なら仕事しながらでもできるんですよ でもたぶん夢野は専業じゃん
(以下過去ツイートコピペ+読みやすいように加筆修正です)
とりあえずこの話するにあたりシナリオライアーの話全部信じるね 家が貧しくて、でも勉強だけはしとけって言われて育ったんでしょ 実際学生時代は成績が良かったタイプだと思うしとにかく勉強して、勉強したらその先にきっと何かがあると思っていて、雪国ってことは東北か北陸の地方都市で就職して、地方都市でお勉強して入る「安定」が得られる職場って地方に根付いたローカル企業か、じゃなきゃ地銀か農協か役場か、でも地方だから賃金もよくない、それで貧乏が解決する訳でもない、勉強しかなかった自分の人生ってなんなんだろうな、目指す先ってなんなんだろうな、って疲れて立ち止まって、勉強だけやって真面目にやってればいつか報われると思ってたけど 何かあるんだろうか自分の人生、ああそういえば物語があるなあ、小説がある、それから歌がある、どうせなら好きなことのひとつでもやってやれと思いながら数年働いたお給料の入った通帳握り締めて東京に出て24歳、計算が合う
「俺は首輪ついたペットじゃない」帝統くんにしてもドロップアウト組だとすればきっちり計算合うんだよね
真面目一辺倒で生きてきた人が全部全部嫌になるとああなるよ
いま全員フリーランスの極みみたいな生き方してるけど元々そうだったわけじゃなく全員ドロップアウト組のフリングポッセの話書きたいけど過去が明らかになった瞬間矛盾が生じるからめちゃめちゃ消費期限あってやばいな……
「自分の人生は絶対こんなもんじゃないはずだ」「世界をもっと面白くできるはずだ」って飛び出してきたけど、麻天狼の3人はなんか昔の自分見てるみたいで、このひとたちは自分みたいに途中で降りたりしなかった、きつくても現実直視して血反吐吐きながら立ち向かうっていうその努力ができた人たちなんだ、っていう悔しさがあるからばろばろで戦えるんだよ
常々言ってることなんですけど、出勤すんぞオラ戦うぞ!っていう気力をくれるのは新宿なんですけど、仕事が辛いときに救ってくれるのはいつもぽっせの曲なんですよ。アルバム然り4th然りStellaからPCCSに向かうのはずるい。
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