神奈10月号
季節の変わり目で気温の変化が激しいですが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。いよいよ薄着はできなくなり、一枚上着を羽織る頃合いとなりました。ショーウィンドウに並ぶのは大人しい茶系統の服ばかりです。今月末はハロウィンですが、今年はどうなることやら。本格的な冬が来る前に書くべきものを書ききりたいものです。秋にしか見えないものがありますから。
さて、今月の神奈マガジンのテーマは「遠く」です。どこか遠くへ思いを馳せてため息をついてみたり、憧れたり、涙を流したり、手の届かないところにはどんな物語があるのでしょうか。そうはいってもインターネットが発達した現代においては、距離によって生まれる障害はかなり少なくなっている気もします。地球の裏側にいても話ができて、聞いたこともない地名の食べ物を口にできる時代です。そういった世界において、「遠く」というのはどういう意味を持つのでしょうか。今月号もゆっくりご堪能ください。(執筆担当:文野)
執筆陣
桜々中雪生:「明日へ渡る舟」
作者コメント:この頃は秋がめっぽう短くなってきました。ついこの間まで汗が吹き出すほど暑かったかと思えば上着がなければ震えてしまうほど寒くなってしまったなと寒がりの私は嘆いています。秋、一体どこへ隠れてしまったのでしょうか。
文野麗:「次男の方は」
作者コメント:クリスマスが待ち遠しいなんて、初めて思う秋です。引っ越ししたので新しい町を落ち着いて散策したいです。