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ミミズクと夜空に問いかける日々
大学生のカンナです🌙。趣味は夜の散歩と、星空を見上げること。まるで夜空が私の気持ちを映し出してくれるみたいに、答えを探しながら歩くのが好き。だけど、最近は自分の中でモヤモヤすることが多くて…。
実は、私の大学生活には「卒業研究」という名の壁が立ちはだかっています。そう、避けては通れない“通行止め”のような存在。研究室に入って、有機化学というテーマに向き合う日々。けれども私は有機化学が大嫌い。どうしてこんなにも興味のないことに自分の時間を費やさなくてはいけないのか…。いや、これは“雑草”だと割り切るしかないのかな。抜かないと進めない、そんな雑草。
私の頭の中にはやりたいことリストがびっしり詰まっています。旅行先で見つけたカフェの経営、自分だけの絵本を作る夢、ボランティア活動の拡大…。だけど、やらなければならないこと、つまり卒業研究がそのリストを邪魔してくるんです。この矛盾の中で、私は心を閉じて「無心になれ」と自分に言い聞かせる。でも、心のどこかで問いかけている。「これが本当に正しいのか?」って。
振り返ると、研究室に配属されたばかりの頃はもっと気楽でした。何も考えずに「まあ単位のためだし」と軽い気持ちで取り組めていたんです。でも、ひとり散歩や読書、夜空を眺める時間を増やしていく中で、自分が本当に大切にしたいものが見えてきました。その結果、自分の中で「今この瞬間をもっと有意義に使いたい」と強く感じるようになりました。
私が研究室に向かうたび、心の中で無心を装います。「考えるな、感じるな、ただ歩け。」けれども、どれだけ無心になろうとしても心の声が止まらない。「この時間、別のことに使えたのに。」それでも私は、笑顔を作り、友達に軽く挨拶をしながら研究室の扉を開けます。
星空を見上げるたび、自分の夢ややりたいことがキラキラと輝いて見えます。この輝きを見失わないために、私は「卒業研究」という雑草を一つ一つ抜いていこうと決めました。たとえそれが不本意でも、今は通り道を作る作業だと割り切って進むしかないのです。
明日もきっと私は研究室に向かうでしょう。だけど、心のどこかで夜空の星たちを味方にしながら、今日も一歩ずつ進んでいきます。カンナ、これからも自分らしく進め。