言語モデルAIを活用したSF小説執筆
どうも、MMD界のバーチャルJCこと、かんなです。
この度、夢のお告げがあったので、古典風なハードSFライトノベルという、硬いんだか軽いんだかよくわからない小説を書き始めました。
私はJCですけど、クラーク作品やアシモフ作品、ホーガン作品など古典SFを読んでました。図書委員ではありません。
2024年10月16日から連載開始します。
基本的には毎週2話ずつ、水曜日と日曜日に更新する予定です。
(途中、休載する場合もあります)
全体構成と各話プロット、SF設定は、ほぼ仕上がっているので、エタる確率は低めではあります。
小説執筆は、かなり昔からやってたのですが、ほぼ全て未完や書きかけ、構想段階で挫折といった理由で、消滅しています。
人生最後の、という訳ではありませんが、夢のお告げ(単なる思いつき)を切っ掛けに、今度はちゃんと仕上げたいと思い、キーを打ちました(筆を執りました、の意)。
夢のお告げはともかく、現時点でサービス展開とバージョンアップを繰り返している各種の大規模言語モデル系AIが、どの程度小説執筆で使えるのかという実験・研究も兼ねてます。
そんな事よりMMDやれって?
執筆に疲れたら、キーフレームをひたすらポチポチする作業もやっています。
執筆に使っているAIは複数にまたがってます。
Microsoft Copilot、Google Gemini 1.5、ChatGPT-4o、そしてGoogle NotebookLMとNotionです。
Notionは最近AI機能が付いているので、小説執筆でも使い始めました。
(それまではMMDの制作管理やToDoリストなどでNotion使ってました)
各AIはそれぞれ個性というか、メリットとデメリット、特徴があります。
擬人化するならば、
Copilotは、博識ですが長く会話できません。30回くらいやりとりすると頭パンクします。いちいち回答の頭と終わりに褒め殺ししてくるニクい奴です。
長い文章は読んでくれないので(プロンプトが送れない)、部分的な文章校正や、調べ物に使っています。
文章を書かせると余計な修飾を全部削ってシンプルにしてくれちゃいますので、文章書かせてもそのままは使えません。Geminiは、真面目さんです。硬めの文章で回答してくれます。Google検索のデータを持っているので、こちらも博識ですが、細部でCopilotと違う回答をしてきます。秀才タイプ。
こちらも長文はダメなので、部分的な文章構成や所感、日本語表現のチェック、Copilotとの情報整合性などを調べるのに使ってます。
Geminiの方が比較的綺麗な日本語を答えてくれます。ChatGPT-4oは、ガメつい奴です。ポテンシャルは随一で、学年TOPの成績優秀タイプです。ですが、一定数の会話をすると「オィ、友達料金払え」と言ってくるので、貧乏人は相手にしてくれません。それでも時間を空ければ、また話を聞いてくれるので、憎めない秀才タイプですね。
制限があるので、SF設定の整合性や妥当性などのチェックに使ってます。
ここぞという時に頼りになる奴です。
もちろん、私は無課金ユーザーです。NotebookLM(エンジンはGemini)は、かなり特徴的で、基本的には「ソース」に追加されたドキュメントやYouTube動画などの内容を元に話してくれます。言葉で言えばちゃんと外部ソースも参照してくれますが、基本はソースと会話ログ、メモなどを元に会話する子です。
Googleドキュメントがそのまま読めるので、数話分などを一気に読んでくれるので、内容の妥当性や矛盾のチェック、別なアプローチの提案など、様々に使える編集者みたいな人です。Notionは、美人秘書です。長文とかはやや苦手ですが、キャラ設定やSF設定、考察などをデータベースとしてリレーションしてくれる素敵な人です。
主に登場人物設定や小道具、場所のメモなど、取材関係の情報を集めて整理するのに頼りになります。
と、こんな感じです。
この5人のAIに手伝って貰って、ちょっと難解なハードSFを作り出す事ができました。
実際にどう使っているのかは、小説公開後の適度なタイミングで書いていこうかと思います。
結論から言うと、私の感想ではありますが「かなり使える」という結論です。無料で使っていいの?という罪悪感もほんの少しだけあります。
嘘です。使えるものは何でも使います。
もちろん、AIはまだ発展途上ではありますし、それぞれの特徴に合わせた使い方をしないとなりません。
AIのハルシネーション(妄想発言)を避けつつ、どうやったら破綻のないお話や設定ができるかどうか、そういうチャレンジと実体験を元に研究しています。
特にNotebookLMは、どういう用途のAIだ? と最初は思いましたが、小説執筆では主力を張るくらいのポテンシャルがあります。おそらく、使っているエンジンであるGemini 1.5が2.0になれば、更に強力になるでしょう。
丁度数日前、Copilotと同様に、Geminiにも画像生成AIが搭載されたので、執筆中のイメージなどを出力して貰いながら、文章化の参考にする、などにも使えそうです。
MMD(映像)とはまた別のライトノベル(文章)メディアですが、もしかしたらMMD作品を作る上でも参考になるかもしれません。
では皆様、楽しいクリエイティブライフを。