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@イグニスターにコード・トーカー・インヴァートを採用するに至るまで(展開例あり)
こんにちは、かんみです。
突然ですが、みなさん今期(2024/1環境)大会などで環境デッキと対面した時このように感じたことはありませんか?
「あれ、なんか前期と比べて展開全然通らなくない?」
それも当然で、今期は大誘発環境で篝火ギミックを搭載したデッキの展開を抑えるためにメインから誘発が13〜15枚程度入っているデッキが珍しくありません。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129547867/picture_pc_8d08f4ae2c4e7f300c4ed10f8552dcc8.png?width=1200)
誘発のスロットが15枚もあると、うらら、G、無効系6枚(泡、ヴェーラー)を積んだうえでそこからさらにドロバやニビルが採用されてきます。
そのため、イグニスターは前期と比べて環境的な立ち位置はかなり悪くなっていると感じています。
しかしイグニスターは自分にとって思い入れのあるデッキなので、この環境でも使って勝ちたい(篝火なんか買えないし)ということで色々と構築を試してみました。
その中でコード・トーカー・インヴァートを採用するに至るのですが、今回のnoteでは今の構築に至るまでとインヴァートを活用した展開について書いていこうと思います。
(展開動画だけ見たい人は3まで読み飛ばしてください。)
1.構築の変遷について
今期のスタートは前期とほぼ同じ構築からでした。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129548755/picture_pc_dd1598b411cc4a7b742afb6072eb5ad1.png?width=1200)
この構築で個人2-4しました。しかも前週に出た太陽でも0-2で、流石に構築を変える必要があると考えはじめました。
次に考えたのは、現在よく見られる初動+準一枚初動を12枚まで減らしたうえでスロットを15枠確保する構築です。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129549245/picture_pc_00adfbe362a32b6194623ddf25b76ac0.png?width=1200)
本来自分は初動枚数を減らしてまでスロットを広げることに関しては否定的でした。しかし、それでもこの構築を試そうと考えたのは、スモールワールドやサイバネットマイニングのような損失のある初動を複数枚引いてしまうと弱いと感じたからです。
比較するのもおかしな話ではありますが、今期最強のサーチ札として
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129549791/picture_pc_0d077df0cf8c44c9de3f55d5fa954331.png)
このカードをあげない人はいないでしょう。
個人的にはサーキュラーとエクセルに関してはパワー感としてはそこまで差はないと思っていますが、こちらは手札を一枚欠損しながらサーチを行うのに対して、相手はノーコストでエクセルを持ってくるので、誘発を打ち合うようなミッドレンジゲームになった時に、そのコスト差で負けるような試合もありましたし、ましてや複数枚なんて引いて勝てるわけがありません。
そこで弱い初動を入れるよりは誘発の方がましだろうということでスロット15枚構築を試してみました。
しかしこの構築で調整してみると、事故や一枚で止まってしまうハンドが多発してしまい、後手の勝率がそこまで上がらなかった割に勝てるはずだった先行すら勝てなくなってしまいました。
イグニスターは理論上初動はそこまで細くないはずなのですが、自分は初動を減らして良かった経験が一度もないので、やはり初動を減らす線は無いという結論になりました。
しかし、初動を増やすといっても前述の通りスモールワールドはもう増やしたくないので他に増やせるカードといえば、
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129550679/picture_pc_af56a78ae463d358fab026e7bb9d6132.png)
このカードくらいです。
めぐりAiは強力なデメリットがあるとは言え、手札の損失なく初動になってくれます。サーキュラーこそ持ってくることができませんが、アチチは自身のサーチとインファントによるサーチで1枚を3枚にしてくれるカードなので、誘発受けに関しては今期においても不足はありません。
しかし、個人的にめぐりAiを採用するにあたって1番の懸念点は、他のカードとのくっつきが悪く貫通札になりにくいという点でした。初動としては悪くなくても、一緒に引いてて貫通にならないのであれば、手札で腐るカードが増えるだけになってしまいあまり意味がありません。
そこでこの問題を解決出来れば、めぐりAiを増やせるなと考えました。
そのような時に、以前シンギュラリティ+ファイアウォール+ダークフルード+超階乗を構える@イグニスターについて考えた時のことを思い出しました。(EXが20枚くらい必要そうだったので没になりましたが)その中でインヴァートの採用を検討したことがあり、今回それを逆輸入できないか考えた時に、アチチ+ピカリやアチチ+めぐりAiのようなカードが貫通札になることに気づきました。
インヴァートを採用すればめぐりAiが初動にも貫通札にもなるだけでなく、アチチ+ピカリの最強初動の組み合わせが貫通にならない問題も解決出来て一石二鳥だということで、構築の方針が定まっていきました。
2.インヴァートを採用した構築について
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めぐりAiは初動兼貫通札としての役割があるため2枚の採用、ドシンはインファントに無効系を食らった際にめぐりAiから持ってくる役割もありますし、インヴァートの採用によってAiランドに依存せず盤面にモンスターを供給する手段のバリューが上がったため採用することにしました。
インヴァートが入った枠の分アクセスをサイドに落としました。アクセスがサイドになっていることは少し影響はありますが、今期はアクセスがあるから捲れるとかないから捲れないといった環境でもないため、そこまで大きな問題ではないと考えています。
インヴァートを採用した構築では現在CSに2回出場して、ACSつくばでは個人3-1、太陽3人チームでは個人3-2-1でチームベスト8と結果を残せているわけではありませんが環境序盤の惨敗具合からすると多少手応えを感じているのでもう少し試していこうかなと考えています。
3.インヴァートによる貫通の展開例
最後に誘発を受けた際の展開例などをいくつか紹介したいと思います。
アチチ+ピカリ
めぐりAiでもアチチでピカリをサーチ、インファントに誘発を受けた時にはドシンを持ってくることで同様に貫通が可能です。
アチチ+ピカリ+1
インファントへの誘発+ニビル
インファント+ダランへの誘発
おまけ
ブルル+ガッチリ(トリプルファイアウォール+1ドロー)
4.おわりに
ここまで読んでくださってありがとうございました。まだ自分もインヴァートについては試してる途中なので、新しい気づきなどあれば追記します。みなさんもよければ試してフィードバックいただけたらとても嬉しいです。