人間って何だ 環・境・研
「よろず」の一番目は「人間って何だ」にしたい。
地球が誕生してから現在までに何が起こったかについて分かっていることを総合すると、次のように考えざるを得ない:
ウイルスも、すべての生物も、人間も、
「はびこることに今のところ成功している物質の一存在形態に過ぎない」
というしかない。
全知全能の神が天地や生き物や人間を創ったのであれば、それは奇跡でも不思議でもない。
「はびこることに今のところ成功している物質の一存在形態」であるにもかかわらず、このような社会を創り、地球を上空から観ることができ、さらに、「この自分を自分だ」と思いながら今、ここに生きているている自分がいる。だから奇跡なのだ。
だから、次の世代にも、次の次の世代にも、・・・、人間としてこの地球の上で生きて行って欲しい。地球が丸いと知ってから数百年経つが、地球が有限だと実感し始めてからはせいぜい50年しか経っていない。SDGsと気候変動枠組み条約パリ協定という、「有限な地球上で、はびこることに成功しすぎた人間が何とか幸せに生き続ける約束事」を創ってから7年しか経っていない。「賢くはびこる」存在になるための知恵が進化するのはこれからだ。
【補足】
「よろず 環・境・研」の「こころ」は、
「どんなものにも境界があるけれど、その境を越えて環(わ)をかける、それを究めたい」ということです。学問分野や組織の縦割りの「境」にも。もちろん、「環境研」究、最寄りの駅の武蔵「境」にも掛けています。
タイトル「よろず 環・境・研」の背後の写真は、日本一の清流、高知県の仁淀川の支流、安居渓谷で、川の水の上から川底の石を撮影したものです。まるで水がないかのようです。透明度40mと言われています。少し深いところでは、「仁淀ブルー」を堪能できます。