【コラム】産廃業者会計クラウドのススメ

環境コンサル行政書士法人
行政書士の若月です。

DX化が叫ばれる昨今、様々なクラウドサービスが次々とリリースされています。

既に複数のクラウドシステムを導入したり、試してみているという方も多いかと思います。

一方で、テクノロジーが苦手で、DX化と聞くと、辟易とされる方もいらっしゃるかもしれませんね。

ただ、今回は私もユーザーの立場から、一つのクラウドサービスを産廃処理業者の皆様におすすめできればと思います。

あれこれ試してみる中で「これはすごい!!」と驚いたサービス。

それは、【会計クラウド】です。

既に導入済みの方も多いと思います。
実際、どういった点が産廃処理業者(特に中小企業と呼ばれる規模の皆さん)の皆様におすすめなのか、いくつかご紹介していこうと思います。

1.忙しい事務員さんの味方

当事務所は「freee」というサービスを利用しています。
他にもマネーフォワードなど、同様のサービスがあり、そのすべてに共通して言えること。とにかく簡単で、楽で、便利なのです。


産廃処理業者の事務員さんはみな多忙です。
業界には「マニフェスト制度」があるため、その処理作業に追われているからです。
そんな中で、会計、経理も兼任している方は結構います。


私自身、会計作業の負担が大幅に軽減したので、自信をもってお伝え出来ますが
会計クラウドは、そんな忙しい産廃処理業者の事務員さんにぴったりです。

操作は簡単だし、会計の特別な知識も必要ないため
会計作業の要する時間をぐっと圧縮することが出来ます。早く終わらせた分、別の業務に時間を充てることが出来ます。
人材採用の面から観ても、経理担当者の育成のハードルがぐっと下がることと思います。

2.多様な働き方に柔軟に対応

失礼な言い方になり恐縮ですが、中小企業は、少ない人員で様々な業務をカバーすることが多いことかと思います。
総勢5名の当事務所も立場は同じです。

そんな中で、産休、育休や病気による欠員などが出ると、業務はたちどころにひっ迫してしまいます。

そんな時にも、クラウドシステムはお役立ちしてくれます。

PCさえあればどこでも作業が出来るため、テレワークが容易です。

例えばお子さんが風邪をひいてしまった日でも、自宅で、合間時間に作業をしてもらうことも可能です。

柔軟な働き方が出来れば、業務効率化だけでなく、スタッフさんの幸福度向上にもつなげることが出来るでしょう。

3.各種レポートを経営に活用

さらに、便利なのが、各種レポート類です。

収益、損益、収入、支出などがチャートで表示されます。



例えば、収益レポート。取引先ごとの入金割合が一目瞭然。他にも損益、支出レポートなど各種レポートが揃っている。

一体、なににお金を使っているのか
資金繰りはどうなっているのか
どの取引先からの売り上げが、全体のどのくらいの割合を占めているのか

そんなことが一目瞭然です。
うまく活用すれば、経営の強力な武器となります。

そのほかにも、請求書の発行、インボイス、電子帳簿法への対応なども、まるっと対応できるので、経営者の強い味方になること請け合いだと思います。

以上、クラウド会計サービスのメリットをご紹介してきました。

デメリットに関しては、
・慣れるまでは負担がかかる。
・年間5万円ほどの費用が掛かる
といったところでしょうか。

会計クラウドは、人員不足や売り上げ向上が課題だと感じている皆さんには、直接的、間接的に何かしらのメリットをもたらしてくれるものだと思います。

私自身、ただのユーザーであり、それ以上の何者でもないのですが、当コラムがDX化推進の上で、何か参考になれば幸いです。

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