強すぎて優しすぎた
このドラマは永井三郎さんの同名漫画が原作の
平成の閉鎖的な田舎を舞台に
自分の性癖や未来について思い悩む少年達の
甘酸っぱく仄かに苦い青春ストーリーです
荒木飛羽さん演じるフトシが
ゲイであることを隠してこの先の人生を生きていくと
酒井若菜さん演じる母・香葉に告白するこのシーン
元レディースの総長だった母は
口は悪いけれどもめちゃくちゃ愛に溢れる人物で
息子の告白を受けたあと
「育て方間違ったなぁ」と嘆くようにつぶやき
「お前は強くて優しい人間に育った。でも強すぎて、優しすぎた」
と、こぼすところから引用の台詞が続きます
熱い言葉に
思わずボロボロ泣きながら観てしまいました
家族の形にも
正解や模範解答みたいなものはなくて
当人たちが“これが良い”と思えることが
きっと一番大事なんだと思います
人それぞれ
ふたりそれぞれ
家族それぞれ
人生それぞれ
そこに愛があるか?
もしかしたら大切なのはそれだけなのかも知れない
と思うことすらあります
良いじゃない、それで
良いじゃない、それも
そうやってあなたもわたしも
ゆるし合えたら
世界はもっとやさしく
もっとまぁるくなるのかも知れませんね。