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奥深きベトナム料理

麺料理を愛する私。食事は何かとラーメン、うどん、蕎麦になることが多い。

だが、私だってたまには別のものが食べたくなる。
そう、別の麺類をね。

ちょっと変わった麺類を求めた時にふと立ち寄るのが、ベトナム料理屋だ。

ここで食べるのはもっぱら、フォーと呼ばれる麺料理だ。
フォーは米をペースト状にした物を固め、裁断した麺で、形状は平たくストレート。細いきしめんといった所か。これにだいたい牛肉やパクチーなどの具が入っており、好みでヌクマムと呼ばれる調味料やライムの汁、唐辛子などを加える。

私の好みは唐辛子が少なめで、一口目はノーマルで頂き、二口目にスープの味に合わせてヌクマムやライムを入れる。

食べる機会こそそんなに多くはないが、そうしたちょっとしたこだわりを持つくらいにはフォーは好きだった。

そしてフォーと同じくらい好きなベトナム料理が生春巻きだ。
日本にあるベトナム料理屋だとだいたいフォーを一緒にメニューに名を連ねており、なんならお得なフォーとのセットを用意しているお店も多い。

生春巻きは、これまた米で作ったライスペーパーで野菜や海老を包んだお惣菜だ。
ライスペーパーのモチモチ感と海老のプリプリ感がたまらないのだ。漬けタレの程よい酸味もまた心地よい。

フォーと生春巻き、というかベトナム料理に欠かせないのがやっぱりパクチーだ。あの独特の味はなかなか日本の食材ではお目にかかれない。

しかし実は私、パクチーは少し前までは全く受け付けなかったのだ。ベトナム料理自体は好きだったが、パクチーはいつも除けていた。
大丈夫になったのはほんの4.5年くらい前のことで、その時は急にパクチーが平気になった喜びと新たな味の発見に胸を躍らせたのをいまでも覚えている。

そうそう発見といえば、この間新たなベトナム料理をメニューに発見した。
その名も「ブン」
これもフォーと同じく米を原材料にした麺料理だ。
大きく違うのはその形状だ。ところてんのように押し出し式で作られたブンはラーメンのように若干縮れている。
しかもこのブン、ベトナム本国ではフォーよりもポピュラーな料理なのだという。

どうしても日本ではフォーの方が地名度があるので勘違いしがちな事実に私は衝撃を受けた。
(うどんときしめんみたいな関係かな?と勝手に自分で納得している)

このブンなる麺料理をはじめ、調べてみるとベトナム料理にはまだまだ私の知らない麺料理があるらしく、私はベトナム料理の奥深さを感じながら今日も一杯、スープまで飲み干すのであった。

とりあえず、次はブンだな。

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