普通の商売が地域貢献に昇華する”地方”
現在、愛媛県しまなみ海道の大三島で旅館さわきの若旦那をしながら、
移住を応援する短期滞在型シェアハウス『上条の家』を運営しています。
田舎で商売するってそんなに悪いことじゃないよー。と言うお話をします。
地域貢献と言うと、どういうイメージがあるでしょうか?
移住支援。地方創生。介護事業。地域には色々なワードが飛び交っています。
貢献と言うと社会課題を解決するみたいなイメージが先行しますが
もっとシンプルに考えてもいいのかもしれません。
その形はたった2種類。
不便を感じたりするマイナスを解消する。
あったら嬉しいサービスをプラスで作る。
マイナス → 0 → プラス
この→の部分にあたるところです。シンプルです。
そして、商売を行うことそれ自体が貢献だったりします。
これって世の中にたくさんあります。
僕が帰ってきた頃の大三島を例に挙げます。人口6000人の島です。
パン屋ありません。
居酒屋ありません。
夜のスナック・バーありません。
中華料理・イタリアン・ラーメン屋ありません。
夜の21時以降空いてる店ありません。
モーニング食べられるお店ありません。
ドラッグストアありません。
車の代行ありません。
エステありません。
船降りたら港から公共交通機関ありません。
それが、今。
パン屋できました。
夜21時以降も開いている居酒屋できました。
夜のカラオケ喫茶できました。
ラーメン屋できました。
イタリアンもできました。
モーニング食べられるカフェもできました。
エステもできました。
さらに言えば
地ビール飲めるブリュワリーもできたし、
ワインバルにワイナリーもできました。
僕ら田舎者には東京にあって当たり前の物が存在すること自体がとても嬉しいのです。
都会だと普通の商売が、地方に行くとそれだけですっごい地域貢献になってしまうのです。
そして、これらは移住の人が始めたお店が多いです。
東京には当たり前にあるお店でも、島では唯一のお店です。
もちろんサービス業だけでなく、若い力が活躍できる介護だってなんだって
とっても喜ばれます。活躍の場はなんだってあります。
田舎になればなる程、あなたの存在を喜んでくれる人がいます。
地方移住、仕事がないとは言われますが、そんなことありません。
普通の商売に地域貢献までおまけに付いてくる地方移住。
ぜひ、ひろーく可能性を探ってみてはいかがでしょうか。
ひとこと。
移住者が多く取り上げられがちな世の中ですが、
地元の人間は何をしているのか、もっと頑張れよ。と言う声もあるかもしれません。
ただ、地元の人も長くその土地で働いていて、
それが地域に根付いてる物だったりします。頑張って働いてます。
どちらの能力がーとか、発想がーとか、そう言うことではなく。
新しく移住する人とその土地の人が両方いる事が大切で、
それが交わる事で相乗効果が生まれるんじゃないかと思っています。
最後に、
誰か、大三島で、中華料理屋さんをオープンして欲しい今日この頃です。
サポートボタンも素敵ですが、スキ押してもらうと喜びます。 大三島に遊びに来てもらえると、もっと喜びます◎