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旅館と地域と採用について考える


現在、愛媛県しまなみ海道の大三島で旅館さわきの若旦那をしながら、
移住を応援する短期滞在型シェアハウス『上条の家』を運営しています。


今回は旅館の採用についてのお話

どういう人を採用したいか。その為にはどうすればいいのか。
私見を綴っていきたいと思います。


僕が考える旅館で採用したい人


技術は問いません。宿泊業での経験、問いません。

誠実さ、向上心、好奇心、フットワークの軽さ、、精神的な部分で
あー、この人と一緒に働きたいなと思える人をお迎えしたいと思っています。


そして、なぜそう思うかと言うと、旅館で採用したいとは言いつつも、
旅館の通常業務以外の企画であったり新規事業であったり、新しいチャレンジを
地域を舞台に行っていきたいと思っているからです。


僕が住む大三島は人口6000人、観光地で移住人気も高まりつつある一方で、
少子高齢化の進む過疎地でもあります。
高校の存続問題や空き家問題、悩ましい課題も多くあります。

旅館業は旅館だけでは成り立たず、地域と共に育つと考えています。
だからこそ、地域を舞台に行動をすれば、巡り巡って旅館にも還ってきます。


一緒に働きたい人を採用する為にはどうすればいいか。


『自分自身が、この人と一緒に働きたいと思われる』事だと思います。

(※雇用条件・体制などは基本的な事を抑えているとして。)

自分の行動が働き方のモデルとなり、ああいう働き方いいなと思ってもらう。
その為にもまずは自分自身が行動を起こし、想いを伝える事。


自分が率先して働き方を示していく

その様子・結果・そこに至る想いを発信し、見つけてもらう

採用した人がそういう働き方ができる環境を用意しておく

採用した人が生き生きと働いている様子を発信する


面白いと感じる場所に人は集まってきます。

一度、このサイクルができれば、良い採用の流れができるのではと思います。


宿泊業の採用は困難


宿泊業界は、採用が困難と言われています。

約60%の事業所が人材不足を訴えていて、
また、宿泊・飲食業の離職率はサービス業の中でも極めて高く、
3年以内に新卒の60%が離職している。


宿泊業界に携わりながらも宿泊だけにとらわれない働き方を提案できれば、

従業員の視野も広がり、その場所に、人は集まると信じています。

僕は、まだまだ実現できておりませんが、そういう状況を目指します!

それでは、また!

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