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アレルギー対応のお弁当作り
平日の毎朝のお弁当作りは今の私のルーティーン。今では自分なりの作り方のスタイル?みたいなものがあるけど、最初からお弁当作りがサクサクできたかというと、全然そんなことはない。試行錯誤、紆余曲折しながら作ってきた。
私は結婚するまでずっと実家暮らしでほとんどお料理することもなく、家庭科の教員免許を取るための調理実習では、あまりにもできなくてみんなに驚かれたくらい。
社会人になって二つ目の職場の時、倹約のために自分のお弁当を作り始めた。とはいっても、ほとんどがパンのお弁当。ツナサンドとかかぼちゃサラダのサンドイッチとか、ロールパンにレタスとソーセージを挟むとか、そんな感じ。
結婚して地元を離れるのを機に仕事を辞めたけど、結婚後2か月ですぐに転勤で地元に戻り、その二つ目の職場の繁忙期に3か月手伝ってほしいといわれて、短期パート。前と同じように自分のお弁当を作ろうかと思ったら、主人に『私のもあるのかな』なんて言われて、二人分作ってみることに。男の人のお弁当なんてまともに作ったことなかったから、プレッシャーで不眠症になっちゃった。その時は、もうお弁当作りなんて一生やらない、くらいに思ってた。
それなのに、子供たちはみんな食物アレルギーで。
子供たちが3歳くらいまでは遠出する時は、おにぎりや作り置きのおかずで子供達には簡単なお弁当を作ってた。今から思うとその頃は小さかったからそんなに大変じゃなかったけど、自由に外食もできなくて不便だった。レストランに入ったとしても、子供たちだけ持ち込みのお弁当食べていいか許可もらってた。
お弁当を毎日作るようになったのは、長男が幼稚園に上がった時。今どき珍しい、給食のない幼稚園だった。たまたま近所の幼稚園だったけど、アレルゲンの食べ物を完全除去してる息子にとっては、給食を出さない幼稚園が少しでもリスクがなくてラッキーだった。二つ下の次男に別のお昼ごはんを用意するのも大変なので、次男は2歳の頃からほぼ毎日お弁当。
二人の息子たちは少しずつ食べて治す、経口免疫療法をやっていなくて、完全除去をしているから、小学校では除去食対応してもらえず、小学校に上がってからも毎日お弁当持参で登校。
ウチの二人は重篤なので、学校側がかなり慎重に対応してくださり、コンタミの事故も起こらないように、入学直後は教室ではなく職員室で食べさせてもらってた。
二人とも1年生の3学期からは教室で食べるようになったけど、その時にみんなと同じものがいいかなと、給食と同じメニューのお弁当を作ったこともある。自分では作らないおかずがあったりして、レパートリーは増えた。
ただ、給食って食材の仕入れの関係もあるのだろうけど、同じ食材を使った、同じようなメニューが続いたりして、買い物も大変だったし、基本は前の晩にたくさん作って家族で晩ごはんとして食べ、残った分を次の日のお弁当にするので、なんとなく作るのも食べるのも飽きちゃった。汁物まで持たせていたんだけど、汁物がないメニューの時、朝息子たちが『軽っ!』と一言。その一言で、小学校う低学年の子には重かったんだ、とも気付き給食コピーはやめて自由に作ることにした。デザートが付くときはデザートは持たせてあげたり、献立に悩んだときは給食と同じものを作って入れたりはしてる。
今長男は中1、次男は小5。2年くらい前から長男が食べ盛りでたくさん食べるようになったので、前の晩にたくさん作っても、お弁当の分までおかずが残らないことも出てきて(毎日じゃないけど)。最近は朝いかに楽にお弁当を作るかが、課題。
毎朝のお弁当作りはかれこれ10年。苦痛でたまらない時もあったけど、いつだったか、『もしアレルギーを克服できなかったら、私は一生息子たちのためにお弁当作ることになるのかも⁈』なんて感じて。逆に力が抜けたというか、あきらめたというか、開き直った。おそらくその頃から、ルーティーンとして淡々とお弁当作りしてる気がする。
因みにインスタで平日の朝、お弁当の記録を投稿してます!
↓いつかのお弁当。
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