見出し画像

☆韓国草の根塾オンライン土曜セミナー後記210320☆

今日は韓国の国立医療院のイ・ボラ先生。呼吸器内科の専門医で医療院の隔離病棟でコロナ19の患者の治療をしています。
韓国の場合、コロナ陽性がでると、防疫担当(保健所が行政の担当部署)の指示にしたがって、公共医療施設へ移送、そこで治療をします。現在、一部の大学病院などでコロナ用の病棟を作りうましたが、基本的には公共医療施設での治療になるそうです。
イ・ボラ先生は昨年までグリーン病院に努めていましたが、国立医療院が新しい病棟と作り、その専従スタッフを送ってほしいと「人道主義実践医師協議会」に依頼したそうです。ボラ先生はこの協議会の共同代表をしているので、グリーン病院をやめて、今年1月に医療院に移ったそうです。
セミナーでは1月から3月までのコロナ治療の経験から具体的な事例が報告されました。
患者のタイプは3つに別れ、(1)発病・感染確定と同時に入院、(2)入院後に発病、(3)発病後しばらくしてから入院、だそうです。重症になったら、医療院の本館のICHへ移送、ここでは軽・中レベルの患者の治療にあたっているそうです。
また、変異種ウイルスに感染した患者も3名いて、完治するまでにかなり時間がかかったそうです。
参加者からは韓国がコロナ19管理を日本よりうまくやっている、その秘訣はなにかという質問を中心に行われ、やはりPCR検査の徹底ではないか、また疾病管理庁というコントロールタワーがある、などという意見がでました。
今回のセミナーも映像があり、会員限定でURLを送っています。もし、会員以外に方でご覧になりたい方は、田中までメッセージをお願いします。

来週、27日はユネスコ世界遺産の話し、民族問題研究所のキム・ヨンファンさんが久しぶりに登場します。お楽しみに!
韓国草の根塾のオンラインセミナーは皆さんの会費とカンパで運営されています。ご協力をお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?