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■韓国草の根塾オンライン土曜セミナー後記1023■

今回のセミナーのゲスト、チョンボムレさん(ミャンマー民主主義ネットワーク共同代表)とSoe moe thuさん(NUG韓国駐在事務所事務局長)の話はとても広範囲で刺激的でした。いくつかポイントを書いてみます。

× 韓国在住のミャンマー人は約25000人、そのうち90%が雇用許可制度という移住労働者制度によって働いていて、延長すれば最長4年10ヵ月働けます。残り10%は留学生などで、以前は女性にビザを出さなかったため結婚移民は少ないです。現在、ビザが切れるミャンマー人には6ヵ月ごとに特別在留が出ていて、働くことも可能だそうです。この資格はミャンマー人が初めてのケースと言ってました。
× Soe moe thuさんは、今、政治的難民として認定されてます。2004年ごろ一度出国したらオーバーステイ等の違反を無効にするという韓国政府の政策が発表された時、ミャンマーの軍事政権の大使館はミャンマーへの帰国者へ税金を取ろうとして、在韓ミャンマー人グループとの間で対立が起きました。このグループはいわば移住労働者に関連するさまざまな運動をしていたので、韓国の支援グループから難民申請をして在留資格をはっきりさせたほうが良いというアドバイスもあって、難民申請をしたそうです。最高裁判所まで闘い、200人以上が難民の資格を獲得しました。
× 彼は26年前の大学1年の時、お金を稼ぐ目的で海外に出て、韓国で暮らし始めたそうです。話を聞けばわかりますが、民主化運動を長年している活動家、韓国語も上手、雰囲気も韓国人みたいです。(チョンボムレさんのほうがミャンマー人見たいです^^)
× この在韓ミャンマー人の中で1300人位が組織されていて、カンパをしたりデモをしたりしてるんですが、毎月一人10万ウォンを集めて、現地に届けていると言ってました。合計金額、ものすごいですね。
× このお金は今60万人とも言われる避難民への食料や医薬品等に使っています。ミャンマー国内の組織を通して山岳地帯等に非難しているミャンマー人の支援をしてます。
× というのも、国連の難民事務所等は軍の許可のもと、都市部での非難民にだけ支援物質を渡しているので、山岳地帯に避難した人々へは援助物資が届いていません。ですので、海外からのミャンマー人組織の財政的支援はミャンミャマーの避難民とミャンマー民主化運動にとって、大変大切な活動ということが実感できました。
× これ以外にも、韓国市民の動きやミャンマーの少数民族の動き、韓国のマスコミなど話があり、それも紹介します。
× 最後に、日本にいるミャンマー人グループとも連絡をとっていて、日本でも代表部を作る予定だそうです。久しぶりにミャンマーの話を聞いて、ミャンマー民主化の長期戦をどのような戦略でどんな陣形を作って闘っているのかが、かなり分かりました。会員の皆さんにはユーチューブ動画のリンクを送りましたので、ぜひご覧下さい。会員以外で見たい人は下に書き込みをお願いします。

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