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記述の考査、多肢択一式の解説をつくりました(不動産鑑定士、第 16 回修了考査分)

これからの不動産鑑定士の皆様、お疲れ様です。
頑張る修習生の皆さんを応援しています、ふどう鑑吉です。

今回は、記述の考査の多肢択一式(第 16 回修了考査分)の解答に係る解説です。


まず、過去問の内容をeラーニング後の確認テストと比較してみた


最近の多肢択一式の問題は難しいです。

参考までに、eラーニング後の確認テストと比較した結果は以下のとおりです。

第12回 … eラーニング後の確認テストとほぼ同じ内容
第13回 … eラーニング後の確認テストとほぼ同じ内容
第14回 … eラーニング後の確認テストとほとんどが異なる内容
第15回 … eラーニング後の確認テストとほとんどが異なる内容
第16回 … eラーニング後の確認テストとほとんどが異なる内容

多肢択一式の解答には解説ないんだね


修習生時代、日本不動産鑑定士協会連合会さんのホームページで、多肢択一式の過去問と解答を見たとき思いました。

※過去問・解答等は以下でご確認ください。

解説ないんだね。

修習生時代の私は、過去問の出題傾向から、テキストのどこから出ているかを把握して、どのように対策しようかと考えていたので解説があることを期待していたのですが、解説はありませんでした。

仕方がないので、修了考査対策のため、個数問題でどれが〇でどれが×なのか、テキストのどこから出た問題なのか、出題傾向をつかみ対策をするため、問題に係るテキストの該当箇所をテキストをめくって必死に探しました。とても時間がかかりました。仕事も忙しかったので、このテキストをめくって探す時間はできれば短縮したいものでした。

私以外にも、時間がない実務修習生のなかには解説が欲しい方も少なくはないと思います。

そこで、私がテキストをめくって調べた結果をお伝えしたいと思ったのです。

どこに書いてあるか分からない状態と比べれば、過去問対策に充てる時間を短縮することができます。短縮できた分の時間を、もっと重要な対策をするための時間にまわし、修了考査合格を確実なものにしてください。


解説にあたっての留意点

第 16 回修了考査(記述の考査)の多肢択一式問題(上記解説の例〔問題1〕を除く)に関する私なりの解説をつくりました。内容については、「解説の例」として、〔問題1〕を参考にご確認ください。なお、頑張って調べた内容を記載していますが、間違いのある場合はご了承ください。

また、いずれの問題の解説についても問題文は記載しませんので、日本不動産鑑定士協会連合会様のホームページでご確認ください。なお、論文式問題についての解説はありません。

※過去問の解説にあたって、実務修習テキスト3冊を略します。

 ①「実務修習・指導要領テキスト」→実テキ
 ②「不動産鑑定評価の実務に関する講義テキスト」→不テキ
 ③「建築形態規制と建築計画」→建テキ

※テキストの該当ページ数も記載しますが、そのページ数は、私の実務修習時(けっこう最近)のテキストであるため、目安のページ数としてください(該当ページを、〇テキP〇〇と記載しています)。また、テキストの該当箇所を探すための補助として、解説部分に該当する文章等が記載してあるテキスト上の項目名も補足程度に記載していますので、参考にしてください。


第16回以外の解説について


第16回以外の解説を作成するかは、今回の解説作成が想像以上に大変だったので、検討中です。

今回の記事が好評であれば作成しようと思っていますので、フォロー・スキ・コメント等をいただけますと幸いです。


解説の例:第 16 回修了考査(記述の考査)


解説内容の厚さは問題により異なりますが、イメージとして、一問だけ、例示します。

〔問題 1〕

正解:(2)二つ。

正しいのはロ(建テキP11:2.開発許可の基準(法33・34条、法令23条の2~31条)b.市街化調整区域内での基準、②)とハ(建テキP49:1.用途地域内の建築物の用途制限)。

イは、準耐火建築物には建蔽率の緩和は適用される。(建テキP53:建蔽率の緩和、1)①)

二は、「封じ込めによる囲い込み」ではなく、除去。(不テキP175:5.現在の法規制B.建築基準法、宅地建物取引業法との関連(1)建築基準法との関連)


解説:第 16 回修了考査(記述の考査)

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