口述の考査、予想質問集2:オフィス用賃貸(回答付き)、不動産鑑定士、実務修習、修了考査
これからの不動産鑑定士の皆様、お疲れ様です。
頑張る修習生の皆さんを応援しています、ふどう鑑吉です。
今回は、口述の考査、予想質問集、各論:オフィス用賃貸(おまけ:自身で必ず確認すべき真偽は定かではない回答付き)、です。
記事を書くことになったキッカケ
今回の記事は、
が大変好評だったことから、修習生の皆様のお役に立てばと思い、その続編として書いたものです。
まだご覧になっていないという方は、そちらの記事にも参考になる部分があるかと思いますので、ぜひご確認ください。
記事を読むメリット
記事を読むメリットとしては、本記事記載の予想質問集を参考に、口述対策ができることはもちろん、記述の考査における論文式問題の対策にもつながる部分があるかと思います。また、「おまけ」で記載している「自身で必ず確認すべき真偽は定かではない回答」については、ご自身で必ずその真偽を確認していただく必要があるものの、何もない状態から回答を考え出すのに比べれば、お支払いいただく金額以上に皆様の貴重なお時間を節約することができると思われます。ご多忙で少しでも時間の節約をしたい方は読み進めていただければ幸いです。
予想質問集について
【概要】
今回の記事に係る予想質問集は、修習生時代の私が作成していた予想質問集に手を加えてご紹介するものです。
私は予想質問集を以下の「鑑定評価基準:第8章、鑑定評価の手順」に概ね沿って作成していました。(予想質問集の一部は手順に沿っていないものもあります)
「鑑定評価の手順」(※の手順に関するものは作成していません)
①鑑定評価の基本的事項の確定
②依頼者、提出先等及び利害関係等の確認 ※
③処理計画の策定
④対象不動産の確認
⑤資料の収集及び整理
⑥資料の検討及び価格形成要因の分析
⑦鑑定評価の手法の適用
⑧試算価格又は試算賃料の調整
⑨鑑定評価額の決定
⑩鑑定評価報告書の作成 ※
修習生時代に作成していた予想質問集は、大量かつ私が作成した13類型に対するものなので、全てを一気にご紹介することは困難ですが、皆様のために参考となる部分があればと思い、少しずつ記事を書いていくことにしました。
【今後の作成予定】
現時点では、以下の2分類で予想質問集を作成していく予定です。
〔総論〕鑑定評価の手順①~⑥に係る予想質問集(全類型に概ね共通)
〔各論〕鑑定評価の手順⑦~⑨に係る予想質問集(各類型ごと)
〔総論〕については、口述の考査において聞かれるであろうと私が勝手に予想して考えた、鑑定評価の手順でいうと主に①~⑥に係る質問集(各類型に概ね共通すると考えられるもの)をご紹介するものです。(分量等によっては数回に分けてご紹介することになるかもしれませんが、現時点においては1つの記事で完結させたいと考えています)
〔各論〕については、口述の考査において聞かれるであろうと私が勝手に予想して考えた、鑑定評価の手順でいうと主に⑦~⑨に係る質問集(私が一般実地演習で報告した各類型に係るもの)をご紹介するものです。こちらは、優先順位が高いと思う類型について、各類型ごとに記事を分けてご紹介します。
なお、私が記事作成に充てられる時間等の制約上、作成する記事は優先順位が高いと考える類型に係る予想質問集のみを作成する予定であり、記事作成には時間を要するため、今後の記事公開の時期は未定である点については、あらかじめご了承ください。
今回の記事の内容
今回の記事は、オフィス用賃貸に係る〔各論〕(前述の、鑑定評価の手順でいうと主に⑦~⑨に係る予想質問集)です。
一般実地報告書に係る予想質問集の1本目に、オフィス用賃貸を選んだ理由は、オフィス用賃貸は口述の考査における重要度も比較的高く、対象不動産の構成や評価手法も、他の類型に係る予想質問集を作成するための軸として最も適していると判断し、修習生時代の私もオフィス用賃貸を軸に予想質問集を作成していたからです。よって、〔各論〕に係る予想質問集の中では、この記事が最も厚い内容になるものと思われます。
また、なぜ〔総論〕からではなく〔各論〕の予想質問集から作成するかというと、記事作成時点においては修了考査間際であることから、修習生の皆様にご紹介する予想質問集として、先に紹介した鑑定評価全般に係る一般的なことの次に効果的なものは、総論ではなく今回の各論:オフィス用賃貸であると判断したためです。
(記事を読むにあたっての留意点等)
今回の予想質問集は、私が修習生時代(記事を書いている時点ではかなり最近の回の受験)に「私自身が一般実地演習で報告した類型及び対象不動産に係る一般実地演習報告書の内容」に対して作成した予想質問集をご紹介するもので、多少なりとも皆様に参考となる部分があればと思い書いたものです。
その内容は、修習生の皆様に口述考査対策の参考にしていただくことが趣旨であるため、その趣旨とは関係のない部分(個人や対象不動産等を特定するような名前・都道府県等の情報)は記載しない、若しくは〇〇等と記載させていただき、私の評価書を読まないと分からないような予想質問等は省略させていただくほか、皆様の一般実地演習報告書の類型及び対象不動産とは一致しないものであるため、何れの不動産にも共通する論点に係る予想質問は多く記載しているものの、すべてが参考になる予想質問ではない点等についてはあらかじめご了承ください。
※私のオフィス用賃貸は路線商業地域、標準的使用:低層事務所の敷地、適用した手法:原価法・収益還元法(DCF法及び直接還元法)です。
また、出題されるかどうかわからない私が勝手に作成した予想質問集であるため、読む人によっては、的外れなもの、細かすぎるもの、全く聞かれることのないであろうと考えられるもの、参考とならないもの、くだらないもの、そもそも意味が分からないもの等と感じるものが含まれているかもしれせん。
さらに、「おまけ」で記載している「自身で必ず確認すべき真偽は定かではない回答」については、口述の考査において、それをそのまま回答すれば良いものではなく、その真偽は定かではない回答なので、ご自身で必ずその真偽を確認していただく必要があります。口述の考査までたどり着いている皆様に言うまでのことではないと承知の上で、念のために申し上げますが、口述の考査の本試験で皆様が回答する内容については、自己責任で、ご自身の考え・判断等に基づいて回答しなければなりません。
なお、これまでの記事の料金設定等を考慮のうえ、今回記載している問題数の多さから、今回の料金を設定いたしましたが、お支払いいただく金額以上に皆様の貴重なお時間を節約することができると考えて作成した記事なので、ご多忙で少しでも時間の節約をしたい方にとってはお役に立てる内容であるものと考えられます。また、試験の直前期においては、さっと目をとおし、気になる部分のみを確認することで効果が得られる部分もあるかと思われます。
以上の留意点等を踏まえ、ご満足いただけない部分もあることを承知の上でご興味のある方は、以下の内容を読み進めていただければ幸いです。
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