見出し画像

実務修習に入る前に備えていて良かったなと思う事、不動産鑑定士



これからの不動産鑑定士の皆様、お疲れ様です。ふどう鑑吉です。

今回は、私が論文式試験合格後、実務修習に備えて準備していたことをご紹介したいと思います。

私の修習生としての属性

本題に入る前に、実務修習時代の私の実務修習生としての属性をお伝えしますと、大島さんでもなく、明海大学さんでもなく、大手の鑑定会社でもない、孤立系修習生でした。

私の近くには、現行の実務修習制度のことを知っていて相談できるような人はいなかったため、実務修習については自分で調べて把握しなければならないことが多く、とても苦労しました。

もしかしたら、私のような方が今もいらっしゃるかもしれないので、私が実務修習に入るまでに、しておいて良かったなと思うことを今回書こうと思いました。

実務修習に入るまでにやっていたこと

  1. ネットで、「不動産鑑定士 実務修習」と検索して、実務修習の実態を把握する

  2. 同じ地方で、現行制度の実務修習を終えて不動産鑑定士になった人を探して、交流する

  3. スケジュール感の把握、共有

私のような修習生には、上記ともに大事なことだと思います。

1.は、親切な先輩方が実体験を書いているサイトがあるので、そこから情報収集します。

2.は、その方に直接お聞きするからこそいただける情報を収集します。

3.は、一般実地演習、基本演習、eラーニング、修了考査など、実務修習全体のスケジュールをA4表にまとめ、自分が把握した上で、指導鑑定士、その他の先輩方、家族にもその表を見てもらい、スケジュール感を共有してもらっていました。

孤立系修習生の近くには、現行制度を乗り越えて不動産鑑定士になった先輩がいない方も多いと思います。

私と似たような境遇にいる場合の実務修習は、自分の力で乗り切らないといけないことがほとんどで、誰かが教えてくれるだろうという待ちの考えでいると、修了考査を乗り越えることが困難になることが予測されます。

なので、実務修習に入る前に、自分なりに備えておくことが必要だと考えます。

実務修習が始まってからしていて良かったなと思うこと

私が、上記により情報収集した上で、実務修習が始まってからしていて良かったなと思うのは、次の2つです。

  • eラーニング受講後のミニテストの蓄積
    (ミニテスト不合格の場合、合格するまで複数回、異なる問題が含まれるミニテストを繰り返し受けることになるので、その分問題を蓄積できる)

  • eラーニング講義受講時の修習テキストへの線引き
    (講義の先生が大事だと示す箇所がテキストの何ページかと探しながら講義を聞き、該当箇所に線を引いたり、テキストでは理解しにくい箇所は先生のコメントを記入したりしていました)

実務修習を乗り越えて思うこと

私が実務修習を乗り越えた今、実務修習を一言で表すと、自己責任、だと思います。

誰かが教えてくれるとか、助けてくれるといった心構えでは、孤立系修習生は実務修習を乗り越えることが難しいと思います。

でも、自分で乗り越えるんだという気持ちで取り組めば、必ず乗り越えることができます。

私は一般実地演習の評価書を作成する過程で、今回はもうダメかもしれないとくじけそうになることも多々ありましたが、何とか乗り越えてきました。またその認定結果が郵便で届いた時には、大丈夫か?非認定になっていないか?といつもドキドキしながら開封していました。

修習生の中にも、私のような思いをした方、する方がいるかと思いますが、必ず乗り切れるという強い気持ちで頑張ってください。応援しています。

不動産鑑定士になったら、一緒に飲み明かしましょう!

いいなと思ったら応援しよう!