別に“オシャレ”したいわけじゃない。“ダサくない”ファッションを知りたいんだ! ファッション迷子を救う『男子ファッション最強図鑑』
11月12日は「洋服記念日」。
1872年(明治5年)のこの日に「礼服ニハ洋服ヲ採用ス」という法令が発せられ、公式の場での礼装が洋装になったのだそうです。 150年ほど前まではまだ武士風の和装が礼装だったんですね。 そう考えると、日本に洋服が浸透したのは、意外と最近のように感じます。
今ではファッションも多様化し、個性的なオシャレを楽しむことができるので、ファッション好きな人にとっては(お金はかかるものの)嬉しい時代ですよね。
ですが、世の中は、オシャレ好きばかりではありません。当然、ファッションにさほど興味ない人だっているわけです。 とはいえ、毛玉の付いたジャージで出社したり、オンライン会議に参加したり、恋人とデートしたりするわけにはいかないもの。
「流行は追わなくていいから、スタンダードなコーディネートを知りたい」 「格好良くなくていいから、“ダサくない”ファッションを知りたい」
そんなファッション迷子は意外と多いのです!
さらに、リモートワークが増えた近年では、ワイシャツ&スーツでOKの出社時と異なるビジネスカジュアルな服装選びに困る男性も急増しているようです。
実は、私、デジ・プロ部Yの夫もそんなファッション迷子の1人。
私自身、特段オシャレに敏感な方でもありませんが、服のセンスが壊滅的な夫に対して、「せめて普通の格好をしてほしい……(泣」と何度思ったことか。。。
そんな迷える大人を救うのが、“予約のとれない”人気スタイリストの山本あきこさんによる『見るだけでパっと決まる! 男子ファッション最強図鑑』です。
山本さんいわく、「センスは生まれ持ったものではなく鍛えられる」「ロジックを知れば誰でも"なぜだかおしゃれ見え"できる」とのこと。
本書では、イラストレーター・ma2さんのイラストを使って、主に20代~40代男性に向けて鉄板のファッションを教えてくれます。
嬉しいのは、ZARA、ユニクロ、GUといったプチプラ服の中から実際のオススメアイテムの名前を挙げて、具体的なコーデを提案しているところ。
ハイブランドの服を買わなくても、オシャレ見えはできるんですね。
さらには、季節別やシチュエーション別コーデ、パートナーとのコーデや男女で兼用できるアイテムなども伝授。
靴やアクセサリーに関しても言及しています。
そして、ファッションにとってもっとも大事なのは、ファッションアイテムのデザインやコーデのバランスよりも、ダントツで“清潔感”なのだそう。
その清潔感とはいかにして演出できるかといった点も詳しく解説しています。
悩める男性陣はもちろん、私のように、パートナーのファッションをさりげなく改善したい女性陣の味方でもある一冊。
このバイブルを読み込めば、「なんか最近、ちょっとイイネ」と言われること間違いなしです!