
エモさのてっぺん!『愛だけが残る』は日韓累計78万部の名著『花を見るように君を見る』著者の詩集第2弾
特典でポストカードがもらえる!
韓国本フェア開催中
秋の気配もいよいよ濃くなってきた今日このごろ。秋といえば読書ですよね。現在、「沼ること必至! 韓国文学好き編集者が選んだ“推し本”フェア」を開催中の当社。当社&他社さんのおすすめ本を5冊ずつ選書して、POP付きで展開中です。フェアで当社の対象書籍を購入いただくと、1冊につき1枚、特典としてポストカードがついてきます(*ポストカードは選べません)。
ちなみに当社のフェア本5冊は…
『世界の古典と賢者の知恵に学ぶ 言葉の力』
『花を見るように君を見る』
『愛だけが残る』
『本当に大切な君だから』
『アンニョン、大切な人。』
自己啓発書、詩集、エッセイと幅広いジャンルを選書しました。すでに韓国文学にハマっている人も、読んでみたいな~と思いつつ放置していた人も、この機会にいかがですか? 日本文学とはひと味違った魅力に出合うかもしれません。
Twitterではフェア対象書籍のプレゼントキャンペーンも!
フェア開催を記念して、かんき出版の韓国書籍チームのアカウントでは、対象書籍が抽選で当たるプレゼントキャンペーンを実施中です。本記事では、プレゼントキャンペーン中『愛だけが残る』の"はじめに 作者のことば「愛だけが答え」"を全文公開いたします。
はじめに 作者のことば
「愛だけが答え」
この詩集は、私が今まで書いた5000 ページの詩の中から、「愛」に関する詩だけを選んで編んだ詩集です。あるいは、作品の主題に合わせた詩集、選詩集ということになるでしょう。ご存じのように、愛は人類共通の主題であり、芸術の永遠なる題材です。私は若いころから、愛という主題について大きな関心を持っており、生涯、愛という主題を胸に抱いて詩を書いてきた人間だといえます。
人生で大切なことについて質問されたら、一番に愛、二番めも愛、三番めも愛だと答えたいと思っています。私たちはこれまで、愛せないために憂鬱になり、愛せないために悲しみ、つまるところ愛せないために不幸だったと伝えてあげたいのです。
イギリスの劇作家シェイクスピアは、『ソネット集』という詩集の中で、人間が永遠に生きる道は「知識」と「愛」と「愛の詩」だと書いているそうです。愛する気持ちを込めて詩を書けば、その詩とともに愛する気持ちが永遠に息づき、その相手は不滅の人として生き続けることになります。
今年の春、ある会合で先輩の詩人から聞いた話があります。人は自分が愛した人より、自分を愛してくれた人を、より長く、より美しく記憶し続けるのだそうです。これもまたそのとおりです。愛といえば、幼いころに親から受けた愛を忘れることはできません。愛をもらった記憶は長く残るのです。
愛だけが答えです。愛だけが残るのです。つまり、私たちは愛さなければならず、愛されるべきです。愛は決して空にかかる虹のようなものではありません。私たちの傍らで、私たちの胸につねに準備されている心です。私は自分の詩を通して、全世界の人に愛を捧げたいと思います。世の中のすべて
の恋人たちに、すべての妻たちに、すべての娘たちに。
これが、読者を通して、私の詩を通して、私が永遠に生き続けたいと思う理由です。ゲーテは、『ファウスト』の終わりの部分でこんなことを言ったそうです。「永遠に女性的なるものが我々を導くのだ」と。愛もまた私たちを永遠に導くものだと、私は信じています。
2020年末
ナ・テジュ