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おすすめの漫画・アニメ「あひるの空」

私のおすすめの漫画・アニメを紹介したいと思います。
ただ紹介したいので、ぜひ最後まで読んでもらえたらと思います。

・ネタバレに関して
登場人物や大筋の流れは話しますので多少のネタバレを含みます。アニメ版全50話は、単行本でいうと18巻あたりなのでそのへんまでの話を少しかじる程度に書いていきます。
また、今回は、その先の話も書きたいので、ある程度の話を書いた後はゴリゴリにネタバレを含む「あひるの空」の良いところを書いていきたいと思います。


あひるの空はどんな漫画か

あひるの空は、バスケットボール漫画になります。主人公の「車谷空」が「九頭竜高校」に入学しいろんな仲間と出会い、インターハイ(全国大会)出場に向けて頑張る物語になります。連載はマガジンで2004年からになるそうです。(結構昔からあってびっくり!)

大まかな流れ
車谷空は身長が150㎝もなく、バスケというスポーツにおいて圧倒的に不利な体格をしている。しかし、彼は正確な3ポイントシュートと低く素早いドライブを持っていた。彼の母親は全日本の選手で、同じく身長が低い選手だった。その母親が若くして病気になり、遠くの病院に移らなくてはいけなくなってしまった。空は、高校ですぐバスケ部に入ってインターハイに出て、優勝したら会いに行くと母親に約束して、高校でバスケ部に入部する。しかし、バスケ部は不良のたまり場となっていて、練習すらできなかった。何とか空が説得してバスケの練習がようやくできたと同時に、バスケ経験者たちは中学時代に途中で部活をやめた人たちが多くいたことがわかる。その仲間たちとともに、インターハイ出場を目指して努力する。

主な登場人物

男子バスケ部メンバー・マネージャー・顧問を紹介します。紹介文は短めにさせていただきます。

・車谷空
主人公。得意技:3ポイントシュート。カルシウムを常にとる。

・花園百春
男子バスケ部主将。得意技:ジャンプ。シュートが恐ろしく入らない。

・花園千秋
百春と双子。得意技:パス。アフロ。

・茶木正広
バスケ初心者衆の一人。:得意技:特にない。家がお金持ち。

・鍋島龍平
バスケ初心者衆の一人。:得意技:野球。ひげが特徴。

・安原真一
バスケ初心者衆の一人。得意技:空手。リーゼントが特徴。

・夏目健二
広島弁のチャラい人。得意技:点を取ること。入れ墨が入っている。

・茂吉要
2mのひょろ長い人。得意技:フックシュート。すぐ疲れる。

・七尾奈緒
マネージャー。得意技:バスケ知識・戦略。ドジっ子

・五月先生
顧問の先生。得意技:書道。とりあえず生徒を走らせる。

他にも主要なキャラはたくさん出てきます。それもあひるの空の魅力なのですが今回はここまでとさせていただきます。

他のバスケ漫画と違うところ!

他のバスケとは、私が読んだ「スラムダンク」「黒子のバスケ」と比較させていただきます。他にもバスケ漫画はいろいろとありますが、この二つの漫画とします。

・これは奇跡の物語なんかじゃない。挫折と再生。

スラムダンクや黒子のバスケでは、4月にとんでもない逸材が現れて、その選手のおかげで勝利することが多々あります。黒子のバスケを読んでいる方ならわかるかもしれませんが、とんでもない奇跡のストーリーだと思います。もちろんそういった展開が悪いと言いたいわけではありません。
あひるの空でも、ある一つのスキルに特化した選手は出てきますが、それだけで勝てるような世界ではないと、現実を突きつけられます。中学時代にドロップアウトした人たちが、そう簡単に勝てるわけがないと。これは、ありえないような奇跡が起こる漫画ではありません。色んな人と関わっていく中で人として成長していき、そしてそれを後輩たちへ引き継いでいく、そんな挫折と再生の物語です。

・挑戦者の意地!実力者のプライド!

前半に出てくる挑戦者といえば新丸子高校になります。漫画的には実力者ですが、ここで出てくるキャプテンの千葉は、弱小校でなんとか努力してインターハイ掛けの総当たり戦まで来ています。そこでの千葉のセリフがかっこいいです!
また、実力者が放つ言葉が、
自分は高みを知っている。君はまだ全国レベルじゃないんだ。
と力の差を見せつけてきます。そのシーンは後ほど紹介させていただきます。

・女子バスケ部にも焦点を当てている

私は何となく中学生のころに読んでいて気付かなかったのですが、実は女子バスケ部も出てくるのが、このあひるの空の魅力の一つだと思います。スラムダンク、黒子のバスケの両方ともに一切出てきません。女子バスケのメンバーが出るということは、恋愛系にも発展するのかな、と思うかもしれません。その通りです。甘酸っぱい青春があります。でも、私が思う一番のポイントは男女バスケ部の一体感が出てくるところに魅力を感じています。女子バスケ部もはじめは、ただ何となく部活に入っている人がほとんどの中、先輩の引退した時の姿や、男子バスケ部の練習を見て一緒に頑張っていこうと決意します(厳密にはある瞬間を境に頑張り始めるのですがまた後ほど)。この魅力はあひるの空特有のものかな、と私は思います。

・主人公チーム以外の戦いが熱い
これは、スラムダンク、黒子のバスケにも登場しますが、あひるの空では後半になると異常に出てきます。ちなみにスラムダンクでは大きく、海南・陵南戦くらいしかありません。黒子のバスケでは、私が思うに、海常・桐皇戦、海常・福田総合戦、秀徳・洛山戦といったところでしょうか。あひるの空では、物語が進むにつれて、いろんな高校と練習試合をしていきます。その高校の予選での激闘にも焦点が当てられ、主人公チームだけでなく、熱い思いを感じられるものになっています。

他にもいろいろありますが、ネタバレを多く含んでしまう可能性があるのでここまでにしておきます。

ネタバレを極力抑えての紹介は以上になります。少しでも面白いなと思ってくれたら嬉しいです。

ではここからはネタバレガンガンに含む話なりますのでご注意を。



私が思うあひるの空の名場面

どの漫画にも必ずある名場面ですが、今回はアニメ版にはない、単行本19巻以降の話に絞りたいと思います。

・母のバスケットにこだわっていた主人公が一人でコートに立つ。

主人公の空の母親は全日本の代表選手になるほどの人です。その母親も身長が低く、また3ポイントシュートが得意な選手でした。その影響もあってプレイスタイルが少し似ています。相手が上手くてどうすればいいか考えるとき、いつも幼少期の母との会話が出てきます。3ポイントシュートが入らないときに両手打ちをしたり、母のバッシュをずっと使っているなど、様々な場面で母を慕っているシーンが登場します。しかし、母が病気で亡くなってしまったことをきっかけに、これからは自分ひとりでコートに立つと決意します。母にはないシュートフォームを開発したり、バッシュを変えるなど、空の成長を見ることができます。
まだ、話は続きますよ。母が亡くなった後、大栄学園との練習試合があります。そこで出てくる上木鷹山という選手が実は、空の母親からバスケを教わっていたことが発覚します。しかも、その上木のバスケスタイルは母親のバスケを忠実に再現したものなのです。はじめの試合は大差で負けることになります。それは、まだ空が母親を超えることができていない証明を指していると思います。その後は、練習を重ねてもう一度上木と戦い、母を超えた証明をする戦いが繰り広げられます(現在進行中です)。激熱ですね。

・女子バスケ部の意識が変わる瞬間

先ほど女子バスケ部も男子バスケ部と一緒にインターハイを目指していくと書きました。ちなみに男子バスケ部が本気でインターハイを目指すきっかけになったのは大栄学園との試合です。
大栄学園との試合後、男女でいろんなところに練習試合を申し込みに行きます。その中の一つ、里見西高校との試合で女子の意識が変わります。里見西の女子は県でも上位にいるチームです。そこと戦い、大差で負けます。その後、相手のエース「兵頭新」と出会い、「お前みたいなちゃらちゃらした奴は嫌いなんだよ」と言われる。せめて、試合で対等に渡り合えていたら、何か言い返せてたかもしれない。しかし、何も言い返せないことに悔しさがこみ上げ、絶対に上手くなってやるという決意が見える。最高のシーンです。その後の成長もすごいものになっています。

・部員が一人辞める!?

なんと部員が一人辞めてしまいます。非常にショックな場面ですが、その部員の今までの葛藤が見れるいい場面だと思い紹介します。ちなみにやめる部員は初心者衆の一人だということは伝えておきましょう。周りが急速に成長していく中で自分ひとりが何も結果を残せていないことに焦りを感じていた。また、新年度に新しい部員が入っていることに関しても、上手い人が入ってきたらどうしようという焦りも感じていました。それを顧問(この時点では車谷空のお父さん)の先生に見透かされ練習をさぼってしまいます。その後、顧問と二人で話すのですが、自分が思っていた仲間への嫉妬であったり、葛藤を打ち明け、バスケ部を退部することになります。仲間であっても、ライバル関係であり、それを上手く割り切ることは難しいことなんだなと思う良いシーンだと思います。

・新見さんの成長

新見さんは女子バスケ部で空と同じく身長が低い選手です。空のプレイを見て自分も上手くなって試合に出たいと決意します。まずは空に3ポイントシュートを教わります。その後は、空のお父さんが女子の顧問になり、練習が一気に厳しくなります。新見さんは上手くなりたい一心に練習を頑張りますが練習終わりに倒れてしまう。そんな苦悩もありながら、試合に出るチャンスが来て、3ポイントシュートで活躍する新見さん。やがてユニフォームをもらい公式戦でも活躍し、一番成長を感じてしまいました。

・結局、強豪校には勝てない?

あひるの空に様々な高校が出てきます。そのチーム全員がインターハイの出場を目指して試合に臨んでいます。ちなみにあひるの空での強豪校は大栄学園と昭和学院、北住吉になるかなと思います(あとは新丸子かな)。そこの一角を落とすために他のチームは練習をしています。私が一番印象深いのは、玉学の主将が言った「革命は   やっぱ無理か。。」というセリフ。私もこういう感覚に近いことを感じたことがあります。どんだけ頑張って上には上がいるということ伝えたいのかなと思います。


圧倒的強者のセリフ集

「翼を折られた鳥は、墜ちるだけだよ」

新丸子戦で常盤・空の対決で空の弱点が見つかり、完全に力を失った空に対して常盤が行ったセリフ。

「残りの1分で、お前らの現在地を教えてやろうか」

大栄学園の白石が言ったセリフ。試合終盤で追い上げムードの九頭竜高校だったが、残り1分というところで白石が大量得点で突き放される。お前らはどん底にいるんだよ、と教えるかのように。

「何度やっても同じやで、俺には勝たれへんよ」

菊川高校の二宮が言ったセリフ。中学MVPを持つ、空と同じ身長が低い選手。空が何度も1対1に挑むも勝つことができず、格の違いを伝える。

こいつらに”もしかしたら”なんて希望を与えちゃいけねぇ

交流戦で蒲地が言ったセリフ。トビが膝の調子が良くないことを知り、「俺は対等な条件でやりたいんだ」といい、試合前に20kmほど走ってから試合に臨んでいた。古賀監督も「まだ疲れるような時間じゃない、やる前に言い訳でも作ってきたのか?」と問う。それに対し「バカ言うな、ウチが勝ってどん底に突き落とすための布石さ」と言う。対等な条件でやって勝つことでお前らはうちに勝てないことを証明してやるという強い気迫が感じます。

こんなことろでしょうか。他にも名場面や良いところはたくさんあるのですがこの辺にしとこうと思います。画像はなんか言われたらすぐに消去しようと思います。ぜひ読んでみてください!!

何かしら誤字脱字あると思いますが、読んでくださりありがとうございました。

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