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なぜリモートワークで「不要な人」が浮き彫りになるのか本気で考えた

リモートワークの導入企業が増え、導入に対して様々な意見が出るようになりました。
その中でも特に話題になっているのが「リモートワークによって会社内の"不要な人"が浮き彫りになった」というものです。

しかし、リモートワークになったからといって、なぜ仕事の内容や質が浮き彫りになるのでしょうか?

そこで今回は2ヶ月のリモートワーク経験をもとにこの問題を紐解きたいと思います。

浮き彫りになったのは"不要な人"ではなく"不要な仕事"

リモートワークになって一番減ったのは「会議」です。オンライン会議はリアルに比べて進行が難しいです。ラグや止まってしまったり、発言が他の人と被ってしまったりとストレスが多いです。
実は他者の表情や姿勢から発言のタイミングを無意識に探っていたんだと気付きました。

その結果できるだけ報告はチャットで、会議も重要なことだけ話すようになりました。私の肌感では総時間の6〜7割は減りました。

そうなると一日のほとんどを会議に取られていた管理職の方は6〜7割、仕事がなくなったことになります。

この他にもリモートによって削られた仕事も多くあり、そういった業務を担当していた方は自動的に「不要な人」認定されてしまいます。

適応能力の差

当たり前ですが「会議は会議室で行うものだ」なんて言っている人は淘汰されます。

リモートワークによって請求書のやりとりをオンラインで行うサービスやオンライン面接の進行サービスなど様々なオンラインサービスの導入が進んでいます。

こういったサービスの利用に対して「今までのやり方の方がいいでしょ」「操作が分からないから前のやり方で進めよう」と順応ができない人はリモートワークでは新人同様なので「無能な人」認定です。

「努力だけの人」「能力だけの人」

評価制度の変化もリモートワークによって変わりつつあります。
結論からいうと人柄評価から成果評価になりました。

就業態度や人柄、言葉遣いなどリアルでないと見えない部分の評価はできません。
そのため成果のスピード、質のみで判断するしかなくなります。

結果、「あいつ仕事はあんまり早くないしミスもあるけど、態度も人柄もいいし、残業までして頑張ってるもんな」という人と「あいつ仕事は早いし正確なんだけど、生意気だし、なんかちょくちょくサボってるの見るのに定時で帰ってんだよな」という人の立場が逆転するわけです。

申し訳ないですが前者の方はリモートワークでは仕事は遅くミスが多い「無能な人」認定です。

まとめ

リモートワークの導入によって様々な仕事がなくなりました。
しかし同時に口頭で確認できていたことがチャットになったり、チームのタスク管理も細かくする必要があります。

結局、仕事量の絶対数は変わっていないようにも感じます。

この先、「無能」「不要」と言われないためには仕事の変化をいちはやく察知して行動できる順応性と行動力が必要になりそうです。



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